スカイボーン〜天空の落とし子〜壱〜
作者: ヘレン   2010年01月19日(火) 20時19分34秒公開   ID:ov6RKaAr3rc




今日もマスクが蒸れている・・・




この世界は空から毒が降る世界



この世界に住むためには専用のマスクが必要だ





しかしこのマスクの感じが少し嫌だ



専用のマスクといえど外は毒の空気が張り巡らされている



少しでも毒が肺に入れば


肺の表面は腐り死に至る




そうならないために遮断されているため


違う意味で息苦しい











「どうした?」



大きな体の髭男は睨むように俺に声をかける


髭男の名はキャモン

俺達の上司みたいなもの



「具合でも悪いのか?」



俺は首を振る




「そうか。気をつけろよ。今から大玉のカモから金を頂くんだからな!」



男は歯を見せ笑う




俺はそれをいつもと変わらない表情で見ていた






しばらく歩くと高貴な服を着た爺さんに会う



そして俺はそっとバレないように目を瞑る










俺には他の人とは違う【特別な力】があった



それは【相手の心理状態を操る力】




だから【操る】ことではない



あくまで心理状態だ


その後の行動は神頼みだし

失敗することだってある




でもキャモンはわかってるのかはわからないが


よく俺を詐欺を働くときのお守りとしてよく連れて行く




それができなければ俺は存在価値がない


盗みだってそんなにうまくないし


ポーカーフェイスや口説きだって並だ





いってみれば【裏世界の落ちこぼれ】だ






しかし俺にはこの力がある



だから生き残れる




だから・・・・

























捨てられる・・・

























今日もカモの爺さんからガッポリ頂いた


これでまた俺は生き残れる





これでまた俺はこの盗賊団にいれる・・・










「テラ!」



名前をキャモンに呼ばれた




俺の名前はテラ




他の人とは違う化物・・・




■作者からのメッセージ
えーっとですね・・・

内容暗くなっちゃいましたね!
すみませぬ・・・ozs←土下座?

これからもよろしく頼みませ〜♪

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