ジュエルプリンセス shinig 第12話 パワーアップ
作者: 夏姫 みの  [Home]   2009年07月11日(土) 10時21分30秒公開   ID:I3pQytENAQc
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 な、なにこれ?! すごいっ! 前のジュエリーチェンジよりも体が楽!!


「……ちっ! ひとまずここは退散しておこうかしら。また会いましょうね。宝石の姫様ジュエルプリンセス


「あっ、行っちゃった」


 でもこの姿、見たこと無いなぁ? 容姿は銀髪のポニーテールと赤い瞳…でいいんだけど、服はなんだか学校の制服だし……。


「か、叶氣かなき!」


陽は息を切らしながら私の名前を呼んだ。


よう。皆は?」


「まだ寝てる。そんなことよりも、まだ就寝時間だぞ! お前なにやってる…って! な、叶氣。も、もしかして……」


きゅ、急に態度変わった。でも、本人はすごい驚いていた。


「お、お前! パワーアップしたのか?!」


「へ? パワーアップ?? 何それ、おいしいの?


「おいしくない! お前は天然かっ!! 宝石の姫様なのに」


まあ、宝石の姫様だもんね。でも、まだ、そんなに知りきってるわけじゃないし。


「そ、そのーパワーアップって?」


「ああ。お前、変身したとき、なんかとてもすごい光とかに包まれなかったか?」


「あ…うん! なんか、ルビーだから赤い光が光った」


叶氣は頭の中で、その記憶を探った。


「それだ。それがパワーアップ。前よりも体が楽になったような気がしない?」


「うん」


 私は微笑んで言ってみた。陽も少し微笑む。そして、ジュエリーチェンジを解いた。


「そっか。いいよなーお前だけ早く強くなれて。お前の足、引っ張るかもな」


「そ、そんなことないよ!! 私が、み、皆の足を引っ張ってるんだから。宝石の姫様ジュエルプリンセスという自覚が、まだ足りないみたいなんだよね。私の場合」


「そりゃそうだろ。いきなりだったからな。無理はない。でも、自身もて」


「うん」


そのひと時が、私にとって幸せな時間なんだよ?




貴方は気づかないかもだけどね。





「さて、戻るか。起床時間まで後30分あるぞ


じゃあ、もしかして…


「それって……ま、また後ろから抱きしめたりするの?」


「当たり前♪」


楽しげに陽は言う。私は貴方と正反対なんだよー。当たり前じゃないんだよー!!


「そ、そんなぁぁぁあああ!!!」


「早く戻るぞ」


お姫様抱っこを陽がした。


「おろしてよーーーー!!! 恥ずかしいよーーーー!!!!」


私はバタバタした。


「嫌。ほら暴れると落ちるぞ。大丈夫、誰も見てないから」


「やめてよーーーーーーーっ!!!!」



い、一気に陽が急接近してきたのはなんで? 皆、教えてよーーーー!!!!




⇒To Be Continued...

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