見習い勇者〜エピソード3〜
作者: 真佐人   2009年06月04日(木) 06時59分11秒公開   ID:YynBrr2ofCI
さて前回、勇者達は、さーかすと言う見せ物屋を破壊して、逃げているのでしたw


「こら!ふざけんな!俺達は、逃げてる訳じゃない!」


え〜?どう見たって、逃げてる感じですよ?
ま、気を取り直して、勇者達は、火山に到着しました



「む・・・ここ、なんか暑いなあ・・・」


「そうですね、なんか頂上は、真っ赤に染まってますし、噴火でもするのでしょうかね?」


「私、火山って始めてですから、行って見ましょうよw」


おいおい、僧侶ったら嬉しそうに、言ってるよ
どうやら彼女は、火山がどうゆうのか知らない見たいですね〜


「え?行くつもり・・・?」


勇者は、そう言いました


「ええ?そうですよ?」


「勇者様、もしかして火山の頂上に魔王がいるかも知れないですよ?行って見ましょうよ」


絶対にいないと思われるのですけど?


「う・・・しょうがない、調べに行くか・・・」


勇者達は、結局、いるとも解っていないのに、火山の頂上に行く事になったのでした
馬鹿な人達ですね〜


「なんか今、言ったか?」


いえいえ言ってませんよw
勇者達は、火山の頂上に向かいました


頂上は、凄い熱気に包まれていて、平均温度が高くて
立っているのがやっとでした。


「なんか、暑いなあ・・・」


「そうですね〜・・・やっぱりいないんでしょうか?」


はっきり言って、いないと思いますけど?


「あ、勇者様、なんかありますよ?」


僧侶は、何かを見つけ、勇者に言いました
それは、大きな石に、札が貼ってあったのでした


「なんか、物凄く怪しい物だな・・・」


「これ、[はがすべからず]って書いてありますし?どうします?」


「そうだな・・・危険な物かもしれんしな・・・はがすの・・」


勇者が、はがすのをやめるかと言おうとしたその時


「えい♪」


僧侶が、いきなり、札をはがしたのでした



「あああ!何やってんだ!」


「え?これをはがすって事ですよね?」


「違うって!」


もう遅いのでした
石が大きな振動をして、破裂したのでした
中から赤色に染めた羽のある者が出てきたのでした


「むう・・・我の眠りから覚ます者はお前か?」


「ほら!なんか出て来たし!嫌な予感はしたんだ!」


「もう遅いですよ勇者様・・・」


「あの〜一つ聞きたいんですけど?」


僧侶は,出て来た者に言いました


「何だ?私に何か用か?」


「貴方は魔王ですか?」


「は?」


「だから貴方は、魔王ですかと聞いているのです!」


「違うぞ!私は、ブラッティエンジェル!堕天使だ!」



堕天使は、大声で言うのでした


「何故、お前は封印されてたんだ?」


勇者は、一応聞いてみる事にしたのでした


「私は、罪を犯したので、ここに閉じ込められていたのだ・・・
だが!お前らのおかげで、我が野望世界征服がかなう時!
礼を言うぞ!若者達よ、あ〜っはっは!」


おいおい、天使のくせに世界征服って言ってるし
いいのでしょうかね〜?


「良くないに決まってるだろ!」


ですよね〜こんな危ない奴だから封印されてたんでしょうw
だから倒した方が良いですよ?


「そうですよ!どうやらこいつは、悪い奴です」


「勇者様!こいつは悪と解りました!だから倒しましょう!」


「お前が復活させたんだろうが・・・」


そうです、僧侶が復活させたんです
だから責任は、僧侶に降りかかる筈なんですけどね〜?


「まあまあ、勇者様、力を合わせてこいつを倒しましょうw」


「私を倒すだと?笑わせてくれる!はああ!」


駄天使は、手から剣を出現させて、勇者達に攻撃しようとしているのでした
こうして堕天使VS勇者達の戦いが、始まったのでしたw


「何でお前は嬉しそうに言ってるんだ?」


まあまあ、あ、駄天使を倒さないと、貴方達やられちゃいますよ?


「食らえ!神のいかずち!聯盟漸!(れんめいざん)」


堕天使は、剣から稲妻を発生させて、勇者達に攻撃するのでした



「うわ!危ない!」


「勇者様!ここは、私に任せて下さい!エターナルブロック!」


魔法使いは、呪文を言って、勇者達の周りにシールドを張って、防いだのでした


「む?避けるとは、なかなかやるな!だが!」


堕天使は、力を溜めいているようです
チャンスですよ〜?勇者様?


「そんな事は、解っている!とりゃあ!流星斬!」


勇者は、堕天使の隙をついて、攻撃しました


「く!まだまだ甘い!」


堕天使は、勇者の攻撃を武器で応戦しました
その場は、異様な盛り上がりを見せています!さあ
どっちが勝つのか?楽しみですね〜w


「こら!何、バトル場とかにいる司会者っぽい台詞を言ってるんだ!」



「勇者様、助太刀します!はあ!残像拳!」


僧侶は、駄天使に向かって、拳を打ち出しました
堕天使は、空を飛んで逃げようとした所を
魔法使いが呪文を言っているのでした



「逃がさないわよ!光れ!閃光のごとく!ライトニングバスター!」


なんかどっかで聞いた事のあるような台詞を言いながら
魔法使いは、無数の光の槍を発射して、堕天使に攻撃するのでした



「ぐはあ!こんな事で私がやられるか・・・って!あっ!」



そう、堕天使は気がつきました、それは・・・
ここが火山という事で、丁度火口に急降下しているのでした



「うわ!速く飛んで回避せねば!」


しかし、遅いのでした、それは何故かって?
それはですね〜攻撃を受けて、羽が全部散っちゃったんですよ〜
だから飛べはしないので、一直線に落ちるのです


「覚えてろよ〜ああ、赤い服を着たおっさんが見える・・・」



何を言ってるのでしょうか?サン○クロース?
堕天使は、意味不明な事を言って、火口に落ちたのでした



「何とか終わったな・・・」



「はい、危なかったです・・・」



「勇者様、これでここの平和は守られましたよ!」



「ああ、そうだなって・・・元はと言えばお前が原因だろうが!」



そんな事言ってる場合じゃ無いですよ?だって、さっきの衝撃で
火山が噴火しそうなんですから?それを気が付かないで、言い争いをしてるなんて
馬鹿な人達ですね〜



「そんな大事な事、さっさと言え!」


こうして、勇者達は、火山から離れて、魔王のいる場所を探す事にしたのでした
勇者達が、火山をクリアした頃,暗黒城ではこんな会議があったのでした・・・


「まず、勇者撲滅大作戦の会議を始めるとする」


勇者撲滅大作戦会議って・・・貴方達何やってんですか?


「五月蝿いわ!我のする事にいちいち口を割り出すな!」


「で、魔王様、結局どんなプランなんですか?その・・・
勇者撲滅大作戦って?」


悪魔は、魔王にその事を聞いて見る事にしたのでした


「ああ、そうであったな・・・まずこういう計画はどうだ?」


魔王は、こう言うのでした


「まずは、勇者の仲間達の事だ、こやつらはどうも勇者より強いらしいのだ」


そうですよね〜?だって、僧侶なんて聖職者のくせに武闘家みたいですもんね〜?


「そこでだ、まずこの勇者の仲間達から消す事にしたのだ、どうだ?」


「そうですね〜・・・いいプランでは、ありますけど・・・
なんか失敗するような確率が高いような気がします」


悪魔は、そう言いました
まあ実際一回,その方法やって失敗してるので
そう言うのは当たり前かも知れませんね〜?


「じゃあ、どうすれば良いと思うのだ!悪魔!申してみよ!」


「う!私がですかあ〜?そうですね・・・」

悪魔が考えて、何かを言ようとしたその時
声が聞こえたのでした


「その件・・・私に任せて貰えないかしら?」


「お、お前は・・・妖欄(ようらん)!」


悪魔は、驚きました、それは何故かって?
それはですね〜、妖欄と言う女性は、めったに姿を見せなくて
悪魔も名前だけしか、聞いて無かったからですよ〜


「妖欄か・・・お前なら、勇者達を倒せると言いたいのだな?」


「ええ、この者達の力がどれだけあるか知らないけど、
倒せるような気もするわね?」


妖欄は、怪しげな笑いを浮かべて言うのでした


「な、なら!お前に頼む!勇者達を打ち滅ぼしてまいれ!」


「了解致しました!でわ!」


妖欄は、手に呪符を持ち首に付けている紫の勾玉(まがたま)を触り
こう言ったのでした

「闇のしもべたちよ・・・我が答えに答えよ!空読み!」


そう呟くと、妖欄の体が浮き上がり、何処かへと飛んでいったのでした
暗黒城には、悪魔と魔王が残ったのでした


「あの・・・魔王様・・・一つ聞きたい事が・・・」


「なんだ?申してみよ」


「あの妖欄って奴なんですけど、何者なんですか?どうも人間っぽいんですけど?」



「妖欄は人間だ、だが我の元で役にたちたいと忠誠を誓ったのだ
だから、我の命令は聞くのだ・・・お前も、さっさと情報収集してこい!」


「は、はい解りました〜」


こうして、妖欄が勇者達の所に行く事になったのでした・・・
一方その頃勇者達はと言うと?


「火山も暑かったけど・・・ここはもっと暑い!」


そう、勇者達は何故か一面に広がる砂漠に来ていたのでした
まあ、適当に選んだ道でここまで来たのですから
すごいものでしょうな〜


「五月蝿い!そんな事言うな!」


「まあまあ勇者様、せっかく砂漠まで来たのですし、何か探しましょうよ?」


「何かを探すって何をだ?」


「決まってるじゃないですか?お・た・か・らですよ
この一面の砂漠には、絶対に遺跡とかありますってw」


「そうですよ、絶対にお宝がありそうな感じですよ〜」


僧侶も魔法使いもお宝の事にしか目がないみたいです
さっさと魔王退治に行けよと言いたいですけど
まあ、砂漠にいるのですしお宝探すのもありかも知れませんね〜w


「おい!ナレまで探そうとするんじゃない!」


ま、気を取り直して、勇者達は結局相談した後
お宝を探す事にしたのでした
欲に釣られた愚か者達ですね〜


「あ?今、何か言ったか?」

いえいえ何も言ってませんよ?
勇者達は、遺跡とか怪しい場所を探す事にしたのでした
そして数時間後・・・


「み、水・・・」


「つらいです・・・勇者様」


「こういう事になるならさっさと別の場所に行った方がよかったですね・・・」


勇者達は、炎天下でばてて、倒れたのでした
馬鹿な人達ですね〜それぐらい気づく筈なんですけどね〜



「くそ・・・殴ってやりたいが、今は無理だな…」


「あ・・・勇者様・・・何か飛んで来るのですけど・・・」


魔法使いは、上空に飛んでいる何かを見つけたのでした


「何かってなんだ?」


「鳥じゃ無いみたいですけど・・・人?」


そう言った瞬間、いきなりその何かから光線らしき物が
勇者達に向かって撃ちだされたのでした


「なんか・・・明るいな・・・ってうわ!」


「勇者様、光線がこっちに向かってます!」


「何としても防げ!それが出来なければ逃げろ!」


「もう、遅いです〜!」


そう、遅いのでした
光線は、真っ先に勇者達に直撃したのでした
まあ、この衝撃を受けたのですから一瞬で塵になりましたね〜


「ふむ・・・これで任務は終わったな
さて戻るとするか・・・」


その何かは、戻って行ったのでした
さあ、勇者達の運命は如何に!


〜第二幕〜

さてさて、前回勇者達は、妖欄の攻撃をもろに食らって死んじゃいましたとさ
めでたしめでたし・・・w


「おい・・・何がめでたしだって・・・?」


おっと失礼、どうやら勇者達は生きていたようです
っち、死んだと思ったのにですね〜


「勝手に殺すな!」


「まあまあ勇者様、そう怒らずに・・・何とか助かったんですから」


「そうですよ、この空洞があったから助かったんですよ?私達は本当にラッキーですよね〜」


そう、勇者達は攻撃を受ける瞬間
何故か地盤沈下にあい、空洞にいたのでした
どうやら攻撃を回避したようです


「ああ、しかし・・・ここは何だ?なんで空洞が・・・?」


「そうですね・・・ここになんか・・・あっ!」


魔法使いは、何かを思いつきました


「勇者様、もしかして遺跡の跡地じゃないですか?
だからお宝がある可能性大です〜w」


「お宝〜?本当にそんなのあるのか?」


「解りませんよ〜でも、とりあえずここにずっといるのも暇ですし
お宝捜しに出発しましょうよ〜勇者様〜」


魔法使いと僧侶は、お宝捜しがしたいと言っています
どうします?勇者様?


「どうするって言われてもなあ・・・解った、行くかあ!」


おっ勇者様ったらものわかりが良いですね〜
そんな性格だから強くなれないんですね〜w


「おい!今、かなり失礼な事言ったな?言ったろ!」


いえいえ言ってませんよ〜
さあさあさっさとお宝捜しに出発しましょう〜


「こら勝手に決めるな〜!」


こうして、勇者達は砂漠のお宝捜しに出発する事になったのでした
一方その頃、暗黒城では・・・


「ただ今、戻りました」


妖欄が暗黒城に戻って来たのでした


「おお!勇者達を倒して来たのか?」


「はい、奴らは生きてはいないと思われます」


「そうか・・・なら調べて見るぞ」


魔王は、懐から水晶球を取り出しました


「魔王様・・・それは、何ですか?」


「これか?これはだな、念じると相手の姿が見えるという
なかなかよい球だ、これで勇者達を覗いて見るとしよう」


魔王は、何かをブツブツ唱えてから、水晶球を見ました
水晶球に映し出された映像は、勇者達が元気に歩き回ってる姿が写りました


「おい!勇者達生きてるじゃないか!」


「え・・・嘘・・・有り得ないわ・・・だって絶対生きてる筈がないもの」


そうですよね〜あんな攻撃を食らったら生きてる筈無いですもんね〜
やっぱり運だけが強かったりするのですよね〜勇者達ってw


「しくじったな!もう一回、勇者達を倒しに行って来い!」


「はっ次こそは必ずや仕留めて参りましょう!」


こうして、再び妖欄は勇者達の所に向かうのでした
一方その頃勇者達はと言うと


「勇者様〜こっちも見つかりましたよ〜」


「おお!そっちもかw」


「勇者様〜こっちもです〜やっぱり探してよかったです〜」


勇者達は、偶然見つけた遺跡に入り
中に金銀財宝を見つけて、うきうき気分なのでした
っち、羨ましいですね〜


「おい、今、なんか言ったか?」


いえいえ言ってませんよ〜?
勇者達は、金銀財宝を採り続けています
しかし、そこに妖欄がやって来るって事に気がついていなかったのでした・・・
さてさて、勇者達は、遺跡を発見し、金銀財宝を奪っていました
犯罪者ですね〜


「何でだ!」


え〜だって、不法侵入に窃盗ですよ?
これじゃ、正義の者としては、やっちゃいけない事なんですけどね〜



「五月蝿い!見つけたから、いいんだ!第一持ち主なんていないし!」


「そうですよね〜持ち主がいたら、文句言って来る筈ですから」




そう言う問題でしょうか?
まあ、さておき、勇者達はまだまだ金銀財宝を探しています
すると僧侶が、こんな事を言いました


「勇者様、奥の部屋に行って見ませんか?なんか怪しげですし」


「奥か・・・一体、何があるのだろうな?」



「きっと、かなり高価な物があるかもしれないですよ?」



あるとは、思えないんですけど?


「まあ、ここも結構探したからな、行って見るか」



こうして、勇者達は、遺跡の奥の方へと行くのでした
一方その頃
上空を飛んでいる者がいました、それは・・・


「確か、ここよね?勇者達を倒した場所は」


そう、何かを探しているのは、妖欄なのであった
妖欄は、勇者達を探しているみたいです



「私の魔術、エターナルバースト食らって生きてる筈無いんだけどな・・・」



エターナルバーストとは、妖欄の魔術で、半径五メートルは吹き飛ばす
光の光線みたいな技なのでした



「勇者達みつからないわね・・・・ん??」



妖欄は、何も無いでっぱりから、白い煙がたちこめているのを発見しました



「あれは?あそこに人がいるっって事は・・・もしかして勇者達か!?」



妖欄は、煙が出ている場所に向かう事にしました
でも、一つ気になりますよね?何故、煙が出ているのかを?
その原因を辿って見る事にしましょう〜
妖欄が煙を発見する十分前
勇者達は、奥の部屋に到着しました
奥の部屋は、空洞になっていて、中心に扉があるのでした


「勇者様?この扉を開ければ何かあるのでしょうか?」


「何かってなんだ?」


「やっぱり伝説の宝でしょうw早速開けましょうよw」



いつから伝説の宝になったんでしょうか?



「そうだな・・・でも、開けたらトラップが発動して、よくない事が起きるのではないか?」



勇者様?そんな事気にしてたら先に進めないですよ?
ほら、開けないか開けるかさっさと決めて下さいよ



「こら!何でお前が命令するんだ!」



え〜だって、そうしないと物語が進みませんから〜
ほらさっさと決める


「く・・・・解った、開けてやる〜」



勇者は、扉を開けようとしました、しかし開きませんでした
無駄な努力でしたね〜


「お前が言うな!」


「勇者様、ここは私に任せて下さい〜」



僧侶は、拳を構えると、扉に向かって拳を打ち出しました



「はあ!一撃必殺!正拳突き!」


僧侶は、拳に力を込めて、扉に向かってパンチを繰り出しました



「あ〜たたたたたたたたほあっちゃあ!」



これは、ブルー○・リーでしょうか?
僧侶の拳で、扉は粉々に壊れました



「勇者様、開きましたよ〜さあ、進みましょう〜」



「開いたんじゃなくて、粉々に粉砕しただけだろうが!」


「細かい事は気にしないwさあ進みましょうw」


「そうですよ、そんな事いちいち気にしてたら、この先やってけないですよ?勇者様」



「まあ・・いいか・・・よし、行くぞ!」


勇者達は、最初の一歩を踏み出した途端
ポチっと言う音がしたのでした


「おい・・・今、ポチって・・・」


「確かになりましたね・・・」


「何かよくない事が起こるのでしょうか?」


そのとおりです、ポチっと押した瞬間、白い煙が出て
勇者達を包み込んでしまいました
あっはっは、馬鹿な人達ですよね〜


「お前に言われると、かなりむかつくんだけど!」


「勇者様〜前が全然見えません〜」


「なんか、かなり眠くなって来ました・・・おやすみ〜」


「そう言えばなんだが・・・眠く・・・・」



勇者達は、トラップに引っかかって眠りについてしまったのでした
それが白い煙の原因だったのでしたとさ〜
一方妖欄は


「この煙は・・・一体・・・?ん?」


妖欄は、その煙の中に入った瞬間、猛烈に眠くなったのでした


「く!これは罠か!勇者達め、こんな罠をしかけて・・・・!」


全然違うんですけど?どちらかと言えば、勇者達がその罠に引っかかっただけなんですけどね?
妖欄も人の子ですので、ぐっすり眠りについてしまいました
さて、これから本当にどうなるのか?本当に楽しみですね〜


〜第三幕〜

さてさて前回、勇者達は砂漠の遺跡の中にいて、トラップを踏んで
眠りについてしまったのでした、それで追って来た妖欄も罠にはまり
眠りについています、さあどうなる!?楽しみですね〜w


「く・・・どうなるじゃないだろ!」



おや?どうやら勇者達の方が、先に目を覚ましたみたいですね?



「勇者様・・・大丈夫ですか?」


「ああ、何とかな・・・しかし妙なトラップだったな・・・」



「そうですね・・・あっ勇者様、トラップは終わったみたいですし、先に進みましょうよ?」



「そうだな・・・、奥に進むか!」


どうやら勇者達は奥に進むみたいですね〜
欲深き者ですね〜勇者達ってw


「五月蝿い!とりあえず俺達は奥に行くぞ!」


「おお〜!」


勇者達は、奥の部屋に行く事になったのでした
一方その頃

「く・・・・私とした事が・・・」


外で眠っていた妖欄は、気を取り戻し、勇者達を追っているのでした


「あんな古典的なトラップに引っかかるなんて・・・私も未熟だな!
それにしても、勇者達め、私が来ると解ってトラップを張ったのだな!」



全然違うんですけど?どっちかと言うと、たまたま
勇者達がトラップを発動させただけなんだけどね〜


「待っていろ!すぐに血祭りにあげてやる!」


これを逆恨みと言うらしいですけど、勇者達も災難ですね〜
妖欄は、勇者がいると直感で思ったらしく、遺跡の中に進入したのでした
一方勇者達はと言うと


「勇者様〜、助けて下さい〜!」


「だから踏むなって言っただろ〜〜〜〜!」


勇者達は、僧侶が踏んでしまったトラップ、踏むと大きい岩石が何所からか出てきて転がるという
ダンジョンとかにありそうなトラップから逃げているのでした


「お前が踏んだんだから、何とかしろ!」


「わ、解りました〜、はああ!」


僧侶は、立ち止まって気合を溜めたのでした


「はあ!唸れ鉄拳!、フライングアッパーーー!」


そんな技、何所で覚えたんでしょうか?僧侶は飛び上がりながら
岩石を粉々に破壊したのでした


「ふう・・・これで終わりましたよ?勇者様」


「ああ、何とかな・・・でもなあ、これからそういうトラップを踏まないように!」


「はい解りました・・・ってあっ」


勇者がそう言った後、魔法使いがポチっと言う嫌な音がするのを押したみたいでした
どうやら踏んじゃった見たいですね〜w


「嬉しそうに言うな!こら!」


遺跡内は、大きい地鳴りが響きました


「なんか物凄く嫌な予感がするんだけど?」


「私もですよ、なんか来るのでしょうか?」


「勇者様!あれ!大量の水が流れて来ます!」


「え!?」


勇者は、僧侶が指差した方向を見ると、大量の水が勇者達に向かって流れてくるのでした



「うわあ〜〜〜〜!」


「な〜が〜さ〜れ〜ま〜す〜」


「・・・・」


勇者達は、大量の水で流されてしまったのでした
気分は水洗ト○レ見たいな感じなんですが、まあそれは言わない事にしましょうw
一方その頃妖欄はと言うと


「く・・・本当にここに勇者達がいるのか?」


妖欄は遺跡に入って勇者達を探しているのでした
そして何か大きな地鳴りが聞こえてきました


「ん?何だ?この地鳴りは・・・?ってぇ何!?」


妖欄は前から、大量の水が流れて来るのが解りました
ちなみに一本道ですので、後ろに逃げるしか無いのですが、
逃げられなかったのでした


「うわ!今回、こんなのばっか〜!」


妖欄は、またトラップにはまって流されてしまったのでした
そして、どうなったのかと言うと?勇者達と妖欄は遺跡の外に放り出され、砂漠に到着したのでした


「う・・・結局、砂漠に逆戻りか・・・」


「そ、そうですね・・・」


「あ〜・・きつかった・・・って勇者様!大変です!」


「一体どうした!」


「遺跡で発見したお宝が無いです・・・無くなってしまいました・・・」



「な、何いいいい!!」


勇者達は、自分達の持ち物を調べました
けれども遺跡で見つけたお宝は、何所にもありませんでした
不幸な人達ですね〜

「くっそ〜!せっかく見つけたお宝を・・・なくすとは・・・」


「これで、色々な武器とか買えると思ったのに・・・」

「勇者様・・・、もうここにいてもなんか意味が無いように見えますから移動します?」


「そうだな・・・もうここはいい!移動するぞ!」


「はい、了解しました!」


「行きましょう、勇者様」


勇者達は、砂漠を出る事を決意し、移動したのでした
一方妖欄はと言うと


「く・・・またしても、勇者達め!それにしても・・・これは何だ?」


妖欄が目覚めたら、その場に沢山の金銀財宝があったのでした


「これはよいな、早速戻って軍事金にでも変えるか」


妖欄は、お宝を全て持って暗黒城に戻る事にしたのでした・・・
さてさて勇者達は、砂漠を越えて、街に着きました
この街の名前は、メロデルと言って、音楽家達が街中いる街なのでした


「勇者様〜ここは、凄いですね?何所からか音楽が聞こえてきますし?」


「そうだな、音楽か・・・そう言えば修行ばっかりで、流行曲とか知らなかったな」


「私もですよ、昼は神に祈って、夜は武術の稽古をしていましたから音楽は聴かなかったですね」


勇者達は、歩き回りながら音が聞こえる場所へと向かっているのでした
音の聞こえる場所は、公園で一人で演奏している若者がいました


「あ、ここで演奏してる」


「本当ですね、勇者様」


「あの〜、何の曲を演奏してるのですか?」


僧侶は、若者に何の曲を演奏してるか聞く事にしたのでした
若者は、演奏をやめると、こう言ったのでした



「ハロ〜プリティガールwこんな場所になんのようや?」


若者の言葉遣いは、明らかに変だった
と言うか、こんな人普通いないと思うけど?
でもここにいるのだから、まあいいでしょうね?


「何だこいつは?」


「こんな不思議な話し方をする人、初めて見ましたよ」


「おう!俺の名は、ビート、流浪の音楽家さw
俺の夢は、世界に通じる音楽を作る事なんや」


流浪の音楽家、響きはかっこいいですけど
やっぱり変人ですね?この人w


「ちなみにさっき弾いていた曲は、赤き翼と言う曲なんや
聞かせてやろう!魂のBEATを!ハッハッハッハ!」


えらく元気ですね〜w勇者達は呆れているみたいです
ま、当然ですね〜ビートは、自曲?赤き翼を演奏したのでした


「・・・不思議な感じのする曲だな・・・な!」


勇者はある事に気がつきました、それは自分の体がまともに動かなかったのでした


「勇者様!どうしたんですか?」


「体が・・・動かん!」


「あ、本当!何これ!?」


「ふっふ〜!これが俺のサウンドスペル、赤き翼なんや
これはな?相手の動きを止める動きがあるんや、どや?効いたやろ?」


「お前・・・何者だ!」


「俺?俺は音楽家だってw徒のなw」


「そんな音楽家、普通いないぞ!」


「そうですよ!そんな人、普通にいないですよ」


「まあ、そう怒るなや、すぐに効果は切れるからな」


ビートがそう言うと、確かに動けるようになったのでした


「ふう・・・効力は解った、でもこの能力を何に使うんだ?」


「それはやな?相手が逃げないように、俺の演奏を聞かせてやるんや」


酷い人ですね〜w束縛してるよw


「そうか・・・じゃ、邪魔しちゃ悪いな、俺達は行くよ」


「おうwまた曲聞かせてやってやるよ、じゃw」


勇者達は、ビートから離れたと言うか逃げたのでした


「変な奴だったな・・・」


「そうですね、曲はいいんですけどね〜・・・」


「勇者様〜他にまだ行ってない場所ありますから、そこに行きましょうよ?」


「ああ、そうだな、そうするか」



勇者達は、メロデルの街をさまよう事にしたのでした
一方その頃暗黒城では


「う〜む、資金は入った、だが!勇者はまだ健在だ」


人類の天敵の魔王が悩んでいました、そして水晶球を取り出して
中を覗き込んでいます、何が見えるのでしょうかね?


「む?勇者達は、音の街、メロデルにいるか・・・全軍に命令をする!即刻討伐に行って来い!」


魔王は、部下達にそう指示を出すと
こう言ったのでした


「さて、はまってる人生ゲームでもやるか・・・」


魔王が人生ゲームにはまってますw
あははw魔王は何の人生を送ってきたんでしょうか?


「む!破産だと!この魔王が破産だと!?笑わせてくれる!」


魔王は、どうやら破産に追い込まれたようです
子供ですねwあははははw


「ふう・・・、ゲームクリア、さすが我だな」


数十分後、魔王は人生ゲームを放棄したのでした
そして、しばらく何か考えて、すっと消えたのでした・・・



〜第四幕〜

さてさて、勇者達は、音の街、メロデルに辿り着き
ビートと言う変人?に遭遇したのでした


「確かに変な奴だったな・・・」


「そうですね〜、でも結構面白かったですよ?」


「そうですよ、音が良かったですし」


「まあな・・・」

勇者達は、メロデルの町を巡回しているのでした
しかし何処を行っても、街の中は音楽家でいっぱい
何処からともなく音が聞こえて来るので、勇者達は少し疲れたのでした


「良いメロディなんだけど、こうずっと聞いてるとさすがにな・・・」


「そうですね・・・少し、静かな場所に行きたいですね・・・」


勇者達が、そんな事を言っている頃
妖欄はと言うと・・・


「ここが、メロデルの街か・・・」

「そうらしいですね?」


妖欄の後ろには、手下と思われる悪魔がいるのでした
まあ、いたって所詮雑魚キャラですので、弱い事には変わりないんですけどね〜w


「五月蠅い!私は、修行して強くなったのだ!」


ほ〜?どんな修行ですか?まあ雑魚キャラともう決まってるので
修行しても大して強くならないと思いますけどねw


「もうそのぐらいにしたらどうだ、この街を攻めるぞ!」


「は!了解しました!」


妖欄が、そう言うと悪魔は頷いたのでした
さて、これからどうなるのでしょうね〜w
一方その頃、勇者達はというと?


「ん?何だあれ?」


勇者達は何かを見つけたようです
一体、何でしょうね〜?


「あ、勇者様〜あの人、ビートさんじゃないですか?」


「あ、本当だ」

勇者達が目撃したのは、ビートがギターを持って
演奏しようとしているのでした


「おう!お前らまた会ったな、どや?この街は?」


「音楽家達がいっぱいいて、五月蠅い国だよはっきり言って」


「まあな、それは仕方ないんや、この街は、昔から音楽が中心やったんやから」


「へ〜そうなんですか」


「良し、ここで会えたのも何かの縁や
一曲弾いたるで〜」


「いや・・・いい」


勇者が、断ろうとした時
別の場所から、爆音が聞こえたのであった

「何や?あの爆音は」


「なんか、やな予感・・・行ってみるか・・・」


「そうですね、勇者様」


「もしかして、敵かも知れませんから、武装していきますね〜」


僧侶はそう言うのだが、前と変わらない格好で現場に向かったのでした


「この街は、非常に迷惑だ、魔王様の命令によってこの街を破壊する!」


妖欄は、杖からエネルギー弾を作り出し、家々に向けて発砲しました


「食らえ!エターナルジェレイド!」


杖から無数の光の弾が拡散して、四方に散らばり、落下した瞬間爆発して
辺りは紅蓮の炎に包まれたのでした


「わっはっは、これが我々の力だ!すぐに降伏するがいい!」


あの〜?貴方、なんもしてないのにいばって恥ずかしくないんですか〜?
まあ、悪魔にそれを言ったって、無意味かも知れませんね〜


「うわ!街が燃えてる・・・」


おや?どうやら勇者達が到着したようですね〜
これはバトルですか?さあ、とっとと始めましょうW


「だからお前は、何でそんなに嬉しそうなんだ?」


いえいえ?別に嬉しそうじゃありませんよ?
妖欄は、勇者達を見つけると、こう言いました


「いたな?勇者達よ、この前は数々の罠にはめてくれたな!」


「え?何の事?」


「そうです、一体何の事ですか?」


「全然、記憶に無いんですけど?罠って?」


「貴様ら!私への数々の侮辱をしておきながら
その態度は何だ!許せん!成敗する!」


あらら、完璧に怒ってますね
まあ、当然ですね〜勇者達も災難ですね〜


「私も手伝うぞ!はあああ!」


悪魔は、手に力を込めて剣を作り出しました


「勇者様!こうなれば戦いましょう?」

「そうですよ!この街を焼き尽くす気ですよ!
そんな事は、私達正義のメンバーが許しません!
勇者様、戦いましょう!」


「ああ!そうだな!各自戦闘態勢だ!」


「はい!」


「了解しました!」


こうして、妖欄&悪魔&勇者達の戦いが始まるのでした



「ふ・・・ここは、俺の力が試される時やな・・・」


ビートは、一人、そんな事を言っているのでした・・・

〜エピソード4に続く〜
■作者からのメッセージ
真佐人です。見習い勇者のエピソード3を投稿します。たぶん文字数20万文字は超えてると思いますね、めちゃくちゃ長いですし、次ぐらいでラストになると思いますが、最後まで見てみてくださいませ〜
基本的にナレーションがつっこみ担当でこの物語は始まっておりますw

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