見習い勇者セカンドストーリー〜エピソード11〜
作者: 真佐人   2009年07月23日(木) 15時27分51秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
さてさて前回、リュート達は砂漠の国から東に移動する事になったのでした
でも今回のお話はと言うと


「ふむ・・・」


ここは、どこかのお城の中、真っ黒なマントにマスクをつけた者がいました


「次は何をするかだが・・・まだ我の力は完全に戻ってないからな・・・」


そう呟いていたのは、人類の天敵、悪の親玉の魔王でした、どうやら何か考えてる見たいですね?


「どうすれば人々を恐怖を与える事が出来るのだ、我は恐怖とか好きだからな・・・ふっふっふ」


あの〜そんな独り言言ってるのって寂しくないですか?誰も聞いてませんしね?


「五月蝿い、我は魔王だぞ!」

だから何です?はっきり言って、変人ですよw


「・・・もういい、なんか疲れたぞ・・・」

魔王がそう話していると


「魔王、たっだいま〜」

やって来たのは、ナナとレーターでした、ちなみにレーターは、前回の戦いで
傷ついたまま意識不明の状態です、はっきり言って戦闘不能?

「ん、またやられたのか・・・それにしてはナナ、お前は無傷だな?」

「だって、戦ってないもん、戦ったのはレーターだけだし?」


「じゃあお前は何しに行ったのだ!」


「何怒ってるの?私は、ただ面白そうだったから、レーターについていっただけなんだけど?まあすぐに勇者達にやられちゃったけどね?」


「勇者達だと?会ったのか?我の憎き者に!」


「会ったわよ?今は、こっちに向かってるよ?まあまだ遠いけどね?」



「そうか・・・ならナナ、お前に命ずる、勇者達の行動を監視せよ、そして状況を説明するのだ!」



「何で私がそんな事しなくちゃいけないのよ?自分で行けばいいじゃない」


「お前な・・・一応我の部下なのだから、我の命令を聞くのだ」


魔王はそう言いました、それを聞いたナナはと言うと


「はいはい解りましたよ、やればいいんでしょ?まったく人づかい荒いんだから」



「荒いってな?お前何もしとらんくせにそんな事を言うな!」


確かに魔王の言ってる事も解る気がしますね?だってナナは、確かに何もやってませんからね〜


「だから、行って来るのだ!解ったな?」


「別にいいけど、それより・・・これ、どうすんの?」

ナナは、レーターを指差してそう言いました、ちなみにしつこく言うと、レーター君は、瀕死の状態です



「そうだな・・・は!」


魔王は、力を込めてレーターの腹を叩きました
すると、あら不思議なんと、レーター君がゾンビの如く蘇ったじゃあありませんかwさすが化け物w


「う・・・ここは・・・ま、魔王様!?」


「うむ、いつまでも倒れてるのでな?我が蘇らせてやったのだ」


あの〜貴方は、僧侶ですか?


「そうですか、魔王様、ありがとうございます
しかし、俺は任務を失敗したのです、ですからもう一度!俺にチャンスを与えて下さい!」



「そうだな・・・よし、またお前にまかせるぞ!ナナと一緒に、勇者達の情報を集めてくるのだ!」


「は!」


「え〜私も〜?」


「何か言ったか?ナナ」


「何でもないw、さあ行きましょうw」


そう言って、ナナとレーターは姿を消したのでした


「やれやれ、しかし・・・もしかしたらここに勇者達が来るかも知れんな、今のうちに作戦の練るのがいいのか?う〜む」


魔王は、悩んでいたのでありましたとさ
一方その頃、レーターとナナはと言うと?


「おい、ほんとにこっちの方角であってるんだろうな?」


「多分ね、私の勘は当たるわよ?私を信じてw」


「どうも信じられないんだがな・・・」


「まあまあ、さあレッツご〜w」


レーター達は、リュート達を探す事にしたのでした
でも勘だけで進んでるなんて、本当にリュート達に会えるのでしょうかね〜?
リュート達に会えるのか?それは、まだ解りませんでしたとさw


〜エピソード12に続く〜

■作者からのメッセージ
今回は魔王側のお話にしてみました。
うん、やっぱり書いてて楽しいですね。
とりあえずこれが終わったらハーツ・ザ・ハーツの方を専念しようかな?とも思います。

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