チビドロ
作者: 冷夏   2010年03月16日(火) 21時21分14秒公開   ID:ov6RKaAr3rc


=7= 無駄なテスト勉強


<日向光 目線>


「おーい、お前等ー!今度テストだぞー!」


帰りのホームルームに言われた一言・・・。


それはクラスを静寂に包む。(一部以外)





・・・テスト?





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「おい、光。テストの答案を職員室から盗め。」


「無理だよ!?」


僕は今日、麗と霧哉と綾と一緒に帰っている。


「それにしても綾はいいな〜。僕達なんかよりずーっと頭がいいんだから!」


「えっ?//////」


僕がそう言うと綾は顔を赤らめた。


「なんで照れてんだ?」


霧哉は僕の言いたいことをズバッと綾に突っ込んでくれた。


「・・・そういえば、生徒会メンバーで生徒会室で勉強会があるの。一緒にやる?」


綾は提案を切り出した。


「いいね〜!ってかいいの?」


僕は綾に笑顔を向ける。


すると綾はさらに顔を赤らめた。


「う、うん・・・。会長に聞いてみるね。」


「よろしくね!綾!」


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「あん?光達と勉強会?」


会長:澤井翔平は机にひじをついて綾に聞き返す。


「はい。ぜひ勉強したいって。」


そのやり取りを聞いていた未来とアスマは寄ってきた。


「え〜?光達って、光君と霧哉君がいるってことですか〜?」


「後、あのいつも怖い女の子♪」


未来が頬を手で覆う。


「光君は可愛くて、霧哉君はかっこいいって有名だよね〜。」


「そういう人と一緒にいると目の敵にはなんないんすか?」


綾は戸惑う。


「目の敵には・・・。っていうか、人気あるんですね、光君。」


その言葉に生徒会の全員が綾を見た。


「光君・・・だけ?」


未来は静かに言った。


「え?・・・あっ。霧哉君も・・・。」


あわてたように綾は訂正した。


そして生徒会の全員はすべてを察した。


「ああ・・・。光ね。うん、人気はあるな。」


会長は空気を読んだ。


すごく空気が張り詰めた瞬間だった。


「いいぜ。勉強会ならな。」


会長は許しを出した。


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「わからん・・・。」←光


「ちっ・・・。」←麗


「ふぁ〜・・・。」←霧哉


「・・・ブツブツ。」←綾


「・・・面倒臭ぇな〜。」←会長


「これ終わったらどこ行こうかな〜。」←未来


「チャットで待ち合わせしてんのは・・・。」←アスマ


「・・・う〜。」←ニラ


すごくバラバラな勉強会になりましたとさ♪


ってかホントにわかんないよ・・・。


勉強会ってみんなでワイワイして


教えあうものじゃないのかな・・・?


これじゃあイメージと違うよ・・・。





近づくテスト。


僕達の運命やいかに!?



・・・なんて大げさか。(笑)




■作者からのメッセージ
次はテストについて書こうかな〜って思ってます。

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