閉ざされた扉 ACT.2 新生徒会

作者： 美桜  [Home]   2010年01月09日(土) 00時24分16秒公開   ID：HKVe8ZN.No2

【PAGE 1/2】 [1] [2] 「これでラストだ。同じく生徒会役員は―――宮田璃玖」 ついに発表された最後の生徒会メンバーは以外な人物だった。 みんな唖然としている。 閉ざされた扉 ACT.2 新生徒会 高等部でも中等部でも宮田璃玖と言う存在はとても有名な存在なのだ。 良い意味でだ。 誰にでも向日葵のように可愛らしい笑顔を向けているので向日葵の君とも言われているが、その半分いつのまにか隣にいたりするなど奇妙な少女とも言われている。 イメージが良いので特にブーイングなどもなかった。 まあその一言をいったら一発で停学処分間違えなしの言葉だから言えないって事もあるのだが。 ちなみに生徒会のメンバーへとなった璃玖は只今生徒会室の部屋にいたりする。 しかし、現状を測り切れていない。 何故なら生徒会室にある空中庭園で【祝新生徒会パーティー】と呼ばれるものが行われている。 「璃玖ちゃんもおいで!」 「はぁ……」 同じ生徒会メンバーとなった3年の香宮潮に呼ばれた。 他のメンバーは暢気にお茶を飲んでいる。 それにたぶん璃玖と一緒に入ってきた郁が作ったクッキーも一緒に食べてたりする。 「璃玖ちゃん、詩葉、郁君ようこそ生徒会へ!」 と言われた。 しかし、郁以外ははっきり言って聞いていなかったと思う。 璃玖は魂が飛んでいるし、詩葉は何時も通りにどうでもいい事は無視と言う存在だ。 「まあ一人ずつ自己紹介していこうか!ゆーちゃんから頼んだよ?」 「香宮先輩、ゆーちゃんとは?」 潮はあちゃーと思い出す。 この璃玖を抜かした生徒会メンバーは前から――即ち中等部の頃からずっと生徒会として活動しているのだ。 このメンバーにとっては新メンバーの宮田璃玖の存在がとても嬉しいことなのだ。 「ちなみに私のことは潮でいいからね!」 「はぁ…」 「えっとゆーちゃんだよね？ゆーちゃんとはこの風華学園高等部生徒会会長の星野有希のことなんだ!」 「えっ会長?」 会長をそんな風な呼び方をしていいのか、と一瞬思ったが考えてる時間が無駄だったのかもしれない。 この者達は生徒会だ。あくまで生徒の一人だから呼び方は自由な筈だと思考した。 「ちなみに有希をゆーちゃんって呼ぶのは彼奴だけだから安心しろよ」 そうはいたのは先ほど璃玖達を助けた鏡音空だ。 わざわざ嫌みったらしく言って、潮を怒らすことになるのだが…… 「全く同意見だ。私が何故彼奴を馬鹿らしい呼び方をしなければならない」 お茶を飲む。その言葉にはとても不機嫌さが表れていることが分かる。 さり気なく潮と有希を侮辱している。 「僕がゆーちゃん何て呼んだら月島さんに怒られちゃいますよ。それに有希様は僕のご主人様ですから」 可愛らしい笑顔で言うが恐い。 さり気なく僕のを主張して言う所に黒さを感じられる。 それにしても月島さんって誰だ？ 「お前等ぼくをいるのを知っていていっているのか」 やっと喋りだしたのが会長の有希だった。 ハッキリ言って璃玖は他のメンバーの話を聞いていた為に有希の存在をまったく忘れていた。 案外、生徒会メンバーも同じだったりする。 「「「そりゃー知ってます」」」 と先ほどの３人が言った。 「あのー私から一つ質問いいですか?なんで生徒会役員が私なんですか。できれば10文字以内で説明をお願いします」 何故１０文字以内なのだと全員思う。 詩葉はこんなに璃玖は馬鹿だっただろうか――なんて考えているほどだった。 「下僕が欲しいから」 「無理矢理」 「遊び相手が欲しい」 「私だけじゃつまらん」 「皆様の意見で」 喋ったのは有希、空、潮、詩葉、郁の順番で殆どが10文字に収まることが出来た。 それにしても璃玖は理由が気に入らなかった。 有希以外はまあ何とか納得はしてやろうとは思うが残りの１人の下僕と言う言葉がとても気にくわないのだ。 だが、それはそれで生徒会活動を高校生活を楽しく過ごせるのかもしれない。 ――――幸せとは光と闇の裏表って知ってた? Fin. ⇒To Be Continued...

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