舞波学園活動記20
作者: レイド   2009年11月01日(日) 22時56分38秒公開   ID:YynBrr2ofCI
季節は冬、雪の降っている季節
この季節に新しく舞波学園にやって来る者がいた


「ここが新しく私が着任する学校ね?舞波学園・・・一体どんな生徒がいるのかしら?楽しみね」


彼女の名前は、皐月麗羅(さつき れいら)舞波学園に親任教師としてやってきたのであった
〜舞波学園活動記第二十話〜新任教師皐月麗羅参上〜
教室内


「おい、雄一」


「何だよ?誠二?朝っぱらから何の用だ?」


「聞いたか?」


「何を?」


「何をって・・・おいおい知らないのかよ?実はな?新しく先生がやって来るらしいんだどうやら社会科の先生らしいぞ?しかも俺の掴んだ情報によると結構な美人と噂だ!」


「じゃあこれまでの社会科の先生はどうなったんだよ?」


「なんかとある事情によりお休みするらしいぞ?だから、そのかわりとしてやってくるらしい、楽しみだ!」



誠二はそう笑顔でいっていた


「お前は相変わらずだな・・・まあいいけど」


雄一ははっきり言って、呆れていた
そして社会科の時間


「初めまして、この学園の社会科の担当する事になった、皐月麗羅です、よろしく、じゃあ皆?自己紹介してくれるかな?」



皆、自己紹介をしていき雄一と誠二の番になった


「有坂雄一です」


「三坂誠二っす!」


「よし、これで全員ね?じゃあ他に何か聞きたい事とかあるかな?」


「はいはいはいはい!」


「え〜と、はい、誠二君」


「先生はどういった男性とかタイプっすか?」


「そう言った質問は答えられないわね?いきなりそんな事聞く?もっと別の事聞いてほしかったわね?」


「う・・・」


(おお、誠二が押し負けている・・・珍しい)


雄一は、そう思っていた
そして授業が終わり、麗羅は職員室でどんな部活があるのかをリスト表を眺めていた


「へえ・・・色々な部活があるのね?実践部?何をするのかしら?ん?これは・・・自由部?なんか楽しそうね?」



麗羅は、放課後、自由部という部活を尋ねる事に決めたのであった
部活を尋ねると、一人の少女がいた

「あれ?貴方は?」


「私?私はここ、自由部の部長斉藤由奈よ?貴方は?」


「私はこの学園に新しく入ってきた皐月麗羅よ?よろしくね?で、斉藤さんだっけ?この部活は一体何を目標にしてる部活なの?」



「目標?そんなの無いわよ」


「無い?じゃあ何をしてるの?部活で」


「ここは、私が何かを決めて部員全員でそれを実行する部活よ!
何でもありだから自由部、わかった?」


「なるほど・・・じゃあ部員は何人いるの?」


「え〜と、ユウに由香里に真に美香だから私を入れて五人よ」


「そんなにいるの?珍しいわね・・・じゃあ顧問の先生は?」


「そんなのいないわよ、部活には顧問の先生がいるけど私、そう決めた者の弱みを握ってるから、それをうやむやにして貰ってるしね?楽しいからやってるのよ?悪い?」


「・・・なるほど・・・結構楽しそうな部活みたいね?うん・・・」


麗羅は何かを考えたあと、こう言ったのであった


「よし、決めたわ?私、この部活の顧問になるわね?」


「え?」


「ほら、ここ顧問の先生いないのでしょ?私がいた方が何かと便利よ?それにそういう発想、私も気に入ったしね?どう?」


「そうね・・・」


由奈は何かを考えたあと、こう言いました


「いいわ、やって貰おうじゃない?じゃあ改めてよろしく!私は由奈でいいわよ?」


「解ったわ、じゃあ早速手続きしてくるわね?これからもよろしくね?由奈」


「ええ」


こうして皐月麗羅が自由部の顧問となった
自由部は顧問がいる事になったので、正式に部活として活動する事になったのであった

つづく
■作者からのメッセージ
新任教師、何を思ったか自由部の顧問を引き受けることに、しかし誠二、やることは相変わらずって感じですねw
いよいよこの物語も時間軸で言うと一年経ちますね。春から初めてもう冬ですし、まだまだこの物語は続きます。

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