狂物語>本編5>青髪の射手
作者: ハル  [Home]   2010年05月12日(水) 22時55分31秒公開   ID:m5M8TG0eh.A


「何とか成功させるように。以上!」


ジルの命令を聞くダリア達。

その命令というのは前の通りで、

ドールの言う「青い長髪の少女」にドールが生きていることを伝えるというやつだ。

その命に抜擢されたのはダリアとリリだった。

いつもダリアとリリは一緒になる。


ダリアはもちろんウルトラスーパーベリーベリーOKなのだが、

やはり突っかかる。


「だって、ダリアは新人じゃん。」


ごもっともである。

コレで納得した単純なダリアであった。












商店街に着いたダリア達。

ここで前に話したみんなの意見をまとめた。

ジルの考え:そいつは女の子なんだろ?買い物とか服とか買ってるのでは?

リリの考え:ドールを探している限り、人の多いところにいるとは思えないけど・・・。


まとめるとこうだ。

商店街か、町外れ。

ダリアとしてはリリの考えを尊重したいところだが、

権力的に隊長の意見を尊重し、商店街を見て回った。



あーーーー、、、いないです。。。。。。



俺は隊長の意見を破棄し、町外れへ向かった。

誰もいなくなったところに



                   いた。









あんの役立たずがぁあ!!!←※ジルのことです。





青い髪をなびかせる細い少女はそこにいた。

岩場に一人で座っている。

ダリアとリリが近づくと、

その足音に気づいたのか、

少女は振り向いた。


「誰?」


少女は警戒心丸出しで言う。

ダリアはできるだけ笑って言ってみた。


「どうも!新米軍兵、ダリアです!」


「リリ・アルです。よろしくお願いします。」


「軍の人?」


「ああっ!怪しい者ではないんですが。」



その瞬間、何もない場所から少女は何かを出した。



弓矢だった。


「えええええええ!????」


ダリア、超混乱。

リリ、唖然。




「怪しい人、私、嫌いなの。殺していい?」


「ダメダメダメダメ!!(汗)」




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