見習い勇者セカンドストーリー〜エピソード4〜
作者: 真佐人   2009年06月24日(水) 22時56分38秒公開   ID:YynBrr2ofCI
〜第一幕〜

「なあ、ちょっと聞きたい事がある・・・」


「何よ?リュート」


「何ですか?」


「俺達は、魔王退治の旅をしている筈だよな?」


「そうよ?それがどうかした?」


「ここ・・・・何処だ?」


リュートは、そう言いました
ちなみにリュート達のいる場所は、密林の中なのでした


「う〜ん何処って言われても〜」


「はっきり言うと・・・ジャングルですね?」


「やっぱそうだろ!?何でこういう事になるんだよ!」


「え〜っと・・・」


何故、リュート達は密林の中にいるのか?と言いますと
それは数時間前の事


「ねえ?リュート」


リュート達は、北へ向かって歩いていると
マゼンタが話かけて来たのでした


「何だよ?マゼンタ」


「あれ見て?」


マゼンタは、何かを見つけたらしくリュートに言いました
リュートは、マゼンタの指した方向を見ると、そこには一つの大きい銅像が建っていました


「何でしょうか・・・あれ」


「さあ?でもなんかこういうのって怪しくない?何か秘密が隠されているようだしね?」


「確かにな・・・ちょっと調べてみるか?」


「そうしましょう?リュート」


リュート達は、銅像の近くまで行きました
近くまで来ると、その銅像の名前は、導きの像と書いてありました


「何か胡散臭い銅像だな・・・」


「そうですね?でも、私達は結局行き先は北って言うだけで
何にも解決してないから、これに頼るのもいいかもしれないですね?」


「でもなあ」


「リュートにククル、これ見て?何か書いてあるわよ?」


「ん?どれですか?え〜っと」


ククルは、銅像に書いてある文章を読み上げました


「この像は導きの像、この赤いボタンを押して行きたい場所を念じれば
その場所に連れてってやろうって書いてあります」


「ほんと?じゃあこれに頼みましょうよw早速押すわね?」


マゼンタは、ポチっと素早く押したのでした


「ま、待て!いきなり押すなよ!?」


「え〜?もう押しちゃったw」


リュート達の体が、光に包まれました
こうなれば異常現象?としか思いませんね〜?



「あ、まだ続き書いてありますよ?「但し、確立は50%なので、ハズレても恨まぬようにって」


「何だと〜〜!?うわあああ!」


リュート達は、その場からパッと消えたのでした
そして、気がついた時には、密林の中にいるのであったとさw
あはははw馬鹿ですね〜w



「結局マゼンタのせいじゃないか!」


「そう怒らないでよ?わざとじゃないんだから〜?」


「どうするんだよ・・・こんな密林に来てさあ・・・」


「そうですね・・・どうしましょう」


「とにかくこの密林から、抜ければいいのよね?なら私に任せてよw」


「おい・・・何する気だ・・・!?」


「え?何って、こ・れ・よw」


マゼンタは、一本の杖を用意して
呪文を唱えました


「や、やめろ!」


「もう遅いわwさあ行くわよ!エターナルファイアー!」


説明:エターナルファイアーとは?エレメンタルファイアーの何十倍の威力であり
あらゆる物を焼き尽くすという恐ろしい魔法なのであったw
なので、密林の木は一瞬で灰になったのでした


「これでOkw」


「何がOkだ〜!やりすぎだろ!?いくらなんでも!」


「でも、一本道ができましたよ?遠くに町が見えます」


確かにそうなのでした、密林の木の間に道が出来て
遠くに町が見えるのでした、でもはっきり言うと
自然破壊の極悪人ですよね〜?これが正義のパーティというのでしょうか?w


「もうどうにでもなれだ!」


おや〜?どうやら何か諦めてるって感じがしますね?
とりあえずリュート達は、町が見えるのでそこに行く事にしたのでしたとさ


〜第二幕〜


さてさて、前回、リュート達は変な像に導かれ
密林にやって来たのでした
そして、町を発見したみたいですね〜?


「あ、あれが町だな?」


「そうね?リュート、でも何だか・・・」


「何だか・・・?」


「何か鉄の匂いとかするのよね?どうしてかしら?」


「あ、本当ですね?でも何なんでしょ?」


「とにかく行ってみようぜ?何か解るかも知れないし」


「そうですね」


リュート達は、町の中に入る事にしました
ちなみに町の名前は、「機械の町、サンジェント」と言うみたいです
機械の町って・・・何かすごそうですなあw


「機械の町、サンジェントかあ・・・」


「見てみて?リュート?ロボットが歩いてるわ!?」


マゼンタは、何かを発見したらしくリュートに言うのでした
確かに見てみると、銀色のロボットが二足歩行をしております
はっきり言って、すごいですw


「凄いな・・・さすが機械の町
このぐらい当たり前なのか?」

「さあ?でも、歩くだけじゃ意味が無いわね?」


おいおい、何気に酷い事言ってますね?
凄いロボットだと、思うんですけどね〜?


「ロボットを馬鹿にするな〜」


いきなりそう言う者がいました
リュート達は、声がした方向を振り向くと
白衣を着た男が、立っているのでした
こいつ・・・科学者?かも知れないですね〜?



「お前は?」


「私の名前は、レジスト、この町
サンジェントで機械を作っている者だ
今、ロボットの事を馬鹿にしただろ!」


そう言って、怒っていました
あの〜どうします?今にも襲い掛かって来そうな感じなのですけど?


「なあどうする?」


「そうですね・・・ここは素直に謝れば許してくれるのではないですか?」


「確かにな・・・それでいくか」


「私が言ったんだから、あやまるわね?」


「あ、ああ」


どうやら、リュート達は、謝る事に決めたようですね?


「お〜っほっほっほ、すみません〜ね?私たち、機械というのを見た事が無かったので〜?謝ったんで〜許してくれます〜?」


何?このキャラ?って思わせるような感じに
マゼンタは言いました、それを聞いたレジストは


「おい・・・何か謝り方が、馬鹿にしてるように聞こえるのは気のせいか?」


いえいえ気のせいでは無いと思いますけどね?
てか、馬鹿にしてると思いますね?私はw


「ま、謝ったならそれでいい?それで
君達は、何しにここに来たのかな?」


レジストは、そう言いました
リュート達は、こう言いました


「道に迷って、たまたまここに着いたんだ」


「そ、そうなのです」


「お〜っほっほっほ、私達が来ちゃいけない事もあるのですの?」


マゼンタは、どうやらこの話し方に決めたみたいですね?
はっきり言って、エセお嬢様って感じかな?w


「いけない事?別に無いが?ただ聞いただけだ
で、どうだ?この町の感想は」


レジストは、そう言いました
リュート達は、こう答えました


「そうだな・・・何ていうか、凄い町だな」


「鉄の匂いとかして、嫌な気分もしますが、いい町ですね」


「まあ、私にとっては、この町はどうでもいいって感じですわ」


「見事に意見がバラバラだな・・・まあいい、私は用があるので、失礼する」


そう言って、立ち去ろうとすると
爆音が聞こえてきました


「ん?何だ!?き、機械が破壊されてる!?」


レジストは、粉々になった機械を見て、驚きました
そして、それを破壊した人物を見て、驚きました


「な・・・何だお前は!」


レジストの見た人物は、上半身が狼
下半身が人間の、変な姿?だったから驚いたんですよね〜?
普通、こんな奴、いませんって絶対w


「お、お前・・・レーター?・・・生きてたのか?」


「む、そこにいるのは勇者の末裔か!あの時はよくもやってくれたな!
仕返しをしてやる!」


「いや、ていうか・・・俺の剣技で消滅したのに何故生き返ったんだ?」


「・・・・・・・・神様のおかげ?」

何を言ってるのでしょうか?どうやらレーターにも
生き返った方法が、解らないみたいですね?


「まあそんな事はどうでもいい!勇者の末裔達よ!成敗してくれる!」


そう言って、レーターは、襲い掛かってくるのでした


「リュート!戦いましょう!そしてもう一度、再起不能にしてやりましょうよ!」


「まあ、いるって事自体が嫌だしな?こいつの場合・・・よし、やってやるぜ!」


「私もお手伝い致します!リュートさん!マゼンタさん!」


こうして、再びレーターとの戦いが始まったのでした
はたしてリュート達は勝てるのか?それは解りませんね〜w
その光景を見ていた、レジストはこう言っていました


「こいつ・・・機械の敵!許さん!」


そう言って、何処かへといなくなったのでありましたとさ・・・


〜第三幕〜

さてさて、前回、何故か復活したレーター
それと戦う羽目になった、リュート達
さあ、この戦い、一体どうなるのか?
まあ、結果は見えてるように思いますけどね〜?


「おい、何か失礼な事を言ったよな?」


いえいえ何も言ってないですよ?w貴方の聞き間違いですってw
まあそんな事は置いといて、リュート達はレーターと戦います


「いくわよ?今度こそ、完全に滅ぼしてやるわ!お〜っほっほっほ」


あの〜?言ってる事が、邪道なんですけど?


「やってみろ!この前見たいに、そう簡単には、やられんわ!」


レーターは、手に何か装着しました


「それは・・・鍵爪?」


「ですね・・・でも、色が・・・」


リュート達は、レーターの装備した物に驚きました
まあ当然です、だって、鍵爪の色ってやっぱ銀色?と思うのに
何故か緑色です、はっきり言ってそれで切られたら嫌な感じがします、はい


「ふっふっふ、これに驚いたか」


いや、誰だって驚きますよ


「うん、確かに驚いた、けど・・・」


「それでやられる訳にはいきませんわ!」


「私達はこんな雑魚にはやられたりはしません!」


あの〜?何気に酷い事言ってませんか?あ、ほら怒ってるし


「てめえら!やっぱ許さん!喰らえ!シザーズガウン!」


レーターは、緑色の鍵爪で空を切り裂きました
そしてそこから、カマイタチが発生して、リュート達に襲い掛かって来ました


「うわ!」


「リュート!危ない」


リュートは、カマイタチを喰らいそうになりましたが、マゼンタの魔法で
何とか避けられたのであった


「っち、避けられたか」


いや、誰だって痛い思いはしたくないし、避けられるんだったら避けると思うけど?


「よくもやったな!やっぱり再起不能にしてやるぜ!」


「その意気よ!リュート、さあこいつをぼっこぼこにしちゃいましょう!」


「そうですね、こんな変人、さっさと倒しましょう」


リュート達がそう言っていると、リュート達の所にやって来る者がいました


「待て!こやつは、私が倒す!」


そう言ったのは、レジストでした
レジストは、何か機械に乗っています


「ん?普通の人間ごときに、この俺が倒せると思っているのか?」


「倒せるさ、科学の力があればな?いけ!戦闘ロボ、イレイザー君!」


イレイザー君と呼ばれたロボットは、蒸気を出して動き出した
そして、レーターに向かって


「ミサイル全弾発射!」


「み、ミサイル!?」


「何、考えてるんだ!」


確かにそのとおりですよね〜?だって、ミサイルなんか撃ったら
町なんて壊滅しますって


「うわ!やめろ〜〜〜!」


「行け〜!機械を壊したこいつを、滅ぼすのだ!」


イレイザー君は、レジストの言うとおりにミサイル発射態勢に入りました


「おい、マゼンタにククル!ここは危ない、逃げるぞ!」


「了解、爆発に巻き込まれたくないしね」


「そうしましょう、行きましょう!」


リュート達は、そう言って町から出て行く
そして数秒後

「このままでは、終わってたまるか〜〜〜!」


そんな声が聞こえた瞬間、大爆発しました
もちろん町は跡形もなく残っていません、まあ当然か


「大丈夫でしょうか・・・あそこには沢山の人が」


「いや、それは無いと思う、町の中を見てみても、人がほとんどいなくて
ロボットがいっぱいいたからな、もしかしてあいつが町長でたった一人の住人なんじゃないのか?」


「これからどうする?リュート」


おや?マゼンタの口調がいつものように戻ってますね?
きっと、お嬢様風はあきたのかな?


「そうだな、とりあえず他の町で魔王の情報でも探すか
魔王退治の旅をしてるしな」


「そうね」


「そうしましょう」

リュート達は、魔王退治の旅を続ける事にしたのでした
一方レジストはと言うと


「全部無くなっちゃったけど、ま、いいか、私の町だし
また最初から作り直すか〜」


お前の町だったんかい、ていうか?何故生きてる?
レジストは、再び機械作りを始める事にしたのであったとさ・・・


〜エピソード5に続く〜

■作者からのメッセージ
真佐人です。見習い勇者エピソード5を投稿します。
投稿するのは四日ぶりですね、大体、この四日間ずっとPSPにはまってやりつづけて寝不足気味な感じです。あと臨時収入が入ったので豪遊?してたりもしてました。また時間があれば投稿したいと思います。

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