魔獣神王キマイライア 第0話プロローグ
作者: 虹   2009年04月23日(木) 00時29分15秒公開   ID:QmnVXXDoBFE
夜の街。一人の帽子をかぶった怪しい男性が一人の女子学生をおそっていた。

「ふふふ、・・美味そうな女の魂・・・・」

邪悪なマイナスエネルギーから生み出された邪神ガタノ。人の魂をえさに人間たちを次々と食す悪しき神。

「貴様の魂・・・ちょうだいする!」

男は女子学生におそいかかったそのとき。二球の光弾がその男に当たった。そしてその男の前に6人の若き女性たちが現われた。

「そこまでだ、邪神ガタノ。我らグリフォリウスがいる限り、きさまらのすきかってにはさせん」


センソウ=ブルーフェニックス、階級は中佐。グリフォリウスの隊長。こい青い髪にながいポニーテイルに青い瞳の女。愛称はせんさん。


「俺の邪魔をするか。なら貴様らからああ・・」

すると男は突然変異して黒い蜘蛛のような姿になった。

「うひ!蜘蛛!私蜘蛛は苦手〜〜!」

ヤヨ=イモーニンスワニー。階級は中尉。黒髪に右側だけ髪を結んでいる。

「まったく、オマエの蜘蛛嫌いにはあきれるよ。本当に軍人?」

シン=マインド。階級は中尉。ボーイッシュなショートカットの髪型の女。

「う、うるさい!」

「ヤヨ、シン、もめごとならよそでおねがいしますわ」

アズ=サオーツー。階級は大尉。黒く長いしなやかな髪をした、一番背が高い女。

「アハハ、二人とも怒られたネ」

イオ=リュンホウ。階級は少尉。黒髪で中国人。

「んふふ、せんさんココはこのミキだけにまかせてよ」

ミキティ=ヒューチャー=フゥ=セイラン。階級は中尉。セミロングの髪に緑色の瞳をした女。愛称はミキ。

「ミキ、勝手なことはやめよ」

「は〜い」

「キサマラ全員俺ノ食事トナルノダ!」

ガタノは口から黒い糸のようなものを吹いた。その糸はすべてを溶かす溶解であった。

「全員散開し殲滅せよ!」

「了解!」

「ムダダ、全部捕マエテ食ベテヤル。マズハオマエカラダ」

ガタノはアズを指差した。

「私を食べる?私一番まずいですわよ。弐式閃光!!」

アズは手から光の光弾をはなった。

「ウウオオオ」

「ヤヨ、シン!お前たちも続け!」

「了解!」

アズとシンも続けて攻撃の態勢にはいった。

「じゃ、まずは私から」

「いいや、僕から」

「なに?喧嘩うるき?」

「やるか〜!」

ヤヨとシンは喧嘩をはじめた。

「こら!二人ともなにやってる!」

「アハハ、だったら私いくネ」

イオは瞬動術を使い、ガタノに中国拳法をはなった。

「ああ!イオ!」

「さきに攻撃するなんてずるいぞ!」

「早い者勝ちネ」

「ミキ、私とフォーメーションをくめ!」

「りょうか〜い!」

センはミキとともにガタノに接近した。ガタノは黒い糸を吐いた。

「ほらよ!」

ミキはセンの前にたってシールドのような壁を張った。そしてセンはその壁を飛び越えた。

「オオオオ!!」

「はああああああああ!!」

そしてセンは手でガタノを斬り裂いた。

「オ・・・オオオオ」

ガタノは真っ二つになり消滅した。

「ガタノ消滅を確認。敵の残存なし」

ツシ=シュンゲツ、階級は中尉。栗色に三つあみにむすんだ髪にめがねをかけた女。

「ご苦労様、帰還して」

ヒヨ=オンヌ、グリフォリウスの長官にして支配人。

「(みんな成長しているみたいだけど、さすがにガタノもどんどん強くなってきているみたいね)」


彼女たちはガタノから人間たちをまもるために各国から派遣された対ガタノ撃退秘密組織グリフォリウス。そしてガタノを殲滅するため12体の獣神、1体の魔獣神王の戦いが始まる。

■作者からのメッセージ
今回はプロローグとして書いてみました。レギュラーの女性キャラは今のとこ7人でましたがあと5人はいます。できたら背景などは自分が書いた絵などをつかうかもしれません。本編の方こうご期待ください。



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