暗転日常02
作者: 零   2009年06月08日(月) 22時38分04秒公開   ID:NqbpUpPD62U
【PAGE 2/2】 [1] [2]








 
 開始から5分経過。そろそろ鍋の中の色が奇妙に変わりだす頃。


 そして周りのビシビシとした刺々しい視線からユイが開放される頃でもあった。(視線は主に女生徒)
 
 

 ユイがちらり,とシリウスを見るとピンク色の薬品を入れている所だった。


 何だっけあの薬品・・・・・・あぁ確か液体に触れると爆発する・・・・・・・・・




 
・・・・・・爆発?





 「―――先輩。それ・・・」





  

 
 バアアァアアン!!




 「違いますよ」と言いかけた瞬間鍋が爆発。




 「・・・あっちゃー」



 

 近くにいたおかげで,ユイは右腕に重症。



 当の本人は,昨日やりかけのレポートは提出出来るだろうか―とか場違いな事を考えていた。




 「―――大丈夫か?」





 大丈夫な訳ないです―と返してみたいがそんな事をすれば


 私が上級生のおねーさま方からリンチ共々を受ける事に・・・・・・



 と結論を出したユイ。



 なのでリリーの所からセラを引っ張り出し



 「行くよ」



 「えっユイッ!!」




 待ってよーと言うセラや,呆然としている先輩方々にはとてもじゃないけど振り向かなかった。






 
 



 
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集