ロストハンター〜第一幕〜
作者: レイド   2009年11月08日(日) 15時51分01秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
世界には、未だに発見されてないお宝が存在する。
それは、大魔道士の遺産だったり、過去の産物だったり。
とにかく色々あるのである、それをロストアイテムと呼ばれていた。
それを集める者達がいた、人々はその者をロストハンターと呼んだのである・・・。


〜第一章〜空飛ぶ靴〜


何処かの小さな諸島、諸島の名前はアクアマリンと呼ばれている。
アクアマリンの船着場から、船で移動する者がいた、それは・・・

「さて、ここにもロストアイテム無かったし、次の場所へと行くか・・・」

彼の名は、レイト・サージェント、腕利きのロストハンターである。
レイトは、アクアマリン諸島から船で何処かへ向かうようであった。


「さて・・・何所に向かうかだよな?」

レイトが、そう呟いているとレイトに話しかけて来る者がいた。


「あの〜、もしかして貴方、旅人ですか?」

「ん?」

話しかけて来たのは、レイトと同い年ぐらいの女性であった。

「俺に何か用か?」

「いや気になったの、一人旅にしては荷物が少ないな〜と、もしかして、夜逃げ?あ、夜じゃないかあ」


「夜逃げってなあ、とりあえず言っておく、違うぞ」

「じゃあ、何でこの船に乗ったの?」

「俺は、ロストハンター、ロストアイテムを探しまわる者さ」

「ロストハンター?何それ?詳しく教えてくれない?」

「詳しく?まあいいけどな」

レイトは、女性にロストハンターは何か?を教えたのであった。

「何か楽しいかもw私もそれになるwはい、決まりw」

「おいおい・・・それでいいのかよ」

「うん、もう決めたからwあ、私の名前はユーリア・ハルメリアよ?よろしくね?そう言えば貴方は?」


「俺か?俺は、レイト・サージェント、レイトで構わない」

「じゃあ、私もユーリアでOkよ?で、レイトは何所に向かってるの?」

「いや、まだ行くあてが無い、けど船で何処かへ行くという事だけは決まっているがな?」

「そうなんだ?じゃあ、ここに行ってみない?」

「ここ?」

ユーリアは、自分の持っていた荷物から地図を取り出してこう言う。

「この船は、アクアマリン諸島から、アルフィード港町に行く事が決まってるわ
この港町のアルフィードの近くに、空飛ぶ靴って言う物があるらしいの」


「空飛ぶ靴か、普通の武器屋とか靴屋では売ってないな、聞いた事も無いしもしかして、ロストアイテムの可能性って事か?」


「そう言う事、他に行く所無いんでしょ?じゃあ行ってみようよ?」

「そうだな、そうするか」

「はい、決まりwじゃあ私もレイトと一緒についてくね?これからもよろしくwレイト」


「あ、ああ・・・」
(えらく強引だな、ま、いいけど・・・)


こうして、ユーリアがレイトの仲間になった。
レイト達の行き先は決まったのであった。
レイト達の行き先は、決まった。
港町のアルフィードである
ここに、空飛ぶ靴を探す為に向かう事にしたのであった・・・


〜二〜


「あ、着いたみたいだよ?レイト」

「ん、そうだな」

レイト達の乗っている船が、港町アルフィードに到着する。
港町アルフィードは、漁業が盛んな町で、人々が大勢いてとてもにぎやかな町であった


「さあ、降りるか」

「そうね、早速行きましょうw」

レイト達は、船から降りた。
船から下りて、しばらくしてレイト達の乗ってた船が別の町へと運航を再開したのであった


「さて、何所に空飛ぶ靴があるかだが・・・」

「どうする?誰か脅迫して、情報でも聞き出す?脅迫方法は考えてあるわよ?」

「いや、無関係の人を脅迫してどうするんだ・・・普通に聞き込みをやった方がいい」

「ちぇ・・・せっかく実行しようと思ったのになあ・・・」

(何を考えてんだ・・・こいつは・・・)

レイトは、そう思ったのであった。
レイト達は普通に聞き込みをした、そして得た情報は西の塔に、それらしい物があると言う事だけだった。


「西の塔か・・・何か、怪しいな?」

「そうね、早速行ってみようよ?行ってみないと解らないじゃない?」

「そうだな、よし行くぞ」

「了解〜」

レイト達は、西の塔へと向かった。
西の塔
西の塔は、古い作りになっていて、今にも崩れそうになっている。
扉は、錆びていて間単に開いたのであった。


「間単に中に入れたけど、お宝があるとしたら何所が怪しいと思うか」

「そうね〜私だったら、最上階か地下にあると思うんだけど?」

「そうか、でも地下は無いようだな、辺りを見渡しても、隠しスイッチとか無いからなあるのは、上に上がる階段だけだ」


「じゃあ、上がってみよう?絶対にあるってw」

「そのつもりだ、行くぞ!」

「おお〜」

レイト達は、階段を駆け上がった。
そして、最上階、最上階には部屋が二つあり一つは、空き部屋、一つは扉が付いていた


「どうやら、この奥にありそうだな」

「そう見たいね?どうやって開ける?」

「そうだな・・・こういう場合、考えられるのは力づくでか暗号を言うかだが・・・何所にも暗号らしい物は見つからないな?」


「じゃあ、私に任せて?こう見えても武術を習ってたし」

「そ、そうか・・・じゃあやってみろ」

「うん、いっくよ〜ハアアアア!破砕功!(はさいこう)」

ユーリアの攻撃により、扉にヒビが出来て、そして跡形も無く崩れた。


「よっし、完璧wさあ、開いたわよ」

「開いたというより、壊したんだろ・・・・」

「まあまあ開いたんだし、いいじゃない?さあ中に入りましょう」

レイト達が、部屋の中に入ると、一足の靴が置いてあった。

「どうやら、これが噂の空飛ぶ靴みたいだな?」

「そうだと思うけどね?」

「良し、調べてみる、我が眼差しの力、正体を現せ!サーチアイズ!」

レイトがそう言うと、レイトの目から強烈な眼光が出て品物の価値を調べたのであった。

「すっごい〜wそれがレイトの特殊能力見たいなもん?」

「そういう事だ、これはロストアイテムだ、間違いない」

「やっぱりwじゃあGETね?w」

「ああ」

レイトは、自分の荷物に空飛ぶ靴を入れた。

「よし、これでロストアイテム、空飛ぶ靴はゲットした次のロストアイテム探しに行くとするが・・・ユーリア、お前はどうする?」


「何言ってんの?レイト、私も一緒に行くわよw」

「そうか、次のロストアイテム探しに行くぞ」

「了解w」

こうして、レイト達は、次のロストアイテムを探しに行く事にしたのであった・・・


〜空飛ぶ靴編終〜

〜第2幕〜銀の大剣編〜1〜

「さて、空飛ぶ靴はGETしたからな?次のロストアイテムを探しに行くぞ」


「了解〜」

レイト達は、空飛ぶ靴をGETしたので次のロストアイテムを探しに行く事になったのであった・・・。
港町アルフィード
レイト達は、他のロストアイテムの情報を貰う為にアルフィードに戻っていた。


「さて、他のロストアイテムを探すとするのだが・・・また、聞き込みをするか?」


「だから、誰かを脅して聞き出せば?」

「その案は却下だ、何でお前はそこに行き着くんだよ・・・」

「ん〜、楽しいから?」

「おいおい・・・しょうがない、また同じ方法で探ってみる事にしようユーリアは、あっちで情報を探してくれ、俺は向こうで探してくる」


「あいあいさ〜w」

「何だその掛け声?ま、いいか」

レイト達は、二手に別れて情報を集める事にした。
そして数時間後、二人は喫茶店で出会った。


「どうだ?何か情報があったか?」

「ねえ、レイト」

「何だ」

「町で聞いたんだけど、プラチナの剣って言うのが、あるらしいのそれって、ロストアイテムかなあ?」

「さあ、解らんが探してみる価値はありそうだな」

「でしょ?」

「それで?何所にそのプラチナの剣があるんだ?」

「何でも、西の塔の反対の東の塔の最上階に突き刺さってるらしいのそれを引き抜こうとした者達がいたんだけど、誰も引き抜けないって言うらしいわ」


「そうか、そう言うのはロストアイテムに間違いないな」

「じゃあ、出発〜w」

「おいおい・・・」

レイトは、「えらく早く決めたな・・・」と思ったが他に探す物も無いので、東の塔へ行く事にしたのであった。


〜2〜

レイト達は、プラチナの剣を探す為に東の塔に行く事になったのでした。

「西の塔と違って、扉には鍵がかかってるわよ?どうする?レイト」


「そうだな・・・力づくで開けるしか無いな?鍵持ってないし」


「じゃあ、私に任せてよw」

「あ、ああ・・・」

「いっくわよ〜はああ!破砕功!(はさいこう)」

ユーリアの武術で、扉の鍵がぶっ壊れて扉が開いたのであった。


「はい、開いたわよ?早速入りましょう」

「相変わらずやる事が派手だが・・・ま、いいか行くぞ!」


「Okw」

レイト達は、東の塔の中へと入った。
東の塔の中は、西の塔と違って部屋がいくつもあった。

「何所に階段があるんだ?」

「さあ?でも片っ端から開けてみましょうよ?そうすれば見つかるって」


「そうだな、よし探してみるか」

レイト達は、上へ上がる階段を探す事にしたのであった。
そして、すぐには見つからなかったが、何とか上へ上がる階段を見つけたのであった。


「よし、何とか見つけたぞ」

「じゃあ、早速上へ上がりましょう?」

ユーリアが、上へ上がろうとするとレイトが引き止める。


「待て!罠があるぞ!」

「え?」

「そこを動くな!我が眼差しの力、正体を現せ!サーチアイズ!」

レイトがそう言うと、地面に埋もれていたトラップが姿を現した。
もし、ユーリアを引き止めて無かったら、確かに踏んでいたと思われる。


「あ・・あ・・・危なかった・・・あ、ありがと・・・レイト」


「礼はいい、それにしてもこれは・・・誰かが設置したに間違いは無いな、上へ上がる者の進入を防ぐ為に」


「そ、そうなの?」

「よく見破ったな・・・」


レイト達に話かけて来る者がいた。
部屋の奥からやって来たのは、タキシードを着た男であった。


「お前は・・・ロストハンターか」

「いかにも、私はロストアイテムコレクター、貴方ロストアイテムを持ってますな?」

「何故解るの!?」

「貴方達が、この塔に入る時にちらっと見えたんですよ私が頂こうとしていた空飛ぶ靴がね?私が取りに行こうとしたらもう無くなっていた、途方に暮れていたら君達が持っていたのでね?後をつけさせて貰って、先に罠を仕掛けたのですよ」

「そうか、それでトラップを」

「それでお願いがあります、その空飛ぶ靴、私にくれませんか?」


「嫌だと言ったら」


「嫌とは言えませんよ?私の眼差しから逃れる事は不可能ですからマインドアイ!」


男の目が、怪しく光る。
レイトは、危険を感じて、相手の目を見なかった。


「ユーリア!奴の目を見るな!」

「もう遅い!、さあ我がしもべよ、その空飛ぶ靴を奪うのだ」

「はい、解りました・・・」

「ユーリア!?っく、術にはまったか!」

ユーリアは、レイトに襲い掛かってきた。
レイトは、ユーリアの攻撃を避ける。


「目を覚ませ!ユーリア」

「空飛ぶ靴を渡しなさい・・・」

「くっ!ならば!我が眼差しの力、正気を戻せ!サーチアイズ!」

レイトの眼力によって、ユーリアの術が消えたのであった。

「あ、あれ?私・・・一体」

「直ったか・・・、全てはあいつの目のせいだ、だから、思う存分にやってこい!」


「私・・・操られていたのね・・・許さない!っていないじゃない!?」

確かに、さっきの男はレイト達の前にはいなかった。
上の方から声がするので、上へ行ったと思われる。


「よし、上に行くぞ!」

「でもトラップがあるわよ!?」

「飛び越えれば問題ない」

レイトは、軽々とトラップを回避したのであった。

「ようし、私も、えいw」

ユーリアも飛び越えて、回避したのでした。
レイト達は、上に向かうのであった。

〜3〜


レイト達は、東の塔の中にいる。
そして、ヴァルトの罠にはまり、ヴァルトが先に上へと行ってしまったのであった。


「奴は上にいる、行くぞ!」

「解ってるわ!私を操った事、後悔させてやるんだから!」

レイト達は、階段を駆け上がった。
そして、最上階、最上階には部屋が一つしかなく大きな扉が、待ち構えていたのであった。


「どうやらこの奥だな」

「そうみたいね」

レイト達がそう言うと、その奥から声が聞こえた。

「我が術が消滅してるとは・・・なかなかやりますね?」

「俺の眼差しには、不可能は無いのでな」

「ほう?じゃあ、私が倒せますかな?」

「倒すわよ!、いきなり私を操ったんですからね?許さないわ!」

「じゃあ、この扉を開けてやって来るといい但し、間単には開かないように厳重に法力で鍵を掛けたからすぐには開かないと思いますけどね」


「法力だと・・・お前、法力使いか?」

「いかにも、私はヴァルト・アーウイン、今はロストハンターをしていますが、昔は法力使いでした」


「何で法力使いだったのが、こんな事やってるのよ」


「こんな事?私はね?元々法力なんてやろうとはしなかったんですよ、でもある人から教われば役に立つと言われ、それで習いました、ところが法力って、癒しの力とか相手を傷つける術じゃなくて、相手を癒す術じゃあないですかだから私は、自分で法力の原理を変えたんですよ、今じゃすっかり使い慣れましたがね?」


「何よ・・・それぇぇ!」

「それより、どうする!?法力で扉を厳重に閉めてるって事はそう簡単には開かないと思うが」


「まず、私の武術でやってみるわ!はあああ!破砕功!(はさいこう!)」

ユーリアの攻撃で、扉にはヒビが入ったが、開きはしなかった。

「やっぱり駄目・・・どうする?レイト」

「俺のサーチアイズでも無理そうだな、しょうがない・・・これだけは使いたく無かったんだがな・・・」


「な、何?レイト!?」

レイトは、自分の荷物から一本の杖を出した。
そして、何か呪文を言う。


「我が盟約の力、立ちふさがる物を打ち砕け!ブラックホール」

レイトの攻撃により、法力で塞がれていた扉が跡形も無く消滅した。

「す・・・凄い!?何、今の?」

「俺は、サーチアイズを習得する為に魔術を習ってたんだ、ま、滅多に使わないがな」


「そうなんだ?」

「ま、これで開いたな、さあ行くぞ!」

レイト達は、部屋の中に入った。
部屋の中に入ると、ヴァルトがプラチナソードを引き抜こうとしていた。


「く、来ましたか・・・」

「どうやらそのプラチナソード引き抜けないようだな?」

「さあ覚悟しなさい?けちょんけちょんのギッタギタにしてやるんだから!」

「フ・・・どう考えたって、私が不利なようですね?では、私はプラチナソードを諦める事にします、でも次に会うときはロストアイテムは渡しませんよ?では」


ヴァルトは、何かを唱えた後、消滅した。
最後にこの言葉を残して。


「あ、私の召還した魔獣を置いときます、生きたければ倒してみせなさい、ではアデゥー」


「何だと!?」

「あれが・・・魔獣?どう見たって牛じゃない?」


その場にいたのは、巨大な二本の角を持った牛であった。
牛は、怒っているらしくレイト達に襲い掛かってきた。


「く!まずこの馬鹿牛を何とかしないとな?よし!」


レイトは、プラチナソードを引き抜こうとする

「我が眼差しの力、正体を現せ!サーチアイズ!」

レイトが、そう言うとプラチナソードが引き抜けて装備出来るようになった。


「この剣、使える!いくぜぇ!」

レイトは、牛に向かって切りかかる。
牛は、一発で真っ二つに寸断されて、倒れたのであった。


「えらく弱いな、魔獣って言ってたのにな」

「そうね、でもこれでプラチナソードはGETね?w」

「そうだな」

こうして、レイト達はプラチナソードをGEtしたのであった・・・。


〜続〜


■作者からのメッセージ
レイドです。新しくこの物語を投稿します。
舞波は学園物でしたが、これは完全にファンタジー物です。
よろしかったら見てみてくださいませ

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