見習い勇者セカンドストーリー〜エピソード6〜
作者: 真佐人   2009年07月14日(火) 13時36分16秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
さてさて、前回、リュート達は、滝に着いて試練を受ける事になったのでした
そして、暗号が書かれている部屋にたどり着きます
暗号は、”せおをべかうがちがろい、ばれけたみすすにきさ”って書いてあります
一体、どうするんですか?


「どうするって・・・解いて先に進むしかないだろ」


「でもどうする?リュート、この暗号結構難しいわよ?」


そうですかね?以外に簡単だと思うんですけど


「あ、解りました、この文字を反対から読んで見ればいいんですよ」


「反対から?反対から読むと、”さきにすすみたければ、いろがちがうかべをおせ”つまり」


「色が違う壁を押せって事ね?え〜っと色が違う壁・・・あったわwえいw」


マゼンタは、色が違う壁を押しました
すると、壁の一部がへこんで、壁が壊れて道が出来たのでした


「よし、何とかクリアしたな、先に進むぞ」


「お〜」


「了解です」


リュート達は、先に進みました
そして、先に進んでいくと、一つの魔方陣がありました


「何だ?これ」


「こ、これは・・・」


「マゼンタ?何か知ってるのか?」



「本で読んだ事があるの、何処かに個人の能力を数倍にパワーアップ出来る魔方陣があるって、まさか、こんな所にあったとはね?」


「じゃあ、ここに足を踏み入れれば前よりパワーアップするって事ですか?」


「そういうこと、早速入りましょう?w」


「・・・強くなるならいっか」


「そうですね」


リュート達は、魔方陣に足を踏み入れました
すると、何故か紫に光りました、十分怪しいですよ?何?紫って?
普通なら黄金とか真っ白に輝くはずなんですけど、紫って


「おい・・・本当に大丈夫か?」

「さあ?私も本で見ただけだから、安全とは解らないわ」


おいおい、何て無責任なw
少し時間が経つと、紫の光は消えました


「おい・・・強くなったのか?」


「さあ・・・でも、何か強いパワーを感じるのよね?ちょっと魔法をぶっ放してみるわね?」


「おい、俺を実験にするなよ?」


「え〜・・・ま、いっかwじゃあ天井に向かって、エレメンタルファイヤーーー!」


マゼンタが、魔法を使った瞬間
杖から、物凄い威力の火炎が出たのでした、はっきりいってすごすぎです
だって、天井跡形もなく吹っ飛んでるし、凄い地下まで落とされたのに、青い空が見えるのですからね?



「あはは・・・強くなったみたいw」


「この威力を俺に向けようとしてたのか!?助かったぜ・・・」


「でも、どうやら強くはなったみたいですよ?」


そうですね?まるでスーパー○○○人ですからね?


「でも出口は見えたな?強くなったし、外に出るかw」


どうやって?貴方達は、空なんか飛べませんよ?


「私に任せて下さい、いきます!秘技、竜巻連打翔!」


ククルの技によって、石の階段が出来上がりました
あんた何者ですか?凄いですよ?ほんと


「はい、完了です」


「これで何とか外に出られそうだな、じゃあ行くぞ!」


「OKw」


「はい!」


こうして、無事?リュート達は、試練をクリアしたのでした
でもいいのですかね?よく考えたら色んな物を破壊した気がしますけどね?
リュート達は、外に出て、魔王退治の旅を続ける事にしましたとさ



〜2〜

さてさて、前回、リュート達は、滝の試練をクリアして
魔王退治にと行くのでした、でも一つ気になる事があります
魔王は、ど・こ・にいるのでしょうかね〜?


「それを知ってれば早速退治しに行ってる!」


「でも、本当に何所にいるか、解らないのよね・・・」


「あ、でも町が見えましたよ?あそこで、情報を聞いて見ましょうよ?」


「あ、本当だ、そうだな、とりあえず情報を聞いてみるか」


リュート達は、どうやら新しい町に辿り着いたみたいですね?
その町の名前は、「クリーネア」と言うらしいです
リュート達は、何も迷いも無く、クリーネアに入りました


「何か、殺風景な町だな」


「そうですね?あ・・・ちょっとククル」


「何ですか?マゼンタさん」


おや?マゼンタは何かを見つけたようです、マゼンタはククルにひそひそ話をしました


(ねえねえ?ククル、あそこに見えるの何だと思う?)


(え?あ・・・あれは、「美肌効果あり高級温泉」ですね?温泉ですか)


(リュートをほっといて一緒に行かない?)


(え?でもいいんですか?)


(だって、どっちみちリュートは入れないし?ほら)


マゼンタは、何かを指差した
ククルは、その方向を見ると、立て看板に「男禁女専用」と書いてあった


(あ、ほんとだ、でも・・・お金ありますでしょうか?高級って書いてありますし)


(それは大丈夫、私にいい手があるからね?じゃ、早速行きましょうよ?)


(そうですか、リュートさんには悪いですけど、私も入りたいですし、一緒に行きますね?)


「さっきから、二人で何こそこそと話してんだ?」


「実はね?私達、女性専用のいい場所を見つけたの、だからそこに行こうと思ってるのよ?だから、リュートは、この町を探検しててくれない?」


「そうか、ま、別にいいぜ、この町の事、よく知らないし、とりあえず色々回って見る」



「了解、じゃあ、数時間後にここで待ち合わせね?じゃあね?リュート」


「私も行きますので、失礼します」

おや〜?どうやら二人とも、温泉に向かったようですね?
リュートは、どうするのかな?


「どうするって、この町を見て回るだけだ」


リュートは、そう言って、町の中を歩きまわるのでした
そして、リュートは町を見ていてこんな感想を言うのでした


「それにしても、この町は温泉が盛んなんだな?美白の湯に苦しみの湯?
薔薇の湯に兄貴の湯・・・変な湯もあるな・・・」


確かにそうですね〜?何ですか?兄貴の湯って?
あったら怖いですよ


「貴方・・・剣士ですか?」


「え?」


いきなりリュートに話かけて来る者がいました
リュートは、驚いて振り向くと、そこには一人の女剣士がいました


「う〜ん、どうだろ?確かに剣士って言えば剣士かな?一応剣持ってるしな」


「じゃ、じゃあお願いがあります、私のお願い聞いてくれませんか?」


「お願い?何だ?」


「実は、倒したい者がいるんです、私一人じゃかなわなくて・・・だから手伝ってくれますか?ちゃんとお礼致しますから・・・」


「ん・・・どうしようか、まあ腕試ししたいし、いいぜ」


「ありがとうございますw私の名前は、ガネットと言います,貴方は?」


「俺は、リュート」


「リュートさん、よろしくお願いいたします、では奴がいる所まで案内しますね」



「解った」


どうやらガネット一緒に何者かと戦う事になったみたいですね?
さて、これからどうなるのか?それは、まだ解りませんでしたとさ?w
一方、マゼンタとククルはというと


「ひっろ〜いw」


「ごーじゃすですね〜w」


二人とも、温泉に浸かって大はしゃぎでしたとさw


〜3〜

さてさて前回、リュート達は温泉が盛んな町「クリーネア」に辿りつきました
そこで、ガネットと言う女剣士と出会い、依頼されたので一緒に戦う事になったのでした,でも、リュートって、ほんとに強いのですかね〜?いっつも戦ってませんから


「五月蠅い!俺は、一応訓練とかしたんだよ」


ほんとですかね〜?ま、それは置いといて
リュートは、ガネットに案内された場所に辿りつきました

「ここは?」


「ここは、奴がいる場所です・・・この青い建物の中に最近住みつきました・・・」


その場所は、青い建物でした
扉は無く,一言で言うと、ダンジョンの入り口wって感じでした


「もしかして・・・この中に行くと、地下に続く階段とか、モンスターとか出るのか・・・?」


「ええ、そうですよ?何で解ったんですか?」


「いや、解るって、誰が見たって」


そうですよね〜扉がついていない家なんて、泥棒入り放題ですしね〜
それに、中からうめき声とかも聞こえますし、やっぱりダンジョン?って感じですしw


「と、とにかく中に入って、ボスを倒せば良いって事だな?」


「はい、よく私の言おうと思っていた事が解りましたね?もしかして・・・
超能力者ですか?」


「はい、俺は世紀の大魔術者〜って、違う!俺は・・・一応勇者だ」


おや?リュートは、つっこみを覚えましたね?
なかなかいいですよwそのつっこみw


「五月蠅い!」


「勇者・・・?もしかして・・・」


「もしかして?」


「あの、ドラゴンを一撃で粉砕したり、すざましいパワーで天候すら変えるというあの伝説の?」


「おい・・・なんかその伝説・・・間違ってないか・・・?」


確かにそうですよね〜?それにドラゴン?いるのですか?
見た事ないけど?それに天候を変えるとかいうと、物凄い奴ですよ?
てか、勇者じゃなくて神に近いですね、それやったら


「と、とにかく中に入ろうぜ、そしてラスボスを倒す」


「そうでしたね、忘れてました、では、行きましょう」


こうして、リュート達は、青い建物の中に入る事にしたのでした
建物内
建物の中は、薄暗く、いかにもモンスターっって奴が出てきそうな感じなのでした


「あ、ちょっと聞きたい事があるんだけど」


「はい?何でしょうか?」

リュートは、ガネットに尋ねました


「ちなみにラスボスってどんな奴だ?」


「ラスボスですか?そうですね・・・上半身は獣、下半身は人間という、まさに化け物って感じの奴ですよ」


「何か・・・どっかで見た事ある奴のような・・・」


確かに、多分あった事あると思われますよ?


「けど、思い出せない、ま、いっか」


ええ〜!?忘れちゃったんですか〜?
酷い人ですね〜、ほら、あの人ですよw


「??」

たく・・・、ま、ここは会ってからのお楽しみwって事にしましょうかね・・・


「あ・・・なんかやって来ました」

ガネットがそう言うと、確かにやって来ました
その姿は、まるでゼリー状の化け物って感じです
顔が付いていたら、可愛く見えるかも知れないけど、顔はついていませんでした


「これ・・・敵か?」


「敵ですよ〜、さ〜やっつけましょう〜」


「あ、ああ・・・(なんか調子狂うな・・・)」


リュートは、そう思っていました
そして、ゼリー状の化け物と戦う事になったのでした


「いきますよ〜」

ガネットは、腰に差していた剣を引き抜いて
手に持った瞬間


「うらあああ!雑魚が〜!あたいに適うと思ってんのか!この下等生物めぇぇ!
食らえ!」


「え?」

リュートは、驚きました
だってそうですよね?さっきまでのほほ〜んとした感じが
こんなに豹変するんですからねw


「は〜っはっはっは!らっくしょうだぜwったく
もっと強い奴いねえのかよ、あたいの相手にもならないぜ、ふ〜疲れた」


「・・・・」

ガネットは、そういって剣をしまうと
こういいました


「あれ?リュートさん、どうしました?っていませんね?敵
もしかして、リュートさんが倒したんですか?」


「え・・・覚えてないのか?」


「はい、もしかして私がやったとか?でも・・・
私にはそんな力は無いですし、リュートさんが倒したんでしょう?」


「おいおい・・・」


リュートは、こう思いました
こいつ・・・二重人格者かって・・・
そう思ったのでした
そして、リュート達は奥へと進む事にしたのでありましたとさw


〜エピソード7に続く〜



■作者からのメッセージ
はい、真佐人です。見習い勇者セカンドもエピソード6に突入です。
ちなみに何にも考えないで適当に三人の名前リュート、マゼンタ、ククルをつけたのですが、あとから気がついたけど辞書に載ってました。リュート(楽器)マゼンタ(色の色彩)ククル(何かを締めくくる事)と辞書に書かれてありました。
この物語まだまだ続くのでよろしくです。

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集