ジュエルプリンセスsihning 第7話 裏 |
作者: 夏姫 みの 2009年06月20日(土) 21時05分27秒公開 ID:bkWoewa3Plc |
「……じゃあ、始めるか!」 「いつでも」 ほえーーーっ!!! 凄いよ! 「ファイヤボール!」 「ナイトバリアー」 秀くんは立ったまま、囁くように言った。バリアーは陽の技も効かなくて、すごい力(パワー)だ。 「五十嵐くんのバリアーの威力は強いわね」 「そうですね。守備に回ってもいいかもです」 空上姉弟がその戦いをみながら考えて言う。 「バリアーの威力は凄いな!」 「……」 無口無表情の秀くん。陽の声も聞こえないみたいだ。 「次は攻撃だ」 「わかった」 秀くんは目を閉じる。そして、目を開ける。ああああ、あれ? め、目の色が空色から黒に変わってる……。これには、生徒会も驚いた。不思議だからだ。 「ナイトウェブモーション!!」 秀くんは持っている杖でそう言った。そのとき、紺色の波動(?)みたいなのが陽に向かって飛んでくる。 「……っ!」 陽はバリアーでなんとか耐えた。 「つ、強いですわ! あの漆黒の目が強くしているもとなのかしら?」 「すごい」 私は言葉も出なかった。なんだかテストをやってるみたいじゃない感じだ。 「凄いな! 秀、お前完璧! ぜひ生徒会に入ってもらいたいぜ!」 「……そう。わかった」 ほぇ? いま「わかった」って言った時、にやっとしたような……気のせいかな? 「あ、あっさりといいの? 秀くん」 私は言う。 「別にたいしたことは無い。それに… 姫様もいるし」 わ、私? なぜ私。と、心の中で言っているとき、秀くんと陽はジュエリーチェンジを解いた。 「じゃあ、生徒会のー…書記に回ってもらおうかしら。 桃奈ちゃんが直感で決める。さすがお嬢様。有紀くんも「はい」と答える。 「 「陽。……秀くん、不思議だよねー」 「そうだな」 目の色と同時に目つきも変わっていた。なんだか不思議だ。何かを支配してやる……! 見たいな感じのオーラというか、空気が秀くんの前に流れていたような気もする。そんなことを思うのは、敵しかいないと思う。もしかして秀くんは敵かな? でもこれ以上、疑うのもやめよう。私たちの力になってくれると思うしね。 と思ったとき、秀くんのケータイのバルブ音が鳴る。 「失礼」 「あ、うん」 私は言った。そして生徒会室に先行ってるよとも言った。 「……それで? 進入は成功したの? 秀」 「はい、成功しました。それに、生徒会に入れてくれましたし」 「そう、それはうれしいわ。これからどうなるか楽しみよ」 電話で女の人は笑う。 「楽しみにしていてください。 つづく |
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