正義炸裂ケンセイヴァー 第1話 「ケンセイヴァー参上!」
作者: けん    2009年12月02日(水) 21時48分32秒公開   ID:cZUIXcDokvk
ここは地球。美しき青い星はいつまでも平和ではなかった。再び黒き力が現れた。
それは暗黒大帝国。そして・・
「人間共よ。よく聞け!!ワシの名は暗黒帝王ダークネス。今日から地球はワシがいただく!!」
「そうはさせんぞ!!」
「誰だ!!?」
「私はエルドラン!!太古よりこの地球を守り戦士。この地球は貴様には渡さん!!」
「なるほど、だがこのワシを止められるものか!!」
暗黒帝王ダークネスは強力な波動を放った。
「くっ!!頼むぞ!! ケンセイヴァー!!」
エルドランの後ろに巨大なロボットが現れた。なんとかダークネスの攻撃を受け止めたが、そのまま地球に落ちた。
「ふふふ この月を我がアジトとする。出でよ!!暗黒騎士ガイスト!!」
ダークネスの前に一人の男が現れた。
「お呼びでございますか? 暗黒帝王ダークネス・・・・・」
「これからの暗黒帝国の地球侵略作戦はお前に任せるぞ。」
「かしこまりました。」

一方ここは、地方都市「虹村町」・・・・。
ここでは虹村小学校 普通に授業をしていた。

「Zzzzz・・・・・」
「翔。今寝ていたらまずいよ。」
「そうです。七瀬先生の授業ですから・・・・」
しかし時すでに遅し・・・
「修正したる!!」

げんこつ!!

「あいてぇ!!」
「御剣―居眠りすなー。」
「すいません。これでも居眠りしないように頑張って意識集中しているですけどでも知らない間に飛ぶんですっ!!奴らは突然くるんですっ!!防御不可なんですっ!!」
「教師に力説されてもなー。ん? おい、美紗緒、居眠りすなー」

げんこつ!!

「うう・・・」
そして休み時間になって翔と美紗緒は先ほど七瀬奈々子先生に殴られた頭を押さえていた。
「痛そうだね・・」
「ああ・・・・」
「和泉さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫。二人ともこいつを甘やかさない方がためになるよ。」
「うう〜真治くんも。ひどいよ。」
「うるさい!!」
すると美紗緒が
「みくちゃんも心配してるでしょ。」
「美紗緒!!余計なことは言わなくていいの!!(///////)」
「これはまた立派なツンデレですわ!!」

げんこつ!!×2

「殴るわよ。」
「もう殴ってるよ。しかも二回も・・・」
「あははは・・・」
すると巨大な光が現れた。それは翔達を包んだ。


「あれ・・・・ここは・・・」
翔達18人の目の前には一体の巨大ロボットがあった。
「これは・・・・」
そこから光の人物が現れた。
「私はエルドラン。太古よりこの地球を守り戦士。今この地球に新たな危機を迎えた。その名は暗黒大帝国。これからは君達がこの地球を守るんだ。そのためにケンセイヴァーを託す。」
そういうと翔の手にブレスが付けられた。
「これは・・・・」

その後、光がはれると、そこはいつもの教室であった。
「すごい光だったな。それにこんな物までもらっちゃったよ。」
「そうだな・・・・って真治も!!?」
「翔くんや真治くんもですか!!?」
「これって一体・・・」
「みくちゃんやあやめさんもなのか!!?」
「うん・・・」

そのころ街では一人の少女がいた。
「ふふふ・・・。この地球を我ら暗黒大帝国のものにするわよ。」
ネリエスは呪文を唱えた。
「目覚めよ!!暗黒獣よ。長き眠りより覚ますがいい!!出でよ!!暗黒獣ハンマーン!!」
ネリエスの前にハンマーの姿をした暗黒獣が現れた。
「ハンマー!!!!」
「ふふふ、このまま地球を破壊するがいいわ。」

その頃翔達は
「え!!?佳奈美ちゃん達も同じ事に」
「うん、私だけじゃなくてみくちゃんや真吾くん、獅子王さんも見たよ。」
「翔の話では同じクラスのみさきちゃんや木村さんも見たという話だしな。」
すると真治と美紗緒の二人のついたブレスが輝きはじめた。そしてカードが現れた。
「何だろう?これ?」
「このブレスに装着すれば…」
二人はカードをスラッシュした。それは同時に18人の少年少女達も同じであった。
「何だよ!!これ!!」

すると空から巨大な戦艦が現れた。そこに少年少女達は集結した。
「悟、小百合、絵里奈、仙太郎も・・・」
「有香ちゃんに愛子ちゃん、坂井君もいるよ!!」
「美紗緒・・・」
「これって一体・・・」
あやめの手には戦艦の絵が描かれているカードが現れた。
「これは先ほどのことは夢ではないことが分かりました。」
そしてあやめはブレスにカードをセットした。
すると・・・・戦艦が機能を働きはじめた。
「所で翔くん・・・」
「何?ミサッチ。」
「何でさっき私の名前を呼ばなかったの?」
「ん!!?」
翔、美紗緒、真治の手には騎士、鳥、一角馬の絵が描かれているカードが現れた。
そのカードをブレスにセットした。その瞬間!!
三人が消えた。
「これって一体・・・ってうおおお!!服まで変わっている。」
翔達がいたのはセインナイト、ファイアーフェニックス、サンダーユニコーンのコクピットの中であった。そしてそのデータが現れた。
「馬がサンダーユニコーン、鳥がファイアーフェニックス、人型がセイントナイトですか。」
そしてあやめの手にはカードがあった。
「何が何だかわかりませんがこのまま出動します。」
そしてブレスにセットした。その瞬間三体のロボット達はゆっくり上がると甲板についた。そして一気に発進した。
「どうなってるんだよ!!?」
「ええええ!!」
「そんなぁ〜」

その頃街では暗黒獣ハンマーンが町を破壊尽くしていた。防衛隊も必死に応戦するが返り討ちにあうだけであった。
「ふふふ、これでガイスト様の愛は私の物よ。」
すると先ほどの三体のロボットが現れた。
「あれはまさか・・・」
「これっていったい・・・」
「誰だか知らないけど邪魔はさせないわよ。暗黒獣ハンマーン!!」
「ハンマー!!!!」
ハンマーンは三体に襲い掛かった。
「うわあああっ!!!」
サンダーユニコーンは攻撃されてしまった。
「真治!!」
つづいてハンマーンはセイントナイトとファイアーフェニックスを攻撃した。
「きゃああああああああああああ!!」
「うおおおおおおおおおおおおおお!!」
そして翔の意識が薄れていた。
「う・・・・ここまでなのか・・・・」
しかし翔はエルドランの言葉を思い出した。

『私はエルドラン。太古よりこの地球を守り戦士。今この地球に新たな危機を迎えた。その名は暗黒大帝国。これからは君達がこの地球を守るんだ。その為にケンセイヴァーを託す。』

「そうだ・・・俺達は負けるわけにはいかねぇ!!」
そんな時三人のブレスからカードが・・・・
「三人共よく聞いてください。そのカードをスラッシュして下さい。そうしたら合体ができます。」
それを聞いた三人は
「わかった。やってみるよ。」
「翔くん。行くよ。」
二人はカードをスラッシュした。そして・・・
「俺も行くぜ。ケンセイヴァー正義合体!!!」
翔もカードをスラッシュした。

するとセイントナイト、ファイアーフェニックス、サンダーユニコーンは駆けだした。サンダーユニコーンは頭部と尾が外れると四足を収納し、体が分割した。セイントナイトは頭部と腕を収納すると上半身を一回転した。そして両足にサンダーユニコーンの胴体が合体し、新たな両脚となった。そしてファイアーフェニックスは体が分割し、足の爪が収納され、拳が出現した。そしてそのままセイントナイトの上に合体すると、ファイアーフェニックスの頭部と首が収納され、新たな頭部が出現した。それと同時に額のクリスタルが輝きはじめた。そして翼を広げるとその雄姿を見せた。
「あの三体が合体するなんて・・・」
ハンマーンが再び襲いかかった。
「翔。来るよ!!」
「こうなったらヤケだぜ!!」
翔は剣の絵が描かれているカードをブレスにセットした。
「セイヴァーシールド!!」
ケンセイヴァーの左腕にセイヴァーシールドが現れた。その中央から重力波が放たれた。それによってハンマーンは動きを止められてしまった。
「セイヴァーブレード!!」
空から強力な光が現れた。それは巨大な剣、セイヴァーブレードとなった。
そしてケンセイヴァーはセイヴァーブレードを手にすると、そのまま暗黒獣に向かった。
「セイヴァーフィニッシュ!!!!!!!!!」
そしてハンマーンを一刀両断にした。
ハンマーン「ハンマー!!!!!!!!!!」
断末魔を上げたハンマーンは爆発四散した。
「正義!!」
「炸裂!!」
「ケンセイヴァー!!!!」
ケンセイヴァーはセイヴァーブレードを天にかざして、決めポーズをとった。
「おのれ・・・・・」
ネリエスはその場から消えた。
「俺達どうなるんだろう・・・・」
そしてそれを見た者がいた。
「何やこれは・・・・」
「またエルドランのロボットか!!?」

続く

次回予告
「ケンセイヴァーを手に入れた俺達であったけれど、それが没収されることになっちゃうんだよ。どうしよう。次回正義爆裂ケンセイヴァー「結成!! セイヴァーズ」来週も平和で行くぜ!!」
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

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