RETURN〜アナザーストーリ〜その2〜
作者: 真佐人   2010年02月24日(水) 00時22分43秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
〜1〜

ここは、何処かのあるお屋敷
ここに、一人の女性が何か考えていました

「志奈〜?一体何所に行ったのかしら・・・?」

彼女の名前は、綾香
綾香は志奈の事が大好きで
自分の家に雇うと色々とやったのだが
今の所、志奈は綾香の側から消えていた

「絶対逃がさないんだから・・・!ちょっと!」

そう綾香が言うと、何所からともなく黒装束の者達が現れる

「いい?絶対に志奈を見つけ出すのよ?見つけ出したら
すぐに私に連絡する事!わかったわね?」

黒装束の者達は、はっ!と言った後
闇の中へと消えていったのでした

「志奈・・・早く見つからないかしら・・・?
せっかく志奈の為に色々と用意しておいたのに・・・」

そう言ってると、一人の黒装束の者がシュパっと綾香の前に現れた


「え?何?見つけた?出かしたわ!さすが我がグループの者ね
何々・・・「RETURNという秘密組織に入った?」
一体何の事か知らないけど・・・絶対捕まえてみせるわ!お〜っほっほっほ!」

そう言って、綾香は志奈がいると思われる場所に向かったのであった・・・

〜2〜

ここは何処かのマンション
ここに一人の少女がやってきた

「え〜っと、ここよね・・・?」

彼女の名前は志奈
志奈は、秘密結社RETURNの構成員のバイトに応募して
面接で言われた住所にたどり着いたのである
その場所は、四階建てのマンションで外装が何故か黒をイメージしてあるらしく
漆黒の色になっていた


「なんか・・・不気味な場所よね・・・?
カラスが屋根にカァーカァー言ってるし・・・
まあ・・・とりあえず中に入ろう・・・」

志奈はそう言って、マンションの中へと入る
中は意外に広く、でも外装と一緒で床が黒色で壁の色が灰色だった

「やっぱり外装も内装も変よね・・・?まるで何か出そうだわ」

「待ってましたよ」

「キャア!」

志奈はいきなり声をかけられて驚く
声をかけられたほうに振り向くと、志奈と同い年ぐらいの少女がいた

「ようこそ志奈さん」

「あれ?この声・・・・もしかして面接で聞いた声と同じ声?」

「はい、私の名前は翠と申します、じゃあ早速志奈さんの部屋に案内しますね?」

「あ、はい」

志奈はそう言って、翠についていく
会談をあがって二階にたどり着いて、志奈は201号室に案内された

「ここです、私は隣の202号室なので、仲良くしましょうね?
ところで志奈さん」

「あ、志奈でいいよ?私も翠って呼んでいい?」


「うん、いいよ?じゃあ志奈、ちょっと聞きたい事あるんだけどいいかな?」


「ん?何?」

「私の任務ね?「ある人物から志奈を守ること」と言われたんだけど
このある人物って心当たり全くないんだよね?でね?この写真を貰ったんだけど
この中にある人物って映ってる?」

そう言うと、翠は志奈に一枚の写真を見せる
(注、写真はRETURN〜アナザーストーリー〜の画像を参照)


「う・・・うん、多分、この後ろに映ってる綾香だと思う・・・」

「綾香?その人は一体何者なの?」

「え〜っと説明しずらいなあ・・・何ていえばいいんだろ?・・・
まあ、私の元雇い主でかなりのお金持ちかなあ・・・
あとちょっと言動がかなり変かな・・・」


「ふ〜ん、なんかよく分からないけど大変だったんだね・・・
これからは私が守るから安心してね」

「う、うん、よろしく」

「じゃあ今日はもう遅いし、部屋に戻るね?お休みなさい
仕事の事は、明日、私が連絡するね?」

「分かったわ、ありがとう翠」

「いえいえ」

そう言って、翠は自分の部屋へと帰って行った
志奈は部屋の中に入ってとりあえず、寝る準備をした

「ここまで来たら、いくら綾香でも追ってこれないわよね・・・?
早くお金をためて、茜と一緒に暮らすように頑張らくっちゃ
なんか今日は疲れたから、もう寝ようっと・・・おやすみ・・・」

志奈はそう言って、眠ることにしたのであった・・・



続く?

■作者からのメッセージ
真佐人です。RETURN〜アナザーストーリ〜その2を書いてみました。
まあ、その3も書きますね。多分
次回はどういった展開にするかまだ考えてませんが
早いうちに書きたいと思います。
よければ見てみてくださいませ〜

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