そんな僕等の日常は。 三幕
作者: 神田 凪   2010年04月01日(木) 12時52分56秒公開   ID:Fpk3UqE6X6I
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エイプリルフールなので。




1.浩介→祐介



「兄貴ー、俺彼女出来た」

「そうか、おめでとう」


あれ?期待した反応と違う。
今までの経験上、泣きわめくかと思ったけど。

ま、それはそれでいいか。どうでもいいし。



「それで、こうちゃんの彼女はどなたかな?」

「ああ、今度紹介するよ」

「いや、今教えて欲しいな」

「何でだよ。何考えてるわけ?」


「あはははは、何も考えてなんかいないさ。例えば、その彼女の家にたまたま隕石が落ちてきたりするだとか、万が一彼女の父親が転勤で一緒に外国に行っちゃうだとか、そんなことを計画しているなんて思ってもいないよ。あとそれから・・・」



「・・・うん。兄貴、カレンダー見て」







(泣きわめいてくれた方が良かった)








2.浩介→智弘




「智弘、俺彼女出来た」

「奇遇だね。俺も出来たよ」

「え、嘘」

「うん嘘だよ」

「だ、だよなぁー」

「それも嘘」

「え!?」



(どっち!?)









3.愛美→浩介



「佐川くぅん。お願いがあるのぉ」

「な、何!? 何でも言って!!」

「実はねぇ、愛美、祐介さんの写真を撮らないと死んでしまう病気になっちゃったのぉ」

「何だってぇ!?」

「でも愛美、カメラの使い方分からないの。佐川君代わりに撮ってくれるぅ?」

「え、」

「・・・そうだよね。ごめんね。頼れるのは佐川君しかいないとか思っちゃった愛美が馬鹿なのよね。ごめんなさい。愛美静かに天国に行くね」

「〜〜〜っ!! 俺がやるよ! 愛美ちゃんの頼みだもん」

「本当! ありがとう佐川君っ」

「まかして!」

「あ、できれば、カメラ目線の笑顔の写真だとか、お風呂上がりだとかそこら辺だったら、愛美寿命のびるらしいのぉ」

「分かった!」



どたたたたたたたた




「・・・ちょろい」






(罪悪感?何それ?おいしいの?)









4.智弘→浩介



「浩介、俺も実は河合のことが好きなんだ」

「何!? そんな・・・」

「ああ嘘「智弘も愛美ちゃんの可愛さが分かってきたのか!!」

「浩介?」

「そうだよな。あのくるくるした目とか最高に可愛いよな。見つめられると心臓にガンとくるような気がするよな!もうあの可愛さは世界中に通じるよ!人間国宝だよ。保存とかしといた方がいいよ。もし、あの身体に何か傷がついたら、世界の損失だよね。まったく政府も考えて欲しいよ。いろいろな政策の前にもっとやることあるだろうって思うよね!だからさぁ・・・」


「うん。お前の気持ち悪さは十分に分かったよ」






(めんどくせー)











⇒To Be Continued...

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