ジュエルプリンセス+大晦日すぺしゃる短編集!!
作者: 夏姫 みの   2010年12月31日(金) 19時25分29秒公開   ID:CWWU7A72x.k
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「ふふふふふ……あははははははははははは!!!!!!!! ふふふふふふふふ」
「?!」

 生徒会、弟の有紀までもが身を震わせた。桃奈が……悪役になってしまった。
 桃奈の悪役は第3期にて、見た人もいるだろう。でも、これは……その進化型らしい。

「私はネ申。ネ申よ!!」
「桃奈ちゃんが」
「姉さんが……」


「壊れたぁぁぁあああああ!!」



生徒会はオロオロする。


「ネ申は詩羽たんだってば!!」
「ふふふふふ。詩羽さん、貴方に本当にネ申の素質があるのかしら?」
「くっ……そういわれると……」


 わー。なんかどうでもいい劇場が始まったーという空気になる。桃奈と詩羽以外。


「んじゃあネ申様、あなたがいつも願いを叶えてくれたのですか?」
「ええ、そうですわよ」
「否定しないんだ!! そこ!!」


 叶氣が突っ込みを入れる。


「貴方は……ジュエルプリンセスですわよね」
「え、あ……。正直あまり自覚はしてないけど」
「自覚しなさい!」
「Σ(゚Д゚;エーッ! いつもは「ゆっくりでいいですわよ」というのがあったのに、今回は……なんかすごいね」
「ええ、すごいですわ。私はネ申ですもの」


 桃奈と叶氣のやりとりは続いた。


「さぁ、ジュエルプリンセス。さぞネ申の存在に憧れていただろう」
「だろう?! 口調変わった!! てか、桃奈ちゃんが!?」

「ふふふふふ」
「……魔王」
「魔王ではない!!」
「……キャラが崩壊してる……」
「たまにはキャラ崩壊しても、それは自分のキャラだ」
「言ってる意味がよくわからない!!」
「それは……えーっと……
「ちょっ!! 桃奈ちゃん。無理してネ申の役をしなくていいから!!」
「と、とりあえず、たまには自分のキャラを吐き出そうか!! ふはははははははははは!!!!!!!」
「いやー!! 桃奈ちゃん!! やめてー!!」



 桃奈の意外な、意外すぎる一面をみて叶氣は「うー……」と唸った。





⇒To Be Continued...

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