ジュエルプリンセス shining 第1話 始まりの1ページ
作者: 夏姫 みの   2009年05月16日(土) 14時30分33秒公開   ID:CWWU7A72x.k
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――その日の特別会議室




「進級になったところで皆でお祝いをしましょう! かんぱーいっ!!」


桃奈ちゃんが、はりきって言う。


「かんぱーい!」


 グラスの中は、有紀くんが入れた冷えた紅茶(アップルティー)で、ほかには桃奈ちゃんが作ったケーキ私が作ったクッキー陽が作ったガトーショコラがおいてある。
 陽が料理上手なんて、これで初めて知った。なんだか意外。

 あ! 紹介が遅れたけど、空上 桃奈そらかみ ももなちゃんは副会長であり、学校のアイドル的存在。そして、もう一人の副会長が日向 陽ひなた よう。やはりこちらも学校のアイドルでかっこいい。


「陽って料理上手なんだねー。ガトーショコラおいしいー……」


私は言う。


「ふーん。珍しい? そんなにオレが、料理を作ることが」


「そうだよ? これ、おいしー。すごいねー陽」


「……そか」



そして私は皆とお話して、夕方に帰ってきた。



「ただいまー…」






疲れたよーっ……



でも、ホント平和だなーー!


 ブラックローズ学園(私たちの敵に当たる学校)の哀瑠あいるさんと戦って平和が訪れたんだよね……。
 ジュエリーチェンジもここ最近というか、あの戦い以来、やってないな……。
あ、ジュエリーチェンジとは宝石の力を借りて変身すること。今、私ができるのは、ルビー、サファイヤ、ムーンストーン。
 ムーンストーンは、特別(?)な時だけしか変身できないの。


「あれ以来……ね」


戦いのときも、はっきりと記憶に残っている――。けど、夢(?)かもしれないけど、その中に私と陽がいたな……。ほんと綺麗で、びっくりした。美形の夫婦って感じ。



……ってあれ?



「大人ということは、過去なのか未来なのかどっちなんだろう?」



 私の本名は草柳 叶くさやなぎ かな――だけど、私は本当は大人。つまり今よりも前に、生きていた……。簡単に言って、未来人
 これからの未来でも草柳 叶だと名乗っている可能性もある。
 なんらかのことで過去ここに戻ってきたわけだし、記憶もなくして……。あ、あれ?? あれれれれ?




わかんなくなってきたよーーーーーーーッ!!!(>∩<)




 考えるだけでもう嫌。いつになったら、ちゃんとした真相がわかるんだろう。混乱ばかりだよ。







でも、なんだか胸騒ぎがする。





なんだか、とても必然な出会いというか……





そんな感じの……出会いが――。




                                             つづく


おまけページです!! 2期が始まったんで、その企画にて




⇒To Be Continued...

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