舞波学園活動記6
作者: レイド   2009年10月12日(月) 00時17分26秒公開   ID:YynBrr2ofCI
前回の舞波祭りから数日後が経過したのでした
〜舞波学園活動記第六回〜地獄の一週間〜
ここは、三階にある部室の中
自由部メンバーが集まって、何か相談しているのでした


「ふう〜もう夏か」


「な〜に言ってんのよ?これから暑くなるのに」


「そうですよ?あ・・・」

「どうしたの?真」

「忘れてました、あの地獄の一週間を」


「あ、そうね・・・」


「?」


雄一は、地獄の一週間と言うのが気になったので
由奈先輩に聞き出そうとしたのでした


「こうしちゃいられないわ!早速対策をたてないと!」


「対策って何を・・・」


「あ、そういえばユウは今年入ったばかりだったわね?
じゃあ、教えてあげるわ、地獄の一週間はね?
一学期の総合テストの事よ?」


「総合テスト?期末テストみたいな物?」


「まあ、そんな感じ、この学園はね?
国語、社会、数学、地理、生物、体育、家庭科
全部で七教科あるのよ?」


「そうなんだ・・・なんか大変そうだな・・・」


「大変だよ?この七つの教科のうち、三つほど赤点とると
夏休みを返上して、補習しなくちゃいけないんだ」


「そうなのよ、夏休みに補習というのはちょっとね・・・
だから今日は、赤点取らないようにテスト対策しようと思ったわけ」


「そうなんだ・・・あれ?でも俺、学年違うから意味なくない?」


「ユウ?何事も勉強よ?意味なく無いとかそういう問題じゃなくて
勉強するって事に意味があるんだから」


「そうそう、ユウ君は自信あるの?」


「え〜と・・・ちょっと自信ないかも」


「じゃあ、一緒に勉強しましょう?
今日の活動は、勉強会よ」


由奈先輩がそう言って、部活動?が始まったのでした
そして数日後、部室にて

「いよいよ明日から、テストよ?
皆、大丈夫?」


「何とかね」


「ちょっと自信ないけど、赤点取らないように頑張るよ」


「まあ何とか・・・大丈夫かと」


「じゃあ、皆、テストの結果はテストが終わったら聞くわ?
あ、それとテスト期間中は自由部は活動しないから
部室に来ても、誰もいないわよ?じゃあ、今日はこれで解散」


そう言って、自由部の活動は終わったのでした


「とりあえず赤点取らないように、頑張ろう」


そう雄一は、決心したのでした
そして次の日、地獄の一週間が始まりました
テスト週間が終わって、自由部メンバーは、部室に集まりだしました


「さて、今日集まってもらったのは、全教科のテストの結果報告よ?
じゃあ、まず真から見せて」


「了解、僕は数学はちょっと駄目だったけど、あとは平均だったから
赤点は、何とかないよ」


「よし、OK、じゃあ由香里は?」


「私は、家庭科と体育が低かったかな?でも赤点ぎりぎりで何とかセーフ〜
夏休み補習しなくてすむ〜」


「由香里にしてはやるじゃない、じゃあ次ユウは?」

「俺は、ちゃんと勉強してたから赤点一個もないから大丈夫」


「そうなんだ?意外ね?ユウがそんなに勉強出来るなんて」


「意外って・・・由奈先輩はどうだったの」


「私?これを見なさい」


そう言って、雄一にテスト答案を見せる
よく見てみると、全教科九十点以上だった
はっきり言って、優等生です


「このとおり私は、学園でも優秀の方に入るのよ?
つまり頭がいいって事、赤点なんて一回も取った事ないわよ?」


「なんか、いいな・・・そういうの」


「とりあえず、全員何とか赤点を免れる事が出来たわね
これで、夏休みは補習ないから、楽しめそうね」


「本当〜良かった〜赤点なくて・・・
ありがと〜鉛筆様」


「鉛筆様?」


「うん、私、解んない問題は全て鉛筆をころがしてやったんだもん」


「運がいいな・・・」


「まあね、今回はラッキーだったよ〜」


「あ、もうこんな時間ね?今日の自由部活動は終わり
じゃあ、皆でちょっと遊びに行きましょうか?テストが終わったお祝いに」


「賛成〜真とユウくんもいこ?」


「丁度用事無いし、僕はいいよ」


「俺もいい」


「じゃあ、決まりね?では、しゅっぱ〜つ」


そう言って、自由部メンバー全員で打ち上げパーティをしたのでした


続く
■作者からのメッセージ
仕事のせいで足腰筋肉痛で座ると痛いって感じです。
今回は、テスト前日の話を書いてみました。自分は全教科90点以上取ったことないなあ・・・あと、鉛筆様に頼ったこともないかと、これからもこの物語は続きます〜

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