ルーチェ・フィーロ #18♪嫌いな人
作者: 南田 恵理   2009年12月14日(月) 21時36分03秒公開   ID:Ee3yYWMigJ6
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ゲイル「・・・。」



緑の木々が生い茂る季節はずれの森に男はいた




男が向かっているのはある一つの屋敷



オシャレな色使いに綺麗な看板・・・



男はそこに入っていった





カラン♪カラン♪



ゲイル「リンシェル、いるか?」



ゲイルは女の名を呼んだ











リンシェル「いるわ。何か用?」



お洒落な階段から出てきたのはへそだしの半袖、半ズボンの季節はずれの女性



栗色のサラサラの長髪が特徴だ



ゲイル「・・・・・・。」



リンシェル「やっぱり別れはつらい?ゲイル・アンタレス・グラ・フォード。」



ゲイル「・・・・まだ俺の本名覚えてやがったか・・・。」




リンシェル「当たり前よ!一応、血はつながってるんだし!」




ゲイル「一応な・・・。」




リンシェル「・・・・。」











ゲイル「ガキのころなんてさ、俺ら良い思い出なんてねぇんだよな・・・。」




リンシェル「・・・・まるで今は良い思い出があるような言い方ね。」





ゲイルは笑う



ゲイル「・・・・皮肉だ。そんなものをもらった人に今、憎まれている。」



リンシェル「・・・・・。」




ゲイル「俺らにはそれがお似合い・・・か?」



タッ・・・!


























ゲイル「・・・・!」




リンシェルはゲイルに抱きついた




リンシェル「・・・不幸が似合う人なんていないよ?」




ゲイル「・・・・・。」



ゲイルもリンシェルを優しく抱きしめた






⇒To Be Continued...

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