ハードな学園生活!11!
作者: アルミ缶   2009年10月31日(土) 21時53分43秒公開   ID:ov6RKaAr3rc




「・・・・・。」


歩は目を覚ました


いつもどおり景色が見える




「ぷうっ・・・!」




歩は息を思いっきり吐いた






「そうそうっ!勇人!」





歩は勇人の病室へ行く









〜勇人の病室〜



「・・・歩。」



小雪と澪とあきが勇人がいるはずのベッドに立っていた



勇人の姿はとうになかった





「あれ?・・・勇人は・・・?」






「うっ・・・!」


小雪が歩に泣きつく



「・・・・違う病室?集中治療室とか・・・?勇人はどこ・・・?」


























「いるよ・・・。」




澪は口を開いた



そして歩の手を握る









「勇人は・・・・・・歩のそばにいる・・・。俺達よりも・・・ずっと・・・・。」







「は・・・?」
















「角膜の提供者」




小雪が言ったあの言葉














澪の言うことがわかったような気がした
















この角膜は・・・・




































【勇人のもの】・・・



























歩はその場にひざをついた






「なんで・・・?なんで・・・・?なんで・・・・・!」






それしか言えなかった



涙がポロポロ出てくる





「勇人・・・・!」


歩は小雪にすがりついた




「勇人が死んだって言うの!?ねぇ!!答えてよっっ!」





















それから歩は何時間泣いたか・・・



それから何日・・・





何ヶ月・・・







何年・・・・・

























〜エピローグ〜


「小雪、今日美容院行ったんだけど・・・ど?」



歩は現在20歳



そして今日は成人式


歩は髪に少しウェーブをかけて女の子らしくしていた



「うん!似合う似合うっ。」


小雪は髪をポニーテールにしてワックスをかけていた




2人とも綺麗な着物を着ていた




「幼稚園から二十歳まで仲良く出来たあたしたちってすっごいかも。」



「そうだね。勇人にも見せてあげたかったな〜。あたしの着物。」




2人は無言になる






「「クスッ・・・。」」





2人は笑った






「これからはどんなことが待ってるんだろうねっ!」




小雪が歩の顔を期待をこめて見つめる




「知らないっ!」





そうやって歩は笑って見せた




■作者からのメッセージ
立ち直りはやっ!!!


なんか微妙な終わり方ですみませんっ・・・!

ご愛読ありがとうございましたー!!!

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