ミスティックシンフォニーセカンド!〜第二十五幕〜
作者: 零堵   2011年02月09日(水) 13時31分06秒公開   ID:YynBrr2ofCI
フェイクを無事捕獲した、早苗達は、幼馴染の品川晶と別れて
早苗は、未来からやって来たレイを連れて、早苗の家へと向かったのでした

〜碧川家〜
「ここが、私の家だよ?レイ」
「へ〜、ここがそうなんだ、結構大きい家なんだね?」
「まあね、まあお母さんと二人暮らしで、広いと言えば広いかな?」
「そう・・・じゃあ、この家の中に姉さんがいるの?」
「うん、昨日やって来て、私の家に泊めたから、いる筈だよ?」
そう言って、早苗は玄関の扉を開けました
「ただいま〜」
そう言うと、中から「お帰り〜、早苗ちゃん〜」と言う声が聞こえて
やって来たのは、エプロンをつけた早苗にそっくりな女性
早苗の母親の碧川恵奈でした
「お帰りなさい、早苗ちゃん、あら?その子は?」
「あのね?お母さん、この人はね?」
「も、もしかして・・・早苗ちゃんの彼氏!?私、認めないわよ!」
「ち、違うよ!美紀さんの弟のレイ君だよ!」
「そ、そう・・・勘違いしちゃったわ、ごめんなさいね・・・?
それにしても・・・」
「な、なんですか・・・?」
恵奈は、レイの姿をマジマジと見ていました
「美紀さんの弟なのよね?」
「美紀?早苗・・・」
レイがそう言ったので、早苗は小声でこう言いました
(美紀さんと言うのは、ミスティさんがこの時代で使っている偽名だよ?)
(そうなんだ、じゃあ話し合わせないとね)
「あ、はい、そうです、僕、美紀姉さんの弟の零(レイ)と言います」
「そうなの?美紀さんも大変ねぇ・・・」
「??大変??」
「あ、こっちの事よ?気にしないで、じゃあ美紀さん呼んでくるわね?」
そう言って、恵奈は家の奥に向かってから、数分後・・・一人の女性を連れて来ました
「美紀さん、貴方の弟のレイ君だっけ?やって来たわ?」
そう言うと、美紀はレイに話しかけます
「あ、レイ、どこ行ってたの?通信繋がらなかったじゃない」
「それは、姉さんのが電源切れてたから、通じなかったんだよ
僕のはちゃんと正常に動いてたの」
「え・・・?」
そう言って、ミスティ(美紀)は、ポケットの通信機らしき物を取り出して
調べてみてから、こう言いました
「あ・・・ほんとだわ・・・、あはは・・・ごめんなさいね?レイ」
「もう・・・ちゃんと充電しといてよ?」
「そ、そうね、と、ところであれは治ったの?」
「あれ・・・?あ、うん、治ったから迎えに来たんだ、姉さん、そう準備OKでしょ?」
「ええ、OKよ、それじゃあ恵奈さん、早苗、弟が迎えに来たから行きますね?」
「そう?じゃあ、お別れね?」
「そっか〜行っちゃうんだ、でも良かったよね?家族が迎えに来てくれたんだから」
「はい、そうですね、じゃあ私達は行きますね?では」
そう言って、美紀とレイは、早苗の家から出て行ったのでした
人がいない場所で、ミスティとレイはこう言っています
「準備できてるわね?レイ」
「もちろん、OKだよ、姉さん」
「じゃあ、お願い」
「了解、ミスティックトラベル!」
そう言うと、二人の周りの空間が歪みだして、二人の姿がぱっと消滅したのでした
〜未来の世界〜
未来の世界に戻った二人は、時空ポリス署の中にいました
「あ、ところで」
「何よ?レイ」
「早苗のお母さんが、僕の姿を見て「大変ね〜」とか言ってたけど
あれ、どういう意味だったんだろ?」
「恵奈さんがそう言ったの?」
「うん、僕、よく意味が分からなくて・・・」
そうレイが言うと、ミスティは少し考えてから、こう言いました
「分かったわ、恵奈さんがそう言った理由が、まあ、そうよねぇ〜」
「何?何なの?姉さん」
「自分で考えなさい、まあ簡単な理由よ、さてと・・・私は疲れたから家に帰るわね」
そう言って、ミスティは家へと向かったのでした
「あ、待ってよ、姉さん!一体何なんだよ〜〜!!」
そうレイは、叫んでいたのでした・・・

■作者からのメッセージ
はい、零堵です
ミスティ編完結です
ちなみにあとフェイク、約3体ぐらいなので、この物語ももうすぐ終わりになりそうです
まあ二十五話までいったので、アニメで言うと2クールぐらいですしね
ちなみに恵奈が「大変ねえ」と言った理由、結構理由簡単なので分かると思いますw
感想くれたちびはち公様、ありがとうございました

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