鴉の声
作者: 真佐人   2009年11月25日(水) 18時48分44秒公開   ID:YynBrr2ofCI
〜鴉の声〜


大空を鳥達が飛び立つ。
優雅にそして華麗に飛ぶ。
しかし例外もあったのであった・・・。

「私は黒き翼を持つ鳥、さて今日のは人間の町へ行ってみるか・・・」


黒き翼を持つ鳥、鴉は翼を羽ばたかせて飛び立つ。
そして上空から人間達の住む家々を見下ろしているのであった。


「これが人間達が住む家か・・・とりあえず降り立つか」

鴉は、降りる場所を決めて降り立つ。
その場所は、広い広場と遊技場が重なっている。
人間たちが言う公園と言う場所なのであった。


「あ、鴉が降りてくる〜」

人間はそう呟くと、鴉は砂地に着陸したのであった。


「ここが人間達が住む場所か・・・」

鴉は、人間には聞こえない言葉で言う。
人間には泣き声として聞こえるのである。

「鴉・・それは黒い鳥、昔は災いをもたらすと言われてる」

鴉は、羽を羽ばたかせた後、又、すぐに飛び去ったのであった。
鴉が、上空を飛行していると同じ鳥の鷹に出会った。

「やあ、鴉、飛行中かい?」

「それはお前もだろ」

「まあ、そう言うなって、所で人間の町はどうだった?」

「良くも悪くも無い、普通だ」

「そうか・・・でも気をつけたほうがいい、人間は俺たちにとっては、天敵みたいなものだからな」

「それは解ってる、俺は唯行って見ただけだ」

鴉がそう言うと、鷹は「そうかなら私はこっちなのでまたな」と言って鷹は方向を変えて飛び去っていったのであった。
鴉は、再び人間の住む町にやって来た。
しかし、人間はどうやら鴉を嫌ってるらしく
色んな罠を仕掛けて待ち構えているのを鴉は知らなかったのである。

「今日も人間の町に着てみたが、何か雰囲気が変わっているな・・・」

鴉の目に、食べ物と思われる
物が見えて、鴉はそれに飛びついた

「あ、美味しそうな食べ物・・・うわ!」

鴉は罠に引っ掛かり、捕まったのであった。

「鴉・・・それは黒い不幸を呼ぶ鳥・・・私達は嫌ってる・・・」

「くそ!離せ!こんな事なら来るのでは無かった!」


鴉は、カアーカアーと叫んでいる
人間には鴉が何言っているかは、聴こえないので泣き声として聴こえるのであった。

「鴉・・・貴方はこの町には不要・・・消えなさい」


人間は、武器らしき物を構える
鴉はそれを見て驚き、泣き叫ぶのであった。

「うわ!何しやがる!とっとと俺を離して、自由にしろ!」

鴉は必死に泣き叫ぶ
しかし人間には泣き声しか聞こえないので何を言っているかは、解らないのであった。こうして鴉は人間に理解されずその町から消滅する
人間は、何事も無かったかのように毎日を過ごしているのであった。
その日、鴉の鳴き声を聞いた人
それはほとんどいなかったのであった。



FIn
■作者からのメッセージ
久しぶりの登場、真佐人です。昔書いたものを一部変更して投稿します。

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