ジュエルプリンセス 第22話 決戦と最悪の戦い
作者: 夏姫 みの   2009年05月11日(月) 17時19分31秒公開   ID:yFJt.EYgtqA
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――有理ちゃんの特殊能力で悪意をたくらんでいた……



それだけは私は……許せない……!!



それに



由梨ちゃんは妹さんを大切に思っていた。


有理ちゃんも姉さんを大切に思っていた。



「なんで……こんな姉妹の手出しをする必要があるの……?」



悲しくて……怒りたくて……



その時だった。









クラッ……



うっ! こ、この感じは……!!!!




ドサッ……





「!!!」



皆が驚く。











「叶氣ちゃん……!」


この声は聞き覚えのある声だった。間違いない、この声は――


「有理ちゃん……」


有理ちゃんはこの世にはいないけど、特殊能力だけはなくならなく、ここに残っている。


「あの……私、決戦で叶氣ちゃんに力を……あげたくて」


「えっ……?」


急だからびっくりした。


「じゃあ、私につかんで」


有理ちゃんからブツブツと呪文みたいなのが聞こえる。




だんだん、私の視界が白くなっていった……












「さて、私もジュエリーチェンジを、ね」


「えっ……?」


皆驚く。由梨はじつはパワージュエルを2つ持っていたからだ。



「無数に舞う華麗な紫の蝶……今こそ私に力を……」


由梨は紫の光に包まれた。皆、哀瑠以外驚いてる。


「ジュエリーチェンジ! ブローディアアメジスト!!」


容姿は黒髪の巻き髪、ブローディアのお花の髪飾りがサイドにある。


「――ふーん……久しぶりこれ……か」


「そうよ。アメジスト……姫様あの子の代わりということで」


由梨はクスッと笑う。






その時もまだ、叶氣は


























眠っていた










                                             つづく
■作者からのメッセージ
最初はやっぱシリアスですね; 夏姫です!! もう最後まで来ています!!
戦いで、意外な展開になりました。すごい……怖いというか泣きそうになるというか……複雑です。
それでは! 次回もお楽しみに!!

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