見習い勇者セカンドストーリー〜エピソード10〜
作者: 真佐人   2009年07月21日(火) 15時06分33秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
さてさて前回、リュート達はオラクルのお城の中に案内されて、王様と話したのでした、そしてオラクル城下町に・・・おっとここからは言わないでおきましょうw



「おい・・・何でだ」


だって〜言っちゃうとつまらないじゃないですか〜w


「何がつまらないのだ!ええい!この町を破壊してやる!獣浪波!」


「レーターったら・・・ま、いっかw面白そうだしw」


そう、オラクルにやってきたのは、レーターとナナなのでした
レーターは、町を破壊し続けています、まったく何をやっているのでしょうね〜?


「五月蠅い!こうしていれば、勇者の末裔どもが現れる筈だ!」


「そうかな〜?私は、そう思わないんだけど?」


「ナナ、お前はどっちの味方なんだ」


「私は、面白い方の味方よ?」


「・・・・」


レーターは、黙ってしまいました
おや?どうやらお目当ての者達が、やって来た見たいですよ?



「また、お前か?レーター」


「何で生きてるのよ、私がトドメ刺した筈なのにね」


「相変わらず変な格好ですね・・・」


やって来たのは、リュート達でした
でも、いきなり酷い事を言っているような気がするのは気のせいでしょうか?


「ふふふ・・・待っていたぞ!勇者の末裔よ!
お前達、滅ぼしてくれるわ!は〜っはっはっは!」


レーターったら、言ってる事悪役その者ですね〜
まあ、それが彼の本性なのかも知れないですねw



「また会えたね?」


ナナは、リュート達に言いました
リュート達は、こう答えました


「え〜っと・・・誰?マゼンタ、覚えてる?」


「私に聞かないでよ、私も覚えてないわよ、ククルは?」


「え〜っと、確か・・・」


「前にも言ったでしょw私はナナ
一応レーターと一緒に来ただけ、よろしくw」


「ナナ、来ただけとは何だ!この者達を倒しに来たんだろう」



「私、楽しそうだから来ただけよ?それに手伝うってひ・と・こ・とも言ってないと思うけど?」



確かに、ナナは「リュート達と戦うから手伝ってw」とレーターにお願いされて
手伝うって答えてませんしね〜


「・・・と、とにかく覚悟しろ!勇者の末裔よ!」


レーターは、リュート達に向かって、構えました



「さっさと終わらせるか!もう二度と復活出来ないようにな!」

あの〜なんか、また酷い事言ってるような気がするのは私だけでしょうか?


「また私の魔法で黒こげにしてやるわ!行くわよ!エレメンタルファイヤー!」


マゼンタは、レーターに向かって魔法をぶっ放しました


「ふん!いつまでも同じ手を食うか!はっ!」

レーターは、軽々と避けてリュート達に突っ込んで来ました



「食らえ!獣我爆心拳!」


レーターは、拳を構え、無数に連打してきました


「格闘技系の技ですか・・・なら、私も負けはしません!はあ!竜巻連打翔!」


ククルは、レーターに向かって技を繰り出しました



「む、なかなかやるな・・・」


「そっちこそです」


お互いに睨み合って、動きませんでした、あの〜格闘技大会じゃないんですから、勝負つけちゃったらどうなんですか?


「解っている!今こそ俺の最終奥技を!」


レーターがそう言おうとした途端
次の言葉が出ませんでした、それは何故かと言うと?



「俺を忘れてたのがいけなかったな、成仏しろ」



そうなのでした、ククルとレーターが戦っている時に
リュートは、剣を構えて、レーターに攻撃したからです



「ぐ・・・ぐはあああ!」


レーターは、そう言って倒れました



「あ〜あ、またやられちゃったみたい、レーターってほんと〜に弱いな〜?」


あの〜戦ってもいないのに、何言ってるんでしょうかね?



「あとはお前だけだが」


「どうする?魔王の仲間だし、倒す?」


「そうだな・・・」


リュート達が話していると
ナナは、こう言いました


「なんか私と戦うって言ってるけど、私はそのつもりで来た訳じゃないから戦いは今回、やめにするね?じゃねw」


ナナは、そう言ってレーターと一緒にぱっと消えたのでした


「結局何だったんだ?」


「さあ・・・でも勝ったからいいじゃない」


「そうですね、これからどうします?」


「とりあえず魔王の情報を聞き出して、この国からおさらばするか」


「それがいいわね、この国の王様とかにまた会いに行くのもね」


リュート達は、そう言って魔王に関係する情報を集める事にしたのでした
そして、集まった情報は、この国から東に行った所に怪しい噂があると言う事なのでした


「よし、東に向けて行くか!」



「お〜」


リュート達は、そう言って国から離れて行ったのでした
一方その頃、お城では


「町の火が消えてる・・・やっぱりあの方達は本物の勇者パーティだったのねw」


「う〜ん、でもなあ・・・なんか信用におけんのだが・・・」


「何言ってるの、お父様、あの方達が行ってくれたから、被害が最小限にすんだのですよ?」


「そうか・・・やはり、あの者達は本物だったのかも知れんな・・・よし、早速その者達をこの城に呼び戻そう」


「ほんとですかwお父様w勇者様・・・また、お会いできるのですねw」



しかしカナリアの願いもむなしく、リュート達はもう国から離れて行っているのでしたとさ


〜エピソード11に続く〜
■作者からのメッセージ
真佐人です。いよいよ明日皆既日食ですねえ、天気が気になりますね。
この物語も十章め突入です。話数的にはあと、4,5話ぐらいで最終話書きたいと思います。よろしければ最後まで見てみてくださいませ〜

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