ミスティックシンフォニーセカンド!〜第二十幕〜
作者: 零堵   2011年01月22日(土) 11時01分17秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
昔に戻ってから数日後の事
早苗宅では
「早苗ちゃん〜」
「な〜に?お母さん」
早苗の事を呼んだのは、早苗を超溺愛している恵奈でした
「明日、仕事の休みがとれたから、一緒にお出かけしましょうか〜?」
「うん、私はOKだよ?お母さん、何所に出かける?」
「じゃあ、山の紅葉が綺麗に咲いてるから、山に行きましょう?
私、張り切ってお弁当作るわよ〜」
「解った〜、じゃあ決まりだね?」
そう言って、早苗は明日の準備に取り掛かったのでした
次の日
天気は快晴で、風もなく、お出かけには絶好の天気でした
早苗は朝早くにおきると、動きやすい服装に、帽子、リュックサックを装備して、中には、水筒を入れました
恵奈は、ウエストポーチにリュックサック、首からカメラと双眼鏡を装備しています
「準備出来た?早苗ちゃん」
「うん、お母さん、双眼鏡とカメラは、何に使うの?」
「綺麗な紅葉と、野鳥がいたら撮ろうと思ってね?あ、早苗ちゃんも撮ってあげるわよ?じゃあ、行きましょう?」
そう言って、二人は家から出たのでした
一時間後、山二到着した二人は、登山客が使う山道に入り、頂上を目指しました
途中、他の登山客が数人いて、結構人で賑わっています
「早苗ちゃん、疲れたかしら?」
「うんうん全然だよ?お母さんは?荷物とか重くないの?」
「心配しなくても大丈夫よ?さあ、張り切って行きましょう?」
そう言って、山の頂上を目指します
数十分後、そんなに高くない山なのか、頂上に辿り着きました
「う〜ん、空気が綺麗ね〜、景色の眺めも最高だわ〜」
「うん、本当だね?あ、あそこに休憩できるテーブルあるから、お弁当にしよう?
お母さん」
「うん、そうね?そうしましょうか?」
そう言って、二人は空いているテーブルに向かって、お弁当を広げました
お弁当の中身は、お握りに唐揚げ、玉子焼きにウインナーとハンバーグ
子供が喜びそうなメニューで、早苗も大好物ばっかりのメニューでした
「うわ〜おいしそう〜」
「腕によりをかけて作ったからね?さあ、頂きましょうか?」
「うん、頂きます〜」
そう言って、二人で食べていると、恵奈に声をかけてくる者がいました
声をかけたのは、数人の登山客で「一緒にご飯でもどうですか?」と恵奈だけにいいます
早苗は
(うわ〜、お母さん、やっぱりもてるんだね〜?まあ、美人だし)
そう思っていました
恵奈は。その申し出に「娘と一緒に楽しんでるんだから邪魔しないでくれます?」と笑顔でそう言い、申し出をばっさりと断っていたのでした
「ふう〜、おいしかったよ?お母さん」
「そう?よかったわ、あ、写真撮るの忘れてから、撮ってあげるわね?」
そう言って、恵奈はカメラを構えて、早苗をバックに写真を撮りました
「はい、笑って〜はい、チーズ」
そう言って、何枚も連続で撮り続けます
「お、お母さん・・・撮りすぎじゃない?」
「いいのいいの?記念になるしね〜」
「そ、そう」
そう言われて、早苗はぎこちない笑顔になっていました
そうして、数時間が過ぎ、あたりが暗くなったので、山を降りる事にしました
降りる途中、二人はこう話しています
「野鳥はいなかったけど、景色は綺麗だったわね〜」
「うん、ほんとだね?」
「また、休みが取れたら、一緒に出かけましょうか?早苗ちゃん」
「うん、解った」
そう話しながら、家へと帰っていったのでした・・・

■作者からのメッセージ
零堵です
今回は早苗親子の話を書いてみました
まだまだ続きますので、よろしくです
ちなみに碧川家は、父親がいない設定でお送りしています〜

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