舞波学園活動記〜第一幕〜
作者: 零堵   2010年11月11日(木) 00時51分46秒公開   ID:YynBrr2ofCI
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春、新学期の季節、新一年生が舞波学園に登校をしていた
舞波学園一年の教室、この中には新しく入った新入生がいた

「よっまた同じクラスだな、雄一」


「そうらしいな」


雄一と呼ばれた男は、そう答えた、本名有坂雄一
平凡な何の取り柄も無いふつ〜の男子高校生である

「何も取り柄も無くて悪かったな」

そして、その雄一に話しかけて来たのは、中学からの悪友である三坂誠二でした


「同じ学校とは知らなかったぜ、まっこれからも仲良くしような」


「俺は別れたかったけどな」

「雄一〜あの日誓った俺達の熱い友情を忘れたのかよ〜」

「んなもん誓ってない!勝手に記憶を作るな!」

「まあ冗談だ、それより雄一、この学園に入って感じたことは無いか?」

「感じたこと?何も感じないぞ?」

「にぶいな〜このクラスの女子見てみろよ」


雄一は誠二に言われてクラスにいる女子を見た、ちなみに学園なのでみ〜んな同じ制服を着たりしている

「な?」

「なっ?て何だよ」

「だから、このクラスの女子って美少女いないだろ?あ〜誤算だったな〜俺のウハウハスクールライフ計画が〜」

「何だよそれ・・・」

雄一は、少しと言うかかなり呆れていた


「まあ三年間あるし、雄一」

「何だ?」

「可愛い子がいたら、俺に紹介しろよな」

「するか、馬鹿」

「そんな殺生な〜」

雄一達がそう話していると、チャイムが鳴って先生が入ってきました

「おっどうやら先生が来たな?じゃな」

誠二は、そう言って自分の席に戻っていた
こうして授業が始まった
そして昼

「さてと、帰るか」

雄一は、そう決めて教室から移動した
廊下を歩いていると、一人の女性に声をかけられました


「あなた・・・新入生?」


「え?そうだけど?」


「ふ〜ん・・・」


女性は、雄一の姿を眺めるように見ている


(な、何だ・・・?でも)


ちなみに目の前にいる女性は、美人である
制服を着ているので、ここの生徒の可能性が高い


「よし、決めた」


「はい?」

「貴方、名前は?」


「名前?有坂雄一だけど」


「そう、じゃあユウって呼ぶわね
私は、斉藤由奈、先輩だからね」


「由奈先輩?」


「ま、そんなとこね、ところでユウ、貴方・・・何かの部活に入る気ない?」


「部活?まだ決めてないな」


「じゃあ私達がやっている部活に入らない?」


「部活?何部?」


「それは入ってから教えるわ、どう?」


「どうって言われても・・・」


雄一は、悩んでいた
まあそれも当然と思われる
いきなり初対面の女生徒に部活に勧誘されたからだ


「じゃ、これ」


「はい?」


「はい?じゃないわよ、ペン渡すから、名前書くように、いい?わかった?」


「は?はあ」

雄一は、とりあえず紙に自分の名前を書いた



「ところでこの紙、何?」


「書いたわね?・・・ふっふっふ、ユウ!貴方は今日限り!我が部活の一員よ!」


「は・・・はああ!??」


雄一は、本気で驚いた
素早く由奈から紙を奪い取ると、紙の内容をよ〜く見てみた


「部活動参加申込書〜??」


「そう、これで貴方は私達と同じ部員よ?よろしくね?ユウ」


「よろしくってな・・・何の部活か教えて貰ってないし、それに、こんなの横暴だ!」


「嫌なの?」


「そんなの嫌に決まって・・・う・・・」


雄一は由奈の顔を見て驚いた
目に大粒の涙が見えたからです
こういう状況を一言で言うと
”男の子が女の子を泣かせている”に見えてしまいます


「駄目?」


ちなみに今の状況、数人の男女がヒソヒソと何か話しています


「う・・・解った・・・解りましたよ、由奈先輩」


「決まりね?じゃあ部活は明日から始めるからよろしくね?あ、ところでユウは、何年何組?」


「一年二組だけど」


「二組ね?解った、じゃあ部活動は明日だから、ちゃんと参加するように
以上、じゃね」


そう言って、由奈はいなくなりました


「結局部活に入っちゃったのか・・・あ、そういえば、何所で何をやるか、それに何の部活かぜ〜んぜん聞いてないぞ・・・」


雄一は、そう呟いていた
こうして、雄一の部活動活動記が始まったのであった


〜二幕〜

雄一が、舞波学園に入った初日
由奈と出会い、部活に強制的に入れられたのであった
次の日
教室にやって来て、自分の席に着いて
ため息をついていた雄一に誠二が話しかけてきたのでした


「よう、何かあったのか?」


「何かって何だよ?」


「いやな?お前、何か憂鬱そうな顔してるぞ?せっかく高校生になったんだ、楽しく行こうぜ?」


「お前は、何も考えてなくていいよな・・・」


「考えてるぜ?教えてやろうか?」


「何をだ?」


雄一がそう聞くと、誠二はにやっと笑った
なんか怪しいです、はい


「俺の頭の中にあるのは、ズバァリ!女の事だ〜〜〜!」


「聞いた俺が馬鹿だった」


「実はな?昨日、色々なクラスに行って、女の子の情報を見つけてたんだが、一年の女子で可愛い子は一年一組に二人ぐらいいたんだ、俺は名前を聞こうと思って話しかけたんだが・・・っておい!寝るな!」


誠二は、寝たふりをしている雄一を起こそうとする


「ちゃんと聞けよ?素晴らしい情報なんだぞ?」


「何所がだよ・・・あ、授業始まるぜ?席、戻れよ」


雄一がそう言う、確かにチャイムが鳴って、先生がやって来た


「く・・・せっかく俺のすんばらしぃ〜情報を教えようと思ったんだがな?ま、いいか、じゃな?」


誠二はそう言って、自分の席に戻った


「やれやれ・・・あいつナンパ男みたいだぞ・・・」


確かにそうかも知れないです、はい
誠二が席に戻ると同時に、授業が始まった
そして放課後

「雄一〜今日、遊びに行かないか?」


帰り支度をしている雄一に話しかけて来たのは、誠二でした


「遊びにって何所にだよ?」


「フッフッフ・・・聞きたいか?」


「朝言った事みたいな物だったら、ごめんだぞ」


「違うって、今日一緒にゲーセン行こうぜ?新しく新台が入ったって噂だしな」


「新台か・・・ちょっとやってみたいかもな・・・」


雄一がそう話していたら、教室に誰かやって来た
やって来た者は雄一を見つけると


「ユウ〜!行くわよ!」


「ゆ、由奈先輩!?一体何所に・・・」


やって来たのは、由奈であった
ちなみに誠二はぼーぜんとしています


「昨日言ったクラスのおかげで貴方のいる場所は解っていたわ
あとは、顔を覚えるだけだけど、私、記憶力いいからね〜」


普通、昨日出会って今日忘れるなんていう芸当、出来そうにないんですけど


「お、おい雄一・・・」


「何だよ」


「いつ知り合いになったんだよ!こんな美少女と!俺に隠していたのかよ!?もしかして彼女!?」


「一言言っておくぞ・・・知り合ったのは昨日で彼女でも無い」


「ほ・・・ならいいんだ、俺より先に彼女なんか出来たら、俺・・・お前に夜中に「別れろ〜」って呪ってやるところだったぜ・・・」


「やめてくれ・・・」


「ん〜・・・話している途中で悪いんだけど、行くわよ、ユウ」


由奈は、そう言って雄一の手を引っ張った


「由奈先輩、何所に・・・」


「いいから」


そう言って、教室から出て行きました


「雄一〜あとで、その先輩、紹介してくれよ〜」


誠二は、そう言っていたのでした


「ここよ」


由奈に引っ張られて着いた場所は、三階の部屋でした


「ここ?」


「そう、さ、中に入って」


由奈は、そう言って扉を開けた


「あ、部長」


「おっはよ〜」


部屋にいたのは、とても男とは思えない美少年とポニーテールの女子がいました


「あれ?由奈、その人は?」


「昨日から、わが部に入った有坂雄一君よ?」


「なんか無理やりだけど・・・有坂です、よろしく」


「僕は、風祭真、よろしくね」


「私は、田中由香里、よろしく〜」


「これで、全員集まったわね?では、自由部、活動するわよ」


「自由部?」

雄一は、聞いた事の無い部活の名前なので由奈に聞いてみた


「そ、自由部よ?ここは、部長が何をやるか発表して、それを部員全員で行動するのよ、しかも毎回やることが違うって訳、解った?」


「てことは・・・部長は、由奈先輩らしいから、一体今日は、何をするんだ?」


雄一がそう言うと、由奈はこう答えた


「さてと、とりあえず部員全員揃ったわね?では今日の活動をするので皆私についてくるように、以上!」



そう言って、部屋から出て行く
校舎から出て、たどり着いた場所は
ゲーセンであった、しかもそこは誠二と行くはずだった所でもあります


「今日のやることは、ゲーセンバトル
新メンバーとの友好を深める為のよ?そして、今日やる台はこれ」


そう言って指差したのは、今日誠二から聞いた新台でした

「さあまずじゃんけんでパートナーを決めましょう」


由奈がそう言って、皆でじゃんけんをする
結果

「よろしくね?」


「はい」


「やろうか?由奈」


「これでパートナーは決まったから、早速バトルよ?さあ最初に戦うのはどっち?」



雄一は、由香里と相談した後
由香里が先攻になったのでした



「最初は、由香里と真ね?さあバトル開始よ」


「行くわよ?真、手加減しないよ〜」

「僕だって負けないよ〜こういうの結構得意だしね」

そう言って二人ともにこにこしている
雄一は、何か気になったので聞いてみた


「あの二人って、どういう関係?」


「由香里と真の事?幼馴染みよ、家も近いそうよ?」


そう話しているうちに、勝負はついていた。どうやら真の勝ちみたいです


「負けちゃった、あとはよろしくね?ユウ君、真なんかコテンパンにしちゃいなさい」


「あっはい」



「今度は君だね?僕は手加減しないよ?」


「俺だってしませんよ」


こうして、雄一と真のバトルが始まった
そして結果、雄一が何とか勝ったのでした


「も〜駄目駄目ね?まあ見てなさい」


由奈はそう言って、真を払い除けて席に座る


「さあ勝負よ?ユウ」


「う〜ん勝てるかどうか、解らないな」

そう言ってバトルが始まった
雄一はボタンを連打して、攻撃を食らわしたが
由奈は、まるでゲーマーのような手つきでレバーやボタンを操作する
そして

「結果発表〜私の勝ちね」


こうして、四人のバトルが終わりました


「さてと、今日はいろいろと楽しかったし友好も深まったと思うわ?今日の活動はこれでおしまい、自由部解散〜」

そう言って、由奈は家に帰ってしまいました


「結局、自由部の活動ってなんなんだ?」


雄一は、そう呟いていました

〜三幕〜
雄一が、自由部に所属して、数日が経過致しました
ここは、舞波学園の校舎
ここにある一室に数人の男女が集まっていました


「さてと、皆集まったわね?今日はね?」


「由菜、今日やるのは?」


「これよ!」


由奈は、集まっている皆に一枚の紙を見せる
そこに書かれてあったのは
「クイズ大会!倒せ!クイズ王!」と書かれていました


「クイズ大会〜?」


「そうよ、これに出て優勝するわよw」


「でも、私達ってクイズに強かったっけ?」


「さあ?クイズなんてほとんどやらないからなあ・・・」


「ところで、聞きたいんだけど?由奈先輩」


雄一は、由奈に質問しました


「何?ユウ」


「何で、クイズ大会に出ようと思ったんだ?」


「ふっふっふ・・・いい所に気がついたわね?これを見て」


由奈は、皆に紙に書かれている内容を見せた


「え〜と?「俺の名はクイズ王、俺に挑戦する者を求む!俺に勝った暁には、豪華商品を進呈しよう!」何これ?」


「たまたま落ちてたから拾ったのよ?この舞波町にクイズ王がいるらしいじゃない?だから、このクイズ王に挑もうと思ったのよ」


「何で?」


「いや、だって面白そうじゃない
私の推理だと、こういう奴って何かと変な趣味とかもってそうだわ
だから自由部で対抗しようって思ったの
これも自由部の活動と私は認めるわ」」


「まあ、由奈先輩がそう言ってるって事はやるしかなさそうだな・・」


「そうみたい」


「あ、でも由奈」


「何?」

「これによると、「美少女、出来れば三名程希望」と書いてあるよ?なんか怪しいなあ・・・」


確かに怪しいです、はい
何かの陰謀を感じたりします


「いいじゃない、やるわよ」


「うん、なんかクイズ大会って楽しそうだしね?」


どうやら参加する事に決定しました
でも、何か重要な事を忘れてはいませんか?


「あのさ?そうやる気なのは解るけど、これ・・・三人ってなってるぞ」


「あ・・・そうだったわ・・・」


「本当・・・どうしよう?由奈」



由奈と由香里は考えていました
そして、何かを思いついたみたいです


「そうだわ・・・ねえ?由香里?」


「何?」


由奈は、由香里にヒソヒソ話をしました


「って言うのはどう?」


「いい、それでいこう?」


「じゃあ自由部、活動するわよ!」


「活動?一体何を・・・」


「なんか・・・嫌な予感がするんだけど・・・僕」


その予感は的中するような気がします


「行くわよ、真にユウ」


そう言って、自由部メンバー全員で校舎から出て行ったのでした
そして辿り着いた場所は


「ここか?」

そこは、一軒の豪邸でした


「そうよ?ここでクイズ大会が始まるらしいからね」


「絶対にクイズ王に勝つわ♪」


「あの〜部長、参加者美少女三人なんだけど?どうするつもりなの?」


真がそう聞くと、由奈と由香里はニヤっと笑いました


「だからね?これも優勝の為」


「そ、だからお願いね?真」


「え・・・・?」


「あ、俺・・・風祭がどうなるのか解った気がする・・・」


雄一はそう呟きました
そして・・・


「貴方がクイズ王ね?」


自由部メンバーは、豪邸に乗り込んで
そこにいた男に、話しかけました


「ん?ぬおおおおおおお!」


「な、何?」


いきなり男は吠えました
そしてこう言いました


「も、萌えええええ!」


「いきなり何なのよ?」



「おっと、失礼・・・地が出てしまって
美少女三人来たって事は、もしかして俺にクイズに挑みに来たのかな?」


「一応そうなるわね?貴方に勝ったら、豪華商品をくれるって事になってるけど?
どうなの?」


「ええ、あげますよ?俺に勝てたらの話だけどね?」


「勝つわよ!さあ、クイズを始めましょう」


「解った、ではルールを説明する
問題数は十問、一問でも間違えたらそこでアウトだ
で、ハンデとして三人で答えて貰う
俺の出すクイズに全問正解したら、豪華商品をやろう」


男がそう言うと、何かのスイッチを押した
その瞬間、部屋の家具が動き出し、解答席が現れました


「あ、それとこっちも豪華商品を渡す事になるのだから
君達が負けた場合は、俺の命令を聞いて貰うぞ
あ、その前に君達の名前は?」



「由奈よ」


「由香里で〜す」


「・・・・」


「ん?ショートカットの君、名前は?」


ちなみにショートカットの君と言うのは
真の事である、ちなみに女性の服を着ているので
女装しています


「真・・・」


「真ちゃんか・・・可愛いな!俺が勝ったら、真っ先に君を指名するぞ!」


「俺は雄一です」


「いや、お前の名前は聞いてないから」


雄一は、その言葉を聴いて由奈に話しました


「由奈先輩、こいつなんかむかつくんだけど?」


「殴ったりしちゃだめよ?クイズで勝てばいいのよ」


「では、始めるぞ!」


「僕・・・絶対に負けられない!」


真は、そう決心したのでした

〜第四幕〜

前回、自由部メンバーは、クイズ王にクイズに挑戦する事になったのでした


「さて、クイズを始めるぞ?もし一回でも不正解なら
俺の願いを聞いてもらおう・・・フッフッフ・・・」


クイズ王は、怪しい笑いをしながら三人を見た
由奈と由香里は平然としてたが、真だけは顔色を変えたのでした


「絶対に負けないわよ?」


「私も勝つ気でいるしね?」


「僕・・・絶対に負けられない」


三人は、そう決心したのでした
その光景を見ていた雄一はと言うと


「俺、別に参加してないから応援しなくちゃいけないのか?」


そんな事を言っていた


「さあ、始めるぞ!第一問
ゲームからの問題です、アメリカ版のファミコンの正式名称をフルネームで答えてみろ」


「うう〜、何だっけ?」


「結構難しい問題だわ・・・」


「え〜っと」


三人は、悩んでいた


「どうした?一問目で降参か?」


「いいえ、一問目で間違えたら自由部としての恥だわ
え〜っと・・・思い出したわ!答えは、NINTENDO ENTERTAINMENT SYSTEM(ニンテンドーエンターテイメントシステム)よ!」


「ぐ・・・正解だ!」


「由奈・・・なんでそんなマニアっクの知ってるんですか?」


「マニアックじゃないわよ?こんなの知ってて当たり前よ」


「俺・・・知らなかったぞ」

雄一は、そう呟いていた


「では、第二問!太陽の中身はどうなっている!」


「た、太陽?う〜ん」


「ここは、私に任せて?由奈
答えは、巨大な水素ガスのかたまりであって太陽の中心は
1500万度という、想像もできないような高温、高圧状態になっているの」


「な、何故そんなに詳しいのだ!く・・・正解だ!」


「えへへw丁度テストで出たとこだったんだよねw」


「次、第三問!キリスト教が日本にやって来たのはいつ?そして教えたのは?」


「え〜と・・・誰だっけ?」


「歴史はちょっと・・・苦手・・・」


「え〜と確か・・・キリスト教が日本に伝来したのは一五四九年(天文十八年)
イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルによってだったっけ」


「ぐ・・・正解だ」


「風祭の奴・・・隠れて勉強でもしてたのか?」


雄一は、そう呟いてからある事に気がつきました


「俺・・・別にここにいなくてもいいような気がするんだが・・・」


確かにその通りかも知れないです


「では、第四問目だ!夏目漱石の作品を五つ答えてみろ!」


「五つ!?そんな・・・僕・・・二つぐらいしか知らない・・・」


「え〜と、確か・・・
我輩は猫である、坊ちゃん、草枕、道草、門ね」


「こ、これも正解か・・・なかなかやるな?」


「まあね、誰でも知ってるよ」


「いや、知らないって普通」


「では、第五問!アニメーションから問題だ
手塚治虫先生の作品、鉄腕アトム、鉄腕アトムの七つの秘密は
これは、難しいぞ?フッフッフ」


「甘いわね?そんなの簡単よwジェット噴射で飛んで宇宙でロケットに変わる
二つ目は、60ヶ国語を操る
三つ目は人の心の善悪を感じ取って、四つ目は聴力を1000倍に出来て五つ目は目がサーチライトになって
六つ目がお尻からマシンガン、七つ目は力は十万馬力って事よ」


「詳しすぎるぞ!くやしいが・・・正解だ」


「由奈先輩・・・なんでそんなに詳しいんです?」


「だって家にそういうのが書いてある本あるしね」


「まだまだ問題はあるぞ!第六問!
五千円に書かれている人物は誰だ!」


「ん〜、何だっけ?」


「え〜と、由香里?判る?」


「お金の人物でしょ?確か・・・
樋口一葉(ひぐちいちよう)前は新渡戸稲造(にとべいなぞう)だったけどね」


「正解だ・・・ぐ・・・やばいな・・・
第七問!アニメ「ちびまるこちゃん」の家族を答えよ!
さぁ何人だ?」


「これは簡単よ?お父さん。お母さん。お姉ちゃん。おじいちゃん、おばあちゃん
まるこちゃんをいれて、だから六人ね」


「あっさり答えたな・・・これは簡単だったか?
第八問!インターネットのWWWは何の略だ?」


「これはむずかしいな?答え判るのか?」


三人は、考えてます



「ふっふっふこれは、判らないみたいだな?
じゃあ俺の勝ちでよいか?ちなみに俺が勝ったら
望むのは、真ちゃんとデートしようと思ってるぞ」

「う・・・嫌だ!部長、何とかしてくださいぃ」


「待って・・・思い出したわ
world wide web(ワールドワイドウェブ)よ」


「ぐ・・・正解だ!もう少しだったのに・・・
では、九問目だ!直角三角形において、斜辺の平方は他の2辺の平方の和に等しい」これは何の定理だ?」


「いきなり数学?私・・・判んないよ〜」


「真、判る?」


「これは、簡単ですね、三平方(ピタゴラス)の定理」


「何ぃ!くやしいが・・・最後の問題だ!
ドナーカードを持てるのは何歳以上の人だ?」


「え〜っと・・・何歳だっけ?」


「確か・・・十五歳以上よ」


「ぐ、全問正解だ・・・お、俺の負けだ・・・」


「一つ思った事があるぞ・・・めちゃくちゃマニアックすぎるぞ・・・」


こうして、クイズ大会は終了したのでした
自由部メンバーは、クイズ王から優勝商品の旅館のチケットを貰ったのでした


「今日の自由部活動はこれにて終了よ!」


「結構楽しかったw」


「僕・・・もう女装したくない・・・」


真にだけ変なトラウマを植えつけられたのでした・・・

〜終〜
■作者からのメッセージ
はい、零堵です
昔に書いた舞波の編集verです
ちなみに全部で四部作にまとめようと思うので、これが一作目です
ミスティックは時間ができたら続けようと思います。
では〜

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