ハードな学園生活!6!
作者: アルミ缶   2009年10月27日(火) 21時13分50秒公開   ID:ov6RKaAr3rc



〜教室〜


その人は突然やってきた


「ちょっと・・・歩っていう生徒、知らないかしら?」


突然歩の名を発する女の先輩がクラスにやってきた


「いますよ。ほら、あそこに座ってる男の子っぽい女の子です。」


「ありがとう。」


女の先輩は歩に近づいた


長い髪をたなびかせ気品が漂っていた


「あなたが歩?」


「何か私に用があるのですか?先輩。」


「ええ。少し自己紹介をしておこっかな〜なんて?」


「なぜ私に?」


「ちょっとあたしの後輩からあなたのことを少し聞いてたから、どんな人かな〜って。」


「あなたの・・・後輩・・・?」


「言い忘れてた。あたしの名前は 竹中 あき 。生徒会長をしてるのよ。」


「せせせせせせ生徒会長!!?」



小雪がものすごく驚いた


「で、その生徒会長様の後輩は誰ですか?」


歩はこれが聞きたかった


「ん〜。あなたがこの前会った男子よw」



「私が・・・?」































「あき姉!何しにきたんだよっ。」



隣のクラスから来たのは見慣れている顔




澪だった



「あき姉、歩と何話してやがった!何吹き込んだ!」


「何も吹き込んでなんかないわよ〜。ただ、どんな子かな〜ってね。」



澪が小雪に急接近していたので小雪は顔を真っ赤にしている


「なんでだっ!そんなことで生徒会長が来んじゃねぇよ!」


美人生徒会長とクール美少年の言い争いにクラスがざわついている



「ねぇ・・・このクラスで喧嘩するのはちょっと・・・。」


歩は少し低く小さな声で言った





「あぁ、ごめんね〜!あたしもそろそろ教室に戻るからっ。じゃぁねぇ〜ww」


「二度と来るな。」



可憐な生徒会長は少数の男子の目を惹きつけ教室を出て行った




〜放課後〜



「歩ちゃんっ!」


またあの美人生徒会長が話しかけてきた


「なんでしょうか・・・。」


歩もさすがにお困り気味


「・・・つかぬことをお伺いするけど、澪のことどう思ってる?」


「どう思ってるといいますと?」


「ん〜。たとえば好きとか?」


あきの顔は真剣そのものだった



「好きという感情は微塵もございません。ただ話したことがある知り合いですかね。」


「・・・なかなか鈍感ね。(ぼそっ)」



「はい?」


「いいえ♪」




〜家の前〜



「本当に澪の家の近くね〜。」


歩の家と澪の家を見比べている



「先輩の家はこの近くなんですか?」


「んーん。まったく反対側の方向よ♪」


「!!?何でこっち来ちゃったんですか!」





「歩ちゃんに聞いてほしいことがあって・・・。」


「・・・?」


あきの顔が悲しそうな感じになる


「澪のことなんだけど・・・。」


「はい?」



あきは色々はなしてくれた




澪がスプリング・ラブリーズの日

歩に言った言葉の意味を・・・






―いつか裏切られるぞ―











■作者からのメッセージ
なんか次、澪の話に行きますね〜!!

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