江戸組っ!第一章 #11 化けの皮
作者: ちびハチ公   2010年08月17日(火) 13時10分41秒公開   ID:MRiX6gH5OZ6
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 「お前、良に何をした!」
僕は狼耳の良に向かって叫んだ。良はアイツのせいで『消滅』したんだ・・・。
「この世に2人も同じ人間、いらないだろ。アイツは罪人だぜ?あんな奴は元から消える運命だったんだろうよ!」
 狼耳の良が言い放った言葉が許せなかった。怒りに身を任せた僕は銃を取り出し、一発撃った。命中した、と思ったら狼耳の良が弾を刀の中に吸収したのだ。そして、さっきよりも強い電光が僕達を襲った。僕はやっと分かった。こいつに攻撃をしても意味が無く、そのかわりこいつの力になる。こんな時、良はどうする?!
 そう思っていたその時、無線が入った。
『30秒後に若草城を爆破する』
機械を通したような、不気味な声だ。一体誰だ?!
『残り20秒』
そう言うと、謎の人物は無線を一方的に切った。
僕達5人は急いで城から出た。
すると、

ドカン!

ものすごい爆発音だ。城は跡形も無く消えていた。こんな事、一体誰が・・・。
と、突然僕の目の前に青い袴の男の人らしき人が現れた。
「タダ者じゃない事は分かってたが、まさか爆発も余裕だとは思わなかったぜ」

 
■作者からのメッセージ
一人称x2です。
う〜ん・・・。どっちかが多い気がするのは気のせいでしょうか?

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