見習い勇者セカンドストーリー〜エピソード13〜
作者: 真佐人   2009年07月25日(土) 17時08分38秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
さてさて前回、リュート達は前の町で、マイクを手にいれたのでした、でも使い道あるのでしょうかね?

「とにかく持ってれば何かと役にたつと思う」


そうかなあ?まあ、そんなことはどーでもいいとしてリュート達は洞窟にたどり着きました


「この洞窟、何処に繋がってるんだ?」


「さあ?でもここよりは暖かい所に繋がってると思いたいわ」


「そうですね、ここにいても寒いだけですし、中に入りましょうよ?」


「そうだな・・・そうするか」

リュート達は、洞窟の中に入る事にしました、中に入ると、一本道の通路がありました


「これ、何処まで続いてるのかしら?」


「さあ?奥を見ても、明るくないしな?ってそれよりこう暗くちゃ思うように進めないぞ?どうする?」


「そうですね・・・私、明かりとか持ち歩いてませんし、マゼンタさんは?」


「ここは私の出番のようね?はああ!ライトソード!」


マゼンタは、そう言うと光の剣を出しました、なんで剣なんでしょうね?
普通の明かりでもよろしいかと思うんですけど?

「何で剣なんだ?普通の明かりでよくないか?」


確かにそのとおりです


「この方が敵が現れた時、やっつけられるでしょ?はい、これ、リュートが持っててね」


そう言って、マゼンタは光の剣をリュートに渡しました


「まっまあこれでとりあえず明るくなったから、先に進むぞ」



「お〜」


リュート達は、洞窟の奥深くまで進みました、と言っても一本道なので迷うはずないのですけどね


「そろそろ出口みたいだな?」


「そうね、まあ何も無かっただけマシなんじゃない?」


「そうですね」

そう話しながら、出口に向かって歩きました
そして、洞窟を抜けると待っていたのは


「勇者の末裔ども!見つけたぞ」


「やっほ〜久しぶり〜」


待っていたというか、現れたのは、お間抜け獣人のレーター君とカード使い?のナナでした


「だから何で俺がお間抜けなんだ!」


「まあまあそう怒らないの、そう怒るすぐにお爺ちゃんになっちゃうよ?」


「五月蠅い!」


あの〜何で漫才みたいな事してるんですか?
ほら、リュート達なんだか呆れてますよ?


「と、とにかくお前達の旅はここまでだ!観念するんだな?」


そう言ってますが、どうします?ぼこっちゃいます?


「そりゃもちろん、ここにいるって事は俺達の旅の邪魔をしてるわけだから」


「戦うしかないようね?私達の邪魔をしてるんだし?それに・・・ちょっと戦ってなかったから、楽しみかも」


なんか危ない事を言っているような気がするのは、私だけでしょうか?


「行くぞ!ナナ!」


「命令しないの、私は勝手にやらせてもらうね」


そう言って、リュート達とレーター達の戦いが始まったのでした


「食らえ!獣狼波!」

レーターは、リュートに狙いを定めて、襲いかかりました


「そんな攻撃にやられるか!とりゃあ!」

リュートは、持っていた剣で対抗しました


「隙あり!食らえ!」

レーターの攻撃を避けて、リュートはレーターに斬りかかりました


「ぐああああ!・・・って」


おや?何か変ですよ?リュートの攻撃がクリティカルヒットしたと言うのにレーターは、何故か無傷でした


「全然痛くないぞ!俺をなめてるのか!」


「ば、馬鹿な・・・なんでやられないんだ!?」


リュートは、持っていた剣を見てみました
ちなみに今持っているのは、マゼンタから受け取った光の剣です


「おいマゼンタ!この剣、全然斬れないぞ?」


「あれ〜?おかしいな、ちょっと貸してみて」


マゼンタは、リュートから剣をひったくると、レーターに向かって投げつけました
投げた剣は、レーターに刺さらず、地面にも刺さらず、ぽとんと地面に落ちました


「どうやらライトだけしか効果なかったみたいね?あはは・・・」


「あはは・・・じゃないだろ・・・しょうがない、これで相手してやる」


今、思ったんですが、光の剣で戦うより、いつもので戦えばよかったんじゃないですか?それにやっぱり、剣じゃなくてもよかったって感じみたいですね〜


「武器を変えたところで、俺が負ける筈ないわ!」


「流星斬!二段斬り!」


あっさりとリュートの攻撃食らっちゃいました
もしかして、レーターってほんとは弱いのでは?


「ぐあああ!俺を倒しても、第二の俺が・・・」


何を言っているのでしょうか?
そう言ってレーターは倒れて動かなくなりました


「ふう、案外楽勝だったな・・・そういえばあともう一人いたような?」


リュートは、ナナを探しました
そして驚きました、何故驚いたのかと言うと


「な・・・ククル!傷だらけじゃないか・・・」


「う・・・すいません・・・この人、かなりやります・・・」


何があったんでしょうか?でもどうやら私がレーターとリュートの戦いを実況している時、ナナとククルが戦ったみたいですね?


「ちょっと弱くない?あ、私が強いのかwな〜んかレーターやられちゃったし
もういいや、じゃねw」


そう言って、ナナはぱっと消えました


「一体何がしたいんだ?それより・・・本当に俺達の敵なのか?とどめささなかったしな・・・」


「それより、大丈夫?ククル?酷い怪我よ?私が直してあげるね?」


そう言って、マゼンタは何か呪文らしき言葉を言いました


「あれ・・・?そういえばマゼンタって確か、回復呪文使えたか?」


「痛いの痛いのとんでゆけ〜痛いの痛いのとんでゆけ〜♪」


あの〜そんなんで痛みが飛んでったら苦労しないんですけど?


「あ、ありがとうございます、おかげで元気になりましたw」


「嘘だろ!?何であんな呪文?で直るんだ!?」


「失礼ね?私これでも魔法使いよ?このぐらい出来るって、まあ、たまに失敗するけどね?」


「ま、直ったからいいか・・・(あまり深く追求しないでおこう・・・)」


「それより、これからどうします?前方に町が見えますけど?」


「そうだな、今の所何も手がかり無いしな?あの町で魔王の情報を集めるか、行くぞ!」


「了解〜」


リュート達は、前方に見える町に行く事にしたのでした
ところで、一つ気になる事があります、それは・・・


「ぐ・・・ふははは!俺は不死身だ!」


やっぱり、また復活しました、ご存知お間抜けレーター君
もうゾンビクラスですよ、貴方の生命力は


「さあ、かかって来い!勇者の末裔!・・・って、いねえ・・・」


レーターは、考えた後、こう言いました


「ナナめ・・・またいなくなったな?それよりも・・・あの町にいるかも知れないな?よし」


そう言って、レーターは前方に見える町に行くのであった・・・


〜エピソード14に続く〜
■作者からのメッセージ
光の剣で思い出すのはスレイ○ーズですかね?それにしても、痛いの痛いのとんでゆけ〜は、よく言われますが一体誰が考えたんでしょうか?なんか昔からこの言葉を聴いているって感じですしね?

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