長い長い旅のお話
作者: 0   2008年11月19日(水) 20時12分24秒公開   ID:4ezWM4C7G0.
買い物を終え少しのどがかわいてきたころ

スカイ「どっかで軽食すっか?」

ガリアン「うん!!」

待ってました!!

喫茶店みたいな所に入る

スカイ「俺、メロンソーダ、お前は?」

スカイはガリアンに聞いてきた

ガリアン「じゃあ僕もメロンソーダで・・・。」

店主「かしこまりました。」

そのとたん店主の目がガリアンを向いた

店主はまだ若そう

青い髪に顔のタトゥ

でも本当に店主?

店主「なんだ?見かけない子だな・・・。」

店主はガリアンの顔をじろじろ見てくる

ガリアン「あ、はい。さっきこの町に来ました。」

店主「名前は?」

ガリアンは少し戸惑った

ガリアン「僕の名前はユーレンです。」

とっさに出てきた変な名前

店主「変わった名前だな・・・。ほらこれをやる。」

チャリーン

金貨が落ちた

でもスカイが持っている金貨と違う

スカイがすばやく拾った

スカイ「ガリアン、これは俺が預かる。町から出たらやるから・・・。」

ガリアン「うん・・・。」

町から出た

そしたらスカイが

スカイ「クックックック・・・、あーっはっはっは!!」

いきなり笑い出した

ガリアン「どうしたの?スカイ・・・。」

スカイ「お前すごいなー。まんまと嘘つきやがった。」

ガリアン「あ・・・・。」

あの名前のことだ・・・

スカイ「エリに言わねーと。」

ガリアンはすぐ反応した

ガリアン「ダメ!!それだけはやめてー!!」

エリが僕を信じてくれなくなる・・・

スカイ「わかったわかった。言わねーから。」

町へ帰った

ガリアン「エリおばさん!ただいま!!」

エリ「おかえりガリアン。そして・・・。」

エリの視線がスカイに向く

エリ「こ・の・子・に何もしてないでしょうね!!?」

スカイ「してねーよ♪」

また二人の言い合い

どういう関係なのかガリアンは気になったが聞かなかった

いつも通りレイル達と遊んだ

レイルの発言がガリアンのすべてを変えるなんて知らずに・・・

追いかけっこをした

そしてみんなで共同台所に行ったら人だかりがあった

ガリアン「何があったの?」

レイル「新しい労働者が来たんですって。たしかドリクだったかな・・・?」

ガリアン「ドリクさん?」

レイル「ええ。」

遊び終わりエリが待っている家に帰る

エリ「おかえりガリアン。」

ガリアン「エリおばさん、ドリクって知ってる?」

エリ「ドリク?あァ、新しい労働者の・・・。」

ガリアン「どんな人?」

エリ「臭くて、不潔で、もうダメダメの人・・・。」

ガリアン「ダメじゃん・・・。」

エリ「そうね。でも今は一人でも労働者が惜しいから・・・。たとえ敵であっても・・・。」

ガリアン「え?」

エリ「何でもないわ。」

その時ガリアンの頭のかわいた声がガリアンにささやいた

まるでそこにいるかのように・・・

ーガリアン、その女の言うことは嘘だ・・・。信じるな・・・ー

ガリアン「え・・・?」

エリ「どうしたの?ガリアン。」

ー大体、その女はお前の母親でもないのだぞ?なぜ信じる必要があるのだ?−

ガリアン「やめてくれ・・・。」

エリ「ガリア・・・。」

ー信じるな!!!ー

ガリアン「やめろォォォォォ!!!!」

ガリアンは

叫び

泣き

理性を失いかけていた

エリ「ガリアン!?・・・ガリアン!!」

エリは暴れるガリアンを抱きしめた

ガリアンは涙が溢れ出していた

エリ「どうしたの?ガリアン・・・。教えて・・・。」

ガリアン「頭の・・・中に・・・声が・・・・・。」

エリ「え・・・?」

ガリアン「ねぇ、エリおばさん。僕のお母さんとお父さんはどこにいるの・・・?」

ガリアンはふるえる声を絞り出して言った

エリ「今度、教えてあげる。」

ガリアンはすごく気になった

頭の中のかわいた声と

エリおばさんの真実を・・・
■作者からのメッセージ
どうだ!!どうだもこれもないか・・・。

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