ジュエルプリンセスshinig 第8話 黒百合 哀梨
作者: 夏姫 みの  [Home]   2009年06月25日(木) 21時10分57秒公開   ID:CUDIGjRHC3k
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――ブラックローズ学園



 この学園はまだ、廃校じゃなかった。以前、黒百合 哀瑠くろゆり あいるが学園長でその優秀な生徒、鈴川 由梨すずかわ ゆり――叶氣の親友だった子、鈴川 有理すずかわ ゆうりの姉が通っていた学園。征服は男女ともゴスロリっぽい感じだ。
 それに、この学園は叶氣たち生徒会の敵になる生徒が一部いる。一部は宝石の力――ジュエルパワーを持っている。







そして









秀もその生徒の1人だ。








 学園長専用の特別室がこの学園にはある。そして、ある人物が特別室ココにたどり着いていた。


「ただいま」


「おかえり、秀。今日はどうだった?」


 そう発言したのは黒百合 哀梨くろゆり あいりだ。哀梨は前学園長、哀瑠あいるの双子の妹だ。外見もほとんど同じで、同じ服装、同じ髪型をしたらもう2人共そっくりだ。見分けるためには、目の色が紫か赤紫になっているかだ。


「……別に。生徒会に入る手続きをした」


「そう、それはよかったわ。これでいろいろな情報が聞き出せるし♪」


ご機嫌そうに、哀梨は言う。


「で、でも、僕はこんなやり方間違ってると…」


「なぁにー? 何か不満かしら。それに、生徒会あの子達たちとかかわっている暇は無いんだからね」


「……」


秀はその言葉に言い返すこともできなかった。




間違ってる




なんで、こんなにも人を苦しめないといけない?




どうして、宝石の世界を支配する?




僕は疑問だらけだった。あの人の何もかもが、疑問であふれそうだった。




「どうしたら……?」




僕は囁いた。




哀梨さんに聞こえない声で。




⇒To Be Continued...

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