おとーさんの厄介な遺産 2 | |
作者: ルーク 2011年02月07日(月) 15時09分42秒公開 ID:gDpB60zr1as | |
そして、地獄のテストが終わり、木曜日の朝。 「じゃあ、母さん今日も仕事だけど、お昼とか大丈夫?」 「ん、だいじょーぶ。どうにかするよ」 「大丈夫です」 うなずいた私たちに、美香さんがよしと笑った。 「帰り、7時くらいになるかもしれないから、出来ればご飯作っといてくれると嬉しいなー」 「あ、私作ります!味は保証できないけど…」 「え、それ俺いらね」 「ちょ、ひど!」 私たちの会話に満足そうにほほ笑んだ美香さんは会社に行った。 「さて、どこ行く?」 っていうか、美香さんが喜びそうなものって何だろ。 「母さん、いつも仕事で疲れてるし、なんかリラックスするグッズにする?」 「あ、以外と考えてるじゃん。とりあえず身に行こう」 そして、悪夢の一日が始まった。 [続く] |
|
| |
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |