星空を見上げたら・・・3
作者: ミムー   2009年09月21日(月) 17時57分53秒公開   ID:ov6RKaAr3rc

















コォオオオオオオオオオオオオオオオ!

静愛(ここは・・・?)

霧で周りがよく見えない

そこの誰かが立っていた

腰までの長い銀髪で紺の瞳の少女

静愛「誰?」

自分の声がよく響く

少女は口を開いた

少女「だぁれぇ??」

馬鹿にしたような目つき

静愛「(むっ)あなたは誰なの!?」

静愛はもうやけになって聞く

少女「あなたはぁ誰なのぉ??」

静愛「(むかっ!!)真似しないで!」

少女「真似しなぁいでぇ??」

静愛「あんたねぇ!」

静愛は少女に掴みかかった

少女の紺の瞳が細まる

少女「いいのぉ?」

静愛「?」

少女は自らの細くスラッとした右腕をもう片方の左腕で粉々に砕いた

静愛「うっ・・・!」

静愛はあまりのグロさに吐きそうになった

とたんに右腕に激痛が走る












静愛「うっあああああああぁあああああああああ!!!」













少女「ほぉら・・・だから言ったのに・・・・・。」

少女は静愛に近づいてきた

少女「あー。腕がもうボロボロォ。」

静愛の腕はもう砕けていた

静愛「ああああああああああああああぁ!!!」

少女「どうするぅ?この痛みから解放されたいぃ?」

少女はニヤニヤしながら詰め寄ってくる

静愛は首を縦に振り続ける

少女「それじゃぁねぇ〜、あんたのいっちばぁんダイヂなモノ、ちょぉだい?」

少女は手のひらを上にして頂戴ポーズをとっている

静愛「あ、あげる!私の大事な人形も玩具もあげるからっっ!いたいよぉ!!」

静愛はもがく

少女「OK♪」



















静愛「ぁ!」

静愛はベッドの上にいた

汗がすごくたくさん出ていてシーツが汚れていた

静愛の今日の朝は最悪だった

静愛「夢かぁ!」

静愛はすごくすっきりした気分だった

静愛の部屋は2階にあるので朝食のある1階に下りなければならない

静愛「今日の朝ごはんはなんだろ〜?目玉焼きかな?」

静愛はいつもの朝をいつもの顔で済ませるつもりだった

だが・・・

今日は何かが違う

静愛「お母さん?」

台所に母親がいない

静愛「お母さーん?」

静愛は至る所を探した

便所

風呂場

居間

2階の隅々まですべてを探した

静愛「お母さん?お母さん?」

静愛は呼び続けた

母親が家に子供一人置いていく人ではない

静愛(だって・・・!)

静愛は泣き崩れた

静愛(台所・・・!フライパンにガスがついたまま・・・!!)

静愛「なんで・・・?なんで・・・?」

静愛は今日の夢を思い出した





―いっちばぁんダイヂなモノ、ちょぉだい?―




静愛「いやぁ!!」








(一番大事な物っていうのは【お母さん】だったの!?)








静愛「お母さん!お母さん!お母さぁん!!!」

静愛は叫び続けた

一番大切で

一番愛おしいその存在を・・・!

静愛「お母さぁぁぁあぁぁぁぁん!!!!」


























少女「あんたのいっちばぁんダイヂなモノ、ちょぉだい?」


















































■作者からのメッセージ
ある意味脅迫ですね・・・この少女・・・・></怒)
なんかこの少女もキーマンになりそうな予感が・・・!<=作者のくせに・・・

また読んでくれれば嬉しいなぁ^^/・・・なんて?

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