私の翼は飛べませんー緋色の過去ー
作者: ヘレン   2008年11月03日(月) 15時08分56秒公開   ID:4ezWM4C7G0.
振り返る

私が作ったその道には

誰かいますか・・・?


ー緋色の衣ー

ターゲット「だ、誰だ!!お前は!?」

私は何も答えない

日本刀を振りかぶり

ターゲットの肩に下ろす

ターゲット「ぎゃああああああああああァ!!!!」

右肩が落ちる

ターゲットはもう気を失った

このまま放っておいても

大量出血で死ぬだろう

でももし生きてたら・・・?

ドスッ!

私は念には念をと思い

心臓に刃を落とした

水たまりのように血が地面に広がる

止めをさす時

雷香法でやらなかったため

返り血を浴び

服が血で染まる

ざっざっざっざ・・・

誰か来る

その人はターゲットが死んでいるのを見届けると

電話で誰かに連絡した

警察だろう・・・

私はそこを音を絶てずに

去った・・・

家に帰り携帯を見ると

アイリンからメールが届いていた


 明日、アジト集合だって。

     待ち合わせして行こうよ。

         場所は花屋!!
      
            よろしくね〜♪


アキ「んなこと急に言われても・・・・・。」

私はその緋色に染まった服を眺めた

そうあれは4年前・・・

たしか私の誕生日の3月3日

私が10歳になった時

『誕生日パーティーしよう』って

お父さんが仕事を早めに片付けるって

朝早くに出て

私は学校に行っている間も

ずっと楽しみにしてて・・・

そして・・・・



アキ「ただいま〜!!」

ドアを勢いよく開け

勢いよくお母さんの所に行く

アキ「お母さん!誕生日プレゼント買ったァ?」

でもお母さんは何も答えなかった

私に背中を見せて

よく見たら小刻みに震えてて

10歳でもわかった

母「あ、アキィ・・・。」

お母さんは泣きながら私に抱きついてきた

でも何で泣いているのかは

聞かなければわからなかった

アキ「お母さん、どうしたの?何で泣いてるの?何で私に抱きつくの?何があったの?」

母「アキ・・・。お父さんね・・・。」

アキ「うん・・・・・。」

母「交通事故で・・・、死んじゃったって・・・・・。」

アキ「え・・・・?」

もう私は放心状態になった

アキ「うそ・・・・・だ・・・。」

うそだ!!!!!



『キラー』にならないか?


君なら『レインボー・キラー』にもなれるかもしれない・・・


アキ「・・・え?」


とぼとぼ

道を歩いていた時だった

声をかけられた

そして私が言った言葉は

アキ「給料は?」

その答えを聞いた時

私は思った

ーお母さんが楽になる・・・!!−

ーお父さんを殺した人を殺せる・・・!!−

それだけを思って今

私は仕事をしている

道が間違っていたとしても

この体が血に染まろうとも

私は家族を守る・・・

絶対に!!!

■作者からのメッセージ
う〜ん。
『期待はずれ〜』なんて思った人も多いのではありませんか?
だったら、すいません・・・。

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