Let's Christmas! 生徒会交響曲 特別演奏 祝え!我らが世界最狂生徒会!
作者: なぁび  [Home]   2009年12月26日(土) 22時50分48秒公開   ID:AJmuvnbMP/c
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「さーむいっ!」

生徒は口を開けばその一言ばかりが口から飛び出る。

けれども誰一人「サボろう」などという者はいなかった。
この学園では生徒会が“絶対”であって逆らえば退学にされて終わり。
退学にする権利も生徒会が所有しているのだ。


「それではいちについて……よーい……ドン!」

パアァァンッ!

ピストルの音が寒空に響き渡る。
と共に生徒が一斉に走り出す。

先頭を走っているのは空空、奏実、奏多、夕人。
ちなみにコースは学園の周り1周だ。さすがお嬢様学園とだけあって距離も半端じゃない。


(……ったく、めんどくせー……)

別に素晴らしい称号など欲しくもない。ただ単に早く温まりたいだけだ。
奏多は一気にペースを上げる。

そしてそのペースに追い付くことなど到底誰も出来ず、そのまま一気にゴール。

なんともあっけない。(実況している作者が)



「……お前、あんだけやる気がなかったくせに……」

2位にゴールインした男空が息を切らせながら奏多に言った。

「めんどくせーからさっさとゴールしたかっただけだ」
「そんなこといって、かっこいいとこ見せようとか思ってたんだろ」
「お前と一緒にするな」

とにかく、“素晴らしい称号“をてにしたのは奏多であった。





⇒To Be Continued...

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