ジュエルプリンセス 第6話〜第10話までの総集編
作者: 夏姫 みの  [Home]   2009年09月05日(土) 11時41分54秒公開   ID:bkWoewa3Plc
【PAGE 10/11】 [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]




「有理ちゃん」


私は帰っている途中、有理ちゃんの名前をつぶやいた。




「私は、どうしたらいいの?」


……って、答えてくれないよね。だって貴方は



「もう、会えないかもしれない――……」

と、言ったんだから。でも会いたいよ……。








数秒でもいい



数分でもいい



私は貴方に会いたい――……。











「あっ! もうすぐ日が暮れてしまう!! 早く行かなきゃ」


私は真っ赤な夕日が、暗くなって見えなくなる前に走って、家に帰った。





――その頃のブラックローズ学園



「草柳 叶氣……2つ目の宝石の封印を解かれたのね」


 ワイン色の髪、ミッドナイトブルーの色の瞳、カシスっぽい色の唇。ブラックローズ学園の学園長、黒百合 哀瑠くろゆり あいるだ。


「はい、哀瑠様。復活させてしまい、申し訳ありません」


由梨がそう言った。

「でも、記憶は復活してないんだろうね」
「はい。ですが、私にがいることは知っているかもです」
「……そうか」









私はこの時、怪しい影がどんどん近づいてくるコトを知らなかったのだった――……。
















⇒To Be Continued...

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集