舞波学園活動記7
作者: レイド   2009年10月12日(月) 14時36分21秒公開   ID:YynBrr2ofCI
地獄の一週間から数日が経過しました
次の日が、夏休みです
〜舞波学園活動記第七回〜皆の夏休み〜

「明日から、夏休みだけど、この夏って皆、どっかに行く予定あるの?}


「私は、家族と北海道に里帰りします〜真は?」


「僕?僕は・・・う〜ん家にいるかな?」


「そうなんだ?じゃあユウは?」


「多分・・・バイトとかするかも、一応欲しい物あるし」


「欲しい物?」


「まあ、買いたい物があるから夏はバイトしてると思う」


「そうなんだ?あ、でも今年の夏は結構暑いみたいだから
無理しないでね?」


「はい、そのへんは気をつけようと思います」


それを聞いていた由奈は、こう呟きました


「さて、私は何をしよっかな?」


そう話をしていて、そして皆の夏休みがやってきたのでした
〜雄一の夏休み〜


「いらっしゃいませ〜」


雄一は、夏休み、家の近くのファミリーレストランでウエイターの仕事をやっていました


「結構この仕事も慣れると、あんまりきつくないな?」


そう言って仕事に打ち込んでいると、店に誰かやって来ました


「あ、いらっしゃいませって・・・お前」


お店にやって来たのは、雄一と同じクラスでかなりの女好きの三坂誠二でした


「何だ、お前こんなところでバイトしてたのか」


「別にいいだろ、俺が何所でバイトしようとお前には関係ないからな?」


「おいおい、そんな事言うなよ?こう見えても俺は客だぜ?席に案内しろよ?」


「・・・解ったよ、お客様、おタバコは吸われますか?」


「おお、吸うぜ」


「おい、本気で言ってるのか?」


「冗談だって、吸うわけないだろ?禁煙席でOK」


「解りました、では席にご案内致します」


そう言って、雄一は誠二を席に案内しました


「お、サンキュー」


「じゃあ、ご注文が決まりましたら、お手持ちのブザーで店員知らせて下さい」


そう言って、雄一は誠二の所から離れました
数分後、誠二からのブザーが鳴って、雄一が向かった


「で、注文決まったのか?」

「まあな、じゃあこれとこれとこれな?あ、あと雄一」


「何だよ?」

「ここって、ウエイトレス見かけないけどいないのか?」


「ウエイトレス?」


「ああ、噂で聞いたんだが、ここのレストランってかわいい〜女の子がいるって聞いてやってきたんだよ、俺
その子に会いたくて来たっていうのにな?雄一、その子知らないか?」


「かわいい子?ああ、その子なら今日は休みだ、シフトに入ってないからな」


「げ!まじかよ・・・何だよ〜・・・しょうがない・・・せっかくその子の住所氏名電話番号とか聞こうと思ったのになあ・・・」


「お前は相変わらずだな・・・ま、注文決まったから持ってくるな」


「ああ、よろしくな」


雄一は、そう言って厨房に向かったのでした・・・
一方、夏休み、北海道に行っている由香里はと言うと
〜由香里の夏休み〜


「夏はやっぱり、北海道に限る〜涼しい〜」


そう言って、北海道の親戚の家で、夏を満喫してるのでした


「う〜ん、でもやっぱり真も誘えば良かったかなあ?あと由奈も
皆と遊ぶのもいいかも・・・」


由香里は、ちょっと残念そうに呟いて、北海道の料理を食べまくっているのでした
そう過ごして数日後


「嘘・・・こんなに太ってる・・・ダイエットしなきゃやばいかな?」


いつものより太めになった由香里は、ダイエットをする事にしたみたいでした・・・一方、自宅でのんびりと毎日を過ごしていたのは
〜真の夏休み〜


「もう、夏休みの宿題はやっちゃったしなあ・・・遊びに移こうにも暑いし・・・
あ、でも夏祭りあるって今日、母さんが行ってたな、ちょっと行って見るか」


真は、そう決めて、夏祭り会場に行く事にしたのでした
夏祭り会場


「うわ〜人多いな〜、さすが夏祭りって感じ」

毎年行われる舞波町夏祭り会場には、大勢の人がいて
通りづらくなっていました
真は、人に押されながらも前に進み
何とか太鼓の見える場所までたどり着きました


「やっと太鼓が見えた・・・・・あれ?」


真は、やぐらの上に知っている顔があったので、驚きました


「な、何で由奈が?」


そう、やぐらの上にいたのは、祭りのハッピを着た由奈でした
事の始まりは、夏祭り前の一週間前
〜由奈の夏休み〜


「あ〜暇ね・・・何かないかしら?・・・このRPGゲーム10回もクリアしちゃったし
なんもやる事ないわね・・・」


由奈が暇だと騒いでいると
由奈の母親から一週間後に毎年恒例の夏祭りをやると聞かされたのでした


「夏祭りかあ・・・そうだわw一度、やってみたかったのよね?太鼓」


そう言って、由奈は太鼓を教えている場所に行きました


「すいません〜私に太鼓教えてくださ〜い」


そう言って一週間、由奈はみっちり練習して、夏祭りに太鼓を叩く事になったのでした


「うわ〜やっぱ楽しい〜、夏はやっぱこれよね」



そう言って、太鼓を叩く
こうして、皆、色々な夏休みを過ごしていたのでした



つづく
■作者からのメッセージ
この物語も七章め突入です。で、一応時間軸で言うとやっと1学期が終わったって感じですね。次から2学期です。2学期から新しくメンバーが加わります。
あと、次は8章ですが、次は番外編を一本入れたいと思います〜

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